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SBI証券へのおすすめ入金方法とは?手数料と手順を徹底解説


証券口座に入金したらスピーディに反映されて、金融商品の取引などに使えるSBI証券。実際にSBI証券を使っているものの、入金する方法にどんなものがあるのか、どの金融機関を利用できるのかがわからずに困っている人も少なくないようです。

そこで今回は、SBI証券の4つの入金方法についてわかりやすく解説します。利用できる銀行や振込手数料、入金して取引に使えるようになるまでの時間、入金する際の具体的な手順についても解説するので、ぜひ最後までチェックしてみてください。

SBI証券の入金方法は4種類

はじめに、金融商品の取引などに使う資金をSBI証券に入金する方法を確認しましょう。

即時入金:スムーズな取引ができるおすすめの入金方法

即時入金は、口座を開設している銀行のネットバンキングから、SBI証券の証券総合口座にインターネット上で入金できる方法です。

即時入金は、入金した金額が金融商品を購入する資金の買付余力としてすぐに更新されるため、スピーディな取引をしたい人に向いています。振込手数料が無料なので、無駄なコストがかからないのも魅力です。

利用する際は、メガバンクなど大手銀行のネットバンキングやネット銀行の契約が必要で、すでに口座を開設している人はすぐに利用できます。

利用できる銀行は、2022年10月時点で住信SBIネット銀行・三菱UFJ銀行・三井住友銀行・みずほ銀行・りそな銀行・埼玉りそな銀行・関西みらい銀行・楽天銀行・PayPay銀行・ゆうちょ銀行・セブン銀行・スルガ銀行・イオン銀行の計13行です。

即時入金は基本的に24時間いつでも入金できます。ただし、SBI証券と振込を行う銀行のシステムメンテナンスの時間には利用できないので、事前にSBI証券の公式サイトで確認しておきましょう。

リアルタイム入金:地方銀行を利用している人におすすめ

リアルタイム入金は、開設している銀行口座からSBI証券の証券総合口座に、インターネット上で入金できる方法です。

ネットバンキングのサービスを使っていなくても、銀行口座の情報をSBI証券の公式サイトに入力しておくだけで使えます。金融商品を買付できる資金の買付余力がすぐに更新されるうえに振込手数料も無料なので、余計な出費も必要ありません。

多くの銀行で利用できるサービスで、特に地方銀行を普段から使っている人に向いています。利用できる銀行は2022年10月時点で、新生銀行・京葉銀行・阿波銀行・福井銀行・秋田銀行・愛媛銀行・南日本銀行・足利銀行などの計28行です。

リアルタイム入金を利用できるのは各銀行の利用可能時間に限られており、実際に資金が移動する入金計上日も利用する銀行によって異なるので注意してください。

例えば、入金日に関わらず翌営業日が計上日になったり、15時を境に計上日が変わったりする銀行も。計上日が遅れると、現金を担保に証券会社から資金を借りて大きな売買を行う信用取引などの追加保証金として、当日の入金が必要な場合に利用できません。

実際に利用できる金融機関や、各銀行の入金計上日を確認したい人は、SBI証券の公式サイトをチェックしておいてください。

銀行振込:ほかの入金方法に比べてメリットが少ない

銀行振込は、都市銀行や地方銀行などで開設している口座の窓口やATMから、指定された口座に振り込んでSBI証券の総合口座で使えるようにする方法です。ほかの入金方法に比べるとメリットが少ないので、利用する際は気をつけてください。
銀行振込では、振込手数料を利用者が負担しないといけません。利用可能な時間も、振り込みを行う口座の窓口やATMの営業時間に限定されています。

買付余力への反映も、SBI証券のシステムが確認してからになるため、時間がかかるのが難点です。金融機関の営業日14時以前に振り込むと1~2時間ほどで反映されますが、14時を過ぎると翌営業日の午前中になる場合も。

1日で振り込める金額に上限が設定されている点にも注意してください。はじめは1日の上限額は100万円ですが、SBI証券の公式サイトで設定を変更すると1,000万円まで引き上げが可能です。

1,000万円を超える金額を振り込みたい場合は、振込先登録届で振込先を指定しなければいけません。振込先登録届は、SBI証券の公式サイトの書類請求画面から手続きをして請求し、作成する必要があります。

