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部長職

引退まで、長いようで短かった2年半

そのうちの1年ちょっとを部長として過ごしました。

次の部長さんへのメッセージを込めて、私が部長職を通して感じてきたことをただ書きます。

すべて持論!あくまでも持論!

完コピする必要はない!

私が1年生の時の部長さんは、いつも明るくて部のムードメーカー的存在でした。
ダンスにしなやかさも力強さも兼ね備えていて、踊っている時の表情がすごく楽しそうでした。行動で示してくれるタイプだったなと思います。先輩のお茶目な一面を見て、この人は愛嬌もあってダンスも上手で完璧だ!神だ!と思っていました。

私が2年生の時の部長さんは、情報共有が上手でした。連絡をこまめに入れてくれて、文章もとても分かりやすかったです。
積極的に前に出るタイプではなかったように思いますが、後輩を含め、いつでも周りを見ていて、気にかけてくれていました。
Theサバサバ系という感じで、他の先輩と喋ってるだけなのにコントみたいになっちゃってるのを見てるのが好きでした。

どちらの部長さんも、それぞれの形があって素敵でした。

2人見ただけでも、それぞれの形があります。

だから、「先輩のやり方はこうだった!」と考えすぎる必要はないです。
あくまでも、「先輩はこうやっていたな」と参考にすることが大切だと思います。

その時の状況によってやり方を変えた方が良い

当たり前のことのように聞こえますが、今までのやり方に縛られないのは案外難しいです。

しかし、必要なのは自分たちがやりやすい方法をその都度見極めることだと思います。

先輩を完コピするのではなく、参考にしてまねぶ!(真似して学ぶ)ことが必要です。


仲間がいるから大丈夫!

部長になると、今までと比べ物にならない責任を背負うことになります。

部活の代表なので仕方ない!光栄なことです。

でも、これには覚悟が必要です。

そのプレッシャーは、1人では耐えられないと思います。

どんな時でも仲間の支えがある!
私には仲間がいるから大丈夫!

と考えて、あまり神経質にならず、

なんとかなる!

と思うことも時には大切です。

あまり追い込みすぎても心がパンクするので!

それを支えてくれるのが仲間です。

部長である以前に、部員であり、仲間なので、とにかく頼った方が良いです。

いつでも楽観的でいて良いわけではありませんが、仕事を一人で抱え込んだり、部長だからと全部自分でやろうとする必要は無いです。

少なくとも私は、最初の方は心がパンクする日々を送っていました。

そんなに器用な人ばかりではないので、自分を過信しない方が良いのかもしれません。

頼る!甘える!も大事です。


周りを育てることも仕事

リーダーとしてやるべきことは大きく2つだと思います。

『自分の行動で見せること』と
『周りに仕事を振ること』です。

部に渡される仕事の大抵は部長が指示を受けるので、すべて自分でやってしまった方が早いと感じることもあると思います。

しかし、それでは自分がパンクしておしまいな上に、組織として育ちません。

部長職は責任を背負うとともに、権力を持ちます。
その権力を上手に使わなくてはいけない!

その使い方のひとつが
『周りに仕事を振ること』です。

この人は先を見通す力があるから、スケジュールを組んでもらおう

この人は絵が上手だから、ポスター作りをお願いしてみよう

この人はよく声を出すことができるから、アップ係に任命しよう

など、適材適所で仕事を振ります。

それぞれが自分の仕事を持つと、その任務を果たすためにみんな頑張ってくれるので、自分だけでなく、周りも一緒に成長出来ます。

任務中に出てきた不安要素をピックアップしてコンタクトを取るのが部長であり、任務達成までの責任を担当者と一緒に背負うのが部長だと思います。

みんなの1番近くにいる存在でありながら、1歩引いて全体を見る立場である

すごく難しいけど、こうやって組織を支えるべきなのではと思います。


もうひとつの権力の使い道

後輩から先輩に物申すのは難しいので、先輩から後輩に話しかけるのが大切だと思います。

今日の調子どう?

最近の部活どう?

大丈夫?困ってる事ない?

何かあったら言ってね!

私はとにかく、みんなに話しかけに行くように心がけていました。

話しかけるきっかけとかは特になく、おはよう!とか、お疲れ様!くらいの感覚で!

