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カルフォルニアの医療保険(留学生向け)

アメリカの医療保険はかなり高いことに加えて、複雑なところもありますので、私がロースクール留学時に検討した医療保険を以下にまとめてみました。私は当時、この辺の情報を持っておらず、いろいろと苦労したのですが、皆様には、こちらの情報を参考にしていただき、少しでも安く、適した保険を選択していただきたいと思います。なお、私が留学していたUC Berkeleyが学生に提供するBerkeley SHIP (Student Health Insurance Plan)についても記載しております。補足、誤り等がありましたらコメントいただけますと嬉しいです。

① ISO

Berkeley Lawでは、Berkeley SHIPへの加入が義務付けられており、一定の要件を満たした保険に加入する場合に、Berkeley SHIPの放棄が認められるのですが、私は在学中に、Berkeley SHIPよりも安く、放棄要件を満たすこちらの学生向け医療保険(ISO)を発見し、春学期はこちらに入りました( https://www.isoa.org/ )。保険料は被保険者の年齢にもよるようですが、私の場合は、Berkeley SHIPですと$2,231 per semesterのところを$1,600 per semesterに抑えることができました。カルフォルニアの他の大学であっても、放棄の要件を満たすと思いますので、各大学の医療保険と、保険料、保険の内容等を比較して検討されてください。なお、こちらの保険は、眼科を含んでいないようですので、その点は考慮していただいた方が良いかと思います。

②Medi-Cal

カルフォルニア州が提供しているMedi-Calという低所得者向けの保険もあります。

Medi-Calの中にも様々な種類の保険があるのですが、一部の保険は、保険料も治療費も無料で 、保険が対象とする病院で診察を受けることができます(私は、カルフォルニアで娘が生まれましたが、こちらの保険を利用して出産に係る費用も含め、一切負担しませんでした。)。ご家族がいらっしゃる方は、滞在中、全員を大学の医療保険に入れると大変なことになりますので(Berkeley SHIPの場合、4人家族ですと$2,231 per semester×4でした。)、この保険を選択することも考えられます 。ただし、当該保険が適用される病院のリストが存在しないため、診察を受ける場合には、各病院に直接確認して当該保険が適用されるかどうかを事前に確認する必要があります。また、Medi-Calは各カウンティーがそれぞれ運営しておりますが、窓口や手続担当者が適当ですので(そもそもアメリカ人自体がかなり適当なのですが)、重要な手続きでよくミスをしますし、保険が適用される病院で診察を受けたにもかかわらず請求書が送られてくることも頻繁にあります。さらに、電話受付の方が外国人に適用されるMedi-Calについて十分な知識を有していないことも多く、よく誤った指示を受け、かなりストレスの溜まる運用になっています。なお、この保険によって、ご本人がBerkeley SHIPを含め大学の医療保険の放棄要件を満たすことができるかという点については、Berkeley Lawで例を聞いたことがありませんが、Business Schoolの方で放棄が認められたという方がいましたので、試してみる価値はあるかもしれません。

③ Berkeley SHIP(UC Berkeleyに興味がある人向け)

Berkeley SHIPは、私が通っていた2017年ー2018年で$2,231 per semesterとかなり高いのですが(昨年は$2,373 per semesterと値上がりしているようです。)、予防接種、視力検査、コンタクトレンズ受領等を無料で受けられるようです。

この保険の場合、キャンパス内で診療を受けることもできるので、アメリカの通常の医療保険がかなり高いことも踏まえて(Berkeley SHIPと同等のサービスを求めると、Berkeley SHIPよりも高くなる場合がほとんどです。)、Berkeley SHIPを好んで選択するという方もいます。

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