キーエンスの営業極意

今週読み始めた本。これは必見。

国内トップ 3の時価総額、メーカーとして驚異の利益率、そして上場企業の中で屈指の高賃金。

キーエンスを形容するキラーワードの多さに

「一体どのような企業文化があるんだろう?」

と気になっていたのですが、
その謎を紐解ける良書と感じながら読み進めています。

実際に自社内にも取り入れたい考え方が多く、

・商談のレベルを引き上げる「ロープレ」 1000本ノック

・顧客の前でどれだけデモを見せたかの回数も KPI(重要業績評価指標)として記録

・営業担当者は商談の前と後に、必ず外報を記入する。どんな準備をしたか。どこを訪問して誰と会ったのか。反応はどうだったか。を上司と共有

・社員の評価は結果ではなく、「プロセス」重視

・報酬に反映する KPIに設定しているのは、「やれば確実にできるもの」

など、まだ半分も読めていないが、参考にしたいことばかりでした。

特にバリバリの成果主義の営業会社だと思っていたので、プロセス重視の評価制度というは目から鱗でした。

ただ、この考え方は「頑張って長時間働いてたから残業代を多く払う」とかそんな曖昧なものでは無く、定性的・主観的な評価を極限まで排除し、努力量を数値化した上で評価するという方法になっており、
「教育制度が完成されていて、社員が間違った努力をしない」からこそ、そのような評価制度が組めるんだと思います。

ここまで社内の仕組みを突き詰めて構築している話を聞くとキーエンスという会社がいかに無駄のないスマートな企業かということが分かり、痺れます。

スマートという価値観を大切にしていることに気づいた自分がこのタイミングでこの本に出逢うのは運命的な気がします。

この感度が高い内にしっかりキーエンスの文化を吸収して、自分が働く会社での仕組み作りに活かしたいと思います。

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