参考:振込手数料マスタの設定について

振替入金(ゆうちょ銀行):ゆうちょ銀行を利用している人向け

ゆうちょ銀行を使った振替入金は、開設しているゆうちょ銀行の口座から、SBI証券の証券総合口座にインターネット上で入金できる方法です。

振替手数料は無料で、インターネット上でゆうちょ銀行の取引を行うゆうちょダイレクトを使っていなくても入金ができます。1回で振替できる金額は、1,000万円が上限です。

ゆうちょ銀行の振替入金は、2022年3月18日より入金してから反映されるまで4~5日ほど必要になりました。買付余力が更新されるまでに時差が出るため、注意してください。

例えば、平日の14時半までに受付が完了すると、入金予定日は4営業日後の11時に。平日の14時半以降・土日祝日・年末年始に受付が完了すると、入金予定日は5営業日後の11時になります。

SBI証券で入金をするときの手順を解説

次に、それぞれの方法でSBI証券に入金する際の、具体的な手順を確認しましょう。

即時入金を利用する場合

即時入金を使ってSBI証券に入金する場合は、SBI証券の公式サイトと入金に利用する銀行のネットバンキングを操作してください。以下では提携している銀行のうち、SBI証券と同じSBIグループの住信SBIネット銀行を利用する手順を解説します。

まずはSBI証券の公式サイトにログインし、上部に表示されている「入出金・振替」をクリックして、「入金指示」画面を表示させてください。画面の中から実際に利用する「住信SBIネット銀行 即時決済サービス」を選びましょう。

住信SBIネット銀行の振込指示を入力する画面が表示されるので、希望する内容を入力します。振込金額とSBI証券の取引パスワードを入力して「振込指示確認」ボタンを押しましょう。

画面が切り替わって入力した内容が表示されるので、内容に問題がなければ「振込指示」のボタンを押してください。

続いて、住信SBIネット銀行のログイン画面が表示されたら、手持ちの口座の支店を選びます。住信SBIネット銀行のユーザーネームとWEBログインパスワードを入力してログインすると、先ほどSBI証券で入力した内容が表示されるので確認しましょう。

入力した内容に問題がなければ、WEB取引パスワードを入力して確定してください。即時入金の振込を受け付けたことを確認する画面が表示されたら、ウィンドウを閉じても大丈夫です。

リアルタイム入金を利用する場合

リアルタイム入金を使ってSBI証券に入金するときは、先に銀行口座の登録を済ませる必要があります。SBI証券の公式サイトにログインし、上部に表示されている「入出金・振替」をクリックして「入金指示」に移動してください。

画面の中からリアルタイム入金の部分に表示されている、振込先の金融機関のバナーを押しましょう。リアルタイム入金に使用する口座を登録する画面が表示されるので、「金融機関口座の登録へ進む」ボタンを押します。個人情報使用許諾同意の確認をしたら、次に表示される各銀行のページで口座振替受付サービスの手続きをしてください。

銀行口座の登録が完了したら、SBI証券の公式サイトをもう一度表示させましょう。先ほどと同じようにリアルタイム入金の画面から振替先の銀行を選ぶと、リアルタイム入金の振込指示画面が表示されます。

振込金額とSBI証券の取引パスワードを入力して次に進むと、入力した内容を確認する画面が表示されるので、問題がなければ「振込指示」ボタンを押しましょう。入金に使用する金融機関の公式サイトに切り替わるので、画面に従って手続きを行います。

入力が完了して、SBI証券のページで振込指示完了と表示されたら手続きは完了です。実際に入金した内容の詳細は、SBI証券の公式サイトの「入出金・振替・操作履歴」で確認できます。

銀行振込を利用する場合

SBI証券に銀行振込で入金する場合は、指定された3つの振込先からいずれかを選んで事前に申し込む必要があります。

SBI証券の公式サイトにログインし、画面上部の「入出金・振替」から「銀行振込入金」のページに記載されている「銀行振込お申し込み」ボタンを押しましょう。振込先の金融機関として三井住友銀行・三菱UFJ銀行・みずほ銀行のいずれかを選び、SBI証券の取引パスワードを打ち込むと手続きが完了します。

15分ほど経つと、指定した銀行に手持ちの銀行口座の窓口やATMから入金が可能です。

振込先の銀行の支店と口座番号は、SBI証券の公式サイトで確認できます。画面上部の「口座管理」を押して、「お客さま情報 設定・変更」から「お取引関連・口座情報」「入金サービス」と進んでチェックしてください。

