著者×デザイナー×編集者「3年の星占い」(石井ゆかり著) 制作よもやま話⑤
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著者×デザイナー×編集者「3年の星占い」(石井ゆかり著) 制作よもやま話⑤

すみれ書房

人気シリーズ3作目となる「3年の星占い2021-2023」。発売すぐに増刷も決まり、好評発売中です!(2021.2.5現在累計29万部超)
このたび、「制作よもやま話」として、著者の石井ゆかりさん、デザイナーの石松あやさん(しまりすデザインセンター)、編集者の飛田による鼎談を企画しました。制作の裏話をどうぞお楽しみください!
(鼎談は2020年12月末、ZOOMにて行われたものです)


各星座のテーマカラー

石井(著者)
(背を見ながら)このへんの色はどうやって決めたんですか? いつものテーマカラーですか?

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石松(デザイナー)
そうです。12星座あるから、区別するのになんか決めないとわからなくなっちゃう。「オレンジは、獅子座」というふうに。後から管理しやすいかなというのもあるし。それと本屋さんでどれが自分の星座か探しやすいかなと思って。ここはやっぱりこうしておいたほうがいいだろうと思ってやったんですよね。

石井
12星座シリーズからずっとですよね?

石松
そうですね。

石井
そこは考えられていたわけですね。

石松
絵に合わせると全部白くしたくなっちゃうんですけど。

石井
結果的に3年と、歴代3年3冊と12星座シリーズを並べて写真撮ってくださっている方がいて、統一感があってかわいくなりましたね。

画像2

12星座シリーズ(2010年)のときから各星座の主色は変えずに。
写真の「蟹座」はパールグレーと桜色。



飛田(編集者)
この本って書店さんが長く、ちゃんと3年間置いてくださっていて。平積みより棚差しでいる時間のほうが長い。せっかくの表紙だけど背を見られることのほうが多い。だから、この窓を開けてくれたのはすごく良かったなと思っています。窓というか、人の。

画像3

石松
それは私が、自分も本屋さんに行って、背を見て、「これどうかな?おもしろそうかな?」って本を選んでいるので。取っかかりに中身の絵が入っていたほうが手に取りやすいというのはすごく感じていて。デザインするときに、背に中のイラストを入れることは多いです。

飛田
かわいいから、早速みんなプレゼントにしてくださってるみたいです。


3年後のこと


飛田
3年間って短いようで長くて、向こう3年って全然見えないですよね。3年前にこのシリーズを出したときは、文響社に入ったばかりで、なじみたかったので、営業の人たちとチームになってうれしいなと思っていて……。それから3年しか経ってないのに、今、ひとりで自宅で仕事している。ちょっとおもしろい。
3年後何をしているんでしょうね、未来予想図。どうなってますかね、石松さんは。

石松
わからない(笑)。私はあんまり感じないんですけど、私のまわりはすごく変化してて、グレートコンジャンクション感がすごいあるんですよ。私自体はそこまで変わってなくて、なんか焦るというか。

飛田
変わってなくて焦るんですか?

石松
無理やりグレートコンジャンクション感出したほうがいいのかな。

飛田
グレートコンジャンクション感って、それもすごい(笑)

石松
なんか強引に身の回りを片付けようとしているんですけど(笑)

飛田
今回って原稿を読んでいても、牡牛座と水瓶座が主役感があったんですけど、次の3年の主役は何座になるんですか?

石井
牡牛座、双子座、蟹座あたりですかね。でもそうか。冥王星が動くから、また水瓶座はなんだかんだありますね。2026年までですもんね。2026年まではけっこうバタバタだと思います。双子座も大変だし。

飛田
次は2024、2025、2026ですもんね。

石井
長丁場の星(天王星・海王星・冥王星)が動く時って、書きづらいですね。

飛田
書きづらいといえば、石井さんを含め、今回のグレートコンジャンクション2020年はいろいろな方が触れていて、石井さんの原稿にもあったけど、もうちょっと国際紛争みたいなのが起こるような気がしていらっしゃったという。

