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ADHDを隠してきたキャリアを振り返る

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僕はADHDである。しかし誰にも明かさずに働いている。色々思うことがあって、せめてネットだけでは本当の自分を残したいという気まぐれで、自分のキャリアを振り返った。
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#私の学び直し

ADHDを隠して働いてきたが耐えられずカミングアウトする話

僕はADHD(注意欠如・多動症)である。だが、誰にも明かしていない。診断されて8年経つ。今更、打ち明けるのは人間ドッグで精密検査のオンパレードで、いよいよ死ぬかもしれないと慄いてしまったからだ。 現実で打ち明けられない分、せめてネットでは自分のことを伝えたいと思い、自分のキャリアを振り返ることにした。 「あの人は発達障害じゃないか」と職場でされるたびに、心臓が高鳴る。ADHDであることを黙って働いているからだ("クローズ就労"という)。 僕はIT企業の人事労務担当として働

ADHDを隠してきたキャリアを振り返る(転職と社会保険労務士の受験の決意)

僕はADHDである。しかし誰にも明かさずに働いている。色々思うことがあって、せめてネットだけでは本当の自分を残したいという気まぐれで、自分のキャリアを振り返った。 今回は、転職と社会保険労務士の受験を決意するまでの契機をまとめた。 ※下記の記事の続きです。 社員の死から転職を決意僕が人事労務課へ異動して、約1年半が経過した。薬の増量や、上司に恵まれたこともあってか、何とか働くことはできていた(人事評価は・・・だけど)。 一方で「何とか働ける」が故に、業務量も増えていた。先