あらかじめ振込先の口座を申し込んでいる人も、SBI証券の公式サイトで支店と口座番号を確認できます。SBI証券の公式サイト上部に記載されている「入出金・振替」を押し、「銀行振込入金」から「振込口座の確認」と進むと、振込先の口座が記載されているのでメモをしておきましょう。

振替入金(ゆうちょ銀行)を利用する場合

ゆうちょ銀行の振替入金を利用する際は、あらかじめ書類で申し込み手続きをする必要があります。

SBI証券の公式サイトにログインして、画面上部の「口座管理」を押し、「お客さま情報 設定・変更」から「お取引関連・口座情報」に進みましょう。画面をスクロールして「入金サービス」の項目から「書類請求」を押し、「入金サービスに関する申込書」を送ってもらうように依頼してください。

依頼したらSBI証券の翌営業日に書類が発送されるので、届いたら中身を確認し、手持ちのゆうちょ銀行の通帳番号やSBI証券の口座番号などを記入して返送しましょう。

書類を返送した3~4週間後に、ゆうちょ銀行の振替入金が利用できるようになります。SBI証券のメッセージボックスに振替入金ができるようになったと連絡が来るので、チェックしておくとよいでしょう。

振替入金ができるようになったら、SBI証券の公式サイトにログインし、画面上部の「入出金・振替」のボタンから「入金指示」の項目に記載されている「振替入金(ゆうちょ銀行)」を選んでください

「ゆうちょ銀行振替入金サービス」の振替指示の画面に切り替わるので、振替金額とSBI証券の取引パスワードを入力しましょう。入力した内容が間違っていないか確認し、「振替指示」を押すと手続きが完了します。

手続きが終わると「照会」ボタンが表示されるので、ボタンを押して「入出金・振替 操作履歴」に進むと、実際に振替入金した内容を確認することが可能です。

SBI証券の入金方法に関してよくある質問

最後に、SBI証券の入金方法でよくある4つの質問を紹介します。

新NISAのつみたて投資枠の場合はどこに入金すればいい?

つみたて投資枠をSBI証券で行うときは、SBI証券の証券総合口座に入金しましょう。証券総合口座内で資金を移動させるような手続きは不要です。

つみたて投資枠を証券会社で行うには、専用のNISA口座を開設する必要があります。ただし、新NISA口座は証券総合口座内に開設されるので、SBI証券の証券総合口座に資金を預け入れれば、そのままつみたて投資枠で投資信託などの金融商品の買付が可能です。

上記で紹介した4種類の入金方法のいずれかを使って、SBI証券に送金しましょう。

コンビニATMから入金はできる?

コンビニATMからSBI証券に入金する場合は、ATMを操作して銀行振込で入金しましょう。

2020年10月3日以前は、SBI証券のキャッシュカードとJCBカードの2タイプのATMカードを使って、コンビニATMから入金ができました。現在ではATMカードを使った入金はできないので、コンビニATMから銀行振込でSBI証券に入金してください。

銀行振込と同じ入金方法になるので、あらかじめSBI証券の公式サイトで、振込先として三井住友銀行・三菱UFJ銀行・みずほ銀行のいずれかを選ぶ手続きをしておきましょう。

入金手数料や利用可能時間帯は、利用するコンビニATMによって異なるので、あらかじめ利用するコンビニATMの公式サイトで確認しておいてください。

クレジットカードで入金はできる?

クレジットカードでSBI証券に入金したいなら、投資信託を三井住友カードで買い付ける方法があります。

対象になるのは積み立て投資が可能な投資信託に限られますが、金額に応じて三井住友グループのVポイントが最大2%もらえるので、最初からポイント分のリターンを確保できてお得です。
クレジットカードを登録して積み立て投資の設定をしておけば、証券総合口座の残高を気にせずに自動で積み立てができます。以下の記事では、ネットや雑誌で人気の三井住友カード8枚を比較しているので、クレジットカード選びの参考にしてみてください。

ハイブリッド預金から証券口座に振替はできる?

ハイブリッド預金は、買付余力にそのまま反映されるので、振替手続きは必要ありません

ハイブリッド預金は、SBI証券の証券口座を連携させて使える住信SBIネット銀行の預金のこと。普通預金として使えることはもちろん、SBI証券の口座へ送金しなくても取引に使えます。

例えば、株式や投資信託を購入するための資金や、現金を担保に証券会社から資金を借りて大きな取引ができる信用取引の保証金などに利用が可能です。

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