部員の身体と心の状態、今部内で起こっている状況、悩み事の有無などを知るのも、部長の大切な役割です。

後輩からしてみれば、先輩が気にかけてくれているという安心感もあると思います。

普段からそう接していれば、きっと何かあった時に相談してくれると思ってやっていました。

そうして何か困っていることが上がった時は、権力の出番です。

今こういう状況があって、このように改善したいから、こういうことがしてみたい!

部の代表として、先生に提案してみたり、仲間にアンケートを取ってみたりして、より良い方向へ導いていく

その道中で失敗することもあると思いますが、次に活かせれば、全然問題ないです。
やらかしてしまった時の後処理さえしっかりやれば!その都度対応して軌道修正すれば良いと思います。


引退する時、後輩たちに3年生がいなくなるのは寂しいと言ってもらえました。
なんて幸せなことだろうと思います。

普段の接し方次第で、後輩からの信頼度や親密度が変わってくるなと実感した瞬間です。


何でもやってみよう精神!

全国大会前、作品の中で
「チャレンジしてみよう!」という声掛けがありました。

「チャレンジする」って、うーん、難しい😐

なぜ難しいんだろう?と思った時に、お手本がいないからだなと思いました。

みんなが沢山チャレンジしている空間であれば、きっとチャレンジすることを難しく感じなかったと思います。
まず真似してみれば良いので!

私も何度か声掛けをしていましたが、声掛けよりも先に、もっとみんながチャレンジしやすい環境を作るべきだったのかなと思います。

真面目になりすぎず、もっともっとやってみちゃえば良かった!

先輩がチャレンジしている姿は、後輩にとって絶対に良い刺激になると思います。

そのチャレンジの結果が失敗か成功かではなく、チャレンジする姿がかっこいい✨️

何でもやってみよう精神!

大切にして欲しいです。


最初からは無理よ

部長になった瞬間、一気に仕事が増えます。

みんなをまとめること、
適切な判断で指示を出すことなどなど、
すべてを初めから上手にやるのは無理だと思った方が良いです。

だってやったことないもん!
出来なくて当たり前よ!

でも分かんないなりに一生懸命考えた!
そして行動に移せた!頑張った!偉い!

これくらいのマインドが大切です。

一生懸命考えた過程は、絶対に今後の力になります。

最初から完璧を求めすぎると、出来ない自分に嫌気が差します。

上手くいかない時ほど自分を責めたり、先輩と比べてしまったりするかもしれません。

しかし、先輩たちも2年半かけて成長した結果、今の素敵な姿があります。

1年ちょっとを部長として過ごして、沢山失敗しながら成長したからこそ、みんなに信頼してもらえる部長になりました。

1年以上の時間をかけて、ここに書いていることを感じてきました。

だから、最初から完璧を求める必要は無いと思います。

まだまだ経験不足!今は伸びしろだらけ!

それで大丈夫です。


次の部長さんへ

全国大会出場校の部長!名誉すぎる!
周りから見られてる意識を持って、胸張って過ごしてね!

部長の態度やオーラは、部の雰囲気に大きく関わると思っておいた方が良いです。

部長の不安そうな顔で、部は締まらなくなります。
部長の楽しそう顔は、きっと周りも笑顔にします。

先生に怒られて涙で顔がボロボロでも、部活中は部活モードに入って、どんな状況にあっても心を切り替えられる力が必要です。

仲間と支えあって、ひとつずつ乗り越えていってね!
苦しくても目標を忘れないこと!
踏ん張って!根を伸ばして!

焦らず、落ち着いて、君たちなら大丈夫‼️


最後に

読み返してみると、なんか偉そう😶

たった1年ちょっとが何言ってんだよ!
という気持ちを抑えて、ふーんと思ってもらえたらと思います🤲

まだ引退して1週間ちょっとなのに、もう創舞ロスすぎる、、🥲

ここからは文化祭に向けた準備で息抜きをしつつ、受験生頑張りたいと思います。

私も踏ん張る!根を伸ばす!

現役も頑張れ🌼

3000字以上もの長文!最後まで読んでいただき、ありがとうございました🙇🏻‍♀️

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