石井
疫病とは思わなかったですね、もっと人為的なことかなと思ってました。このコロナ禍は、今後、歴史の教科書に載っていくような、記憶に残る出来事となると思うんです。占いの記事に求められるものって、どうしても『来年の世の中はどうなる?』みたいな大きなことと、『私の生活はどうなる?』というミクロなことと、スケールが両極端になるんですね。二つを別々に語る感じになるんです。でもこの2020年から2021年という時間は、自分個人の生活と、歴史とか時代、社会とかいったものとが、本当に切っても切れなかった。そういうことを語る言葉が、少なくとも私には、まだまだ足りないなと思いました。


石井
 (話はまた、装丁のことに戻って……)
このデザインは、石松さん的には自然に出てきた、という感じなんですか? 私からするとすごく斬新に思えるんですが、挑戦的な意図というか、そういうのはあったんでしょうか?

石松
それは、ないかな。

石井
たぶん第三者の目には、ある種の意図を感じると思うんです。何か違うことをしてやろう、みたいな、仕掛ける感じというか。でも、お二人の話を聞いていると、それがほとんど感じられないんですよね。

飛田
ない。

石井
奇をてらったつもりは全然ない、ということですよね。

飛田
奇をてらってないですよね、全然。

石井
飛田さんは気づいてないと思うけど、この話のオチはたぶん、私はそれだと思います。こんな奇抜なものをつくっておいて「いや、奇はてらってない」って、ある意味スゴイ鼎談 (笑)。

石松
そうですかね。

石井
たいてい、みんな、自分の頭の中にあるテンプレートをもとに、目の前のあるものを判断しようとしますよね。でも、これはテンプレートにはまらないと思います。だから、あれ? なんだろうこれ? ってなる。

飛田
たぶん本田さんの絵が占いっぽくなかったんでしょうね。

石井
その絵に、さらにこのオビのタイトルの感じとかもびっくりしました。最初に見たとき、理科室とかにあるビーカーのラベルを思い出しました。あと、印刷屋さんとかに積んであるとき、自分たちでわかるように、目印として業務的に貼ってあるラベルみたいだなとも思いました。

飛田
いつでも剥がせる感じがしますね、確かに。

石井
そうそう。けどそうじゃないって気がついて、これはどうしたらいいんだろうって(笑)。そのくらい面白い、新しいものを創造したにもかかわらず、二人とも、「なんか、そうしかならなかった」みたいな感じで話しているのが、すごく面白いなと (笑)。

飛田
私はあれですよ。明るくにぎやかな感じにしたいと言っただけで、その先は本田さんと石松さんにお任せしたたので。

石井
ありそうなものにはめていったという感じが一切ないので。

飛田
でも石井さんの原稿もそうですよね。奇をてらった感満載ですけど、あの構成とか(笑)。

石井
普通の企画会議なら、多少はマーケティング的な話が出ますよね、どういう年代がターゲットになるかとか。でも、このシリーズは、私も含め、そういう話がぜんぜんないですね、考えてみれば (笑)。

飛田
3作目だからできたんですかね、やっぱり。ファンがいるということで。

石松
いまどき稀な。

石井
稀なつくり方だと思います。なかなかない。

飛田
ないですね。でもなんとなく、読者の方が一緒に年を取ってくれている感じがあっていいですよね。

石井
そうですね。

飛田
石井さんのファンって感じはしますよね、もともと読んでくださる方。

石井
確かに、ずっと読んで下さる読者の方々はほんとにありがたいです。期待に応えたいと、いつも思ってます。ただ、こういう部数になると、また別の話もありますよね。なのに、特に戦術的なものがない(笑)。

石松
ないのが戦術。

飛田
ないのが戦術ですけど、やりながら変化するのが楽しみですよね。次の3年もたぶん予定どおりにはいくまいと。

石松
天から啓示が降ってくる。

飛田
降ってくるんですかね?

石井
私よりずっとオカルトな感じで仕事してる(笑)。

飛田
怖いですよね(笑)。でも次は……ちょっと石井さんが死んじゃわないように。だってすごい量なんですもん、本当に。心配でした、体力的に。精神的にも。

石井
占いやる人間が言ってはいけないかもですが、先のことはわからないですね(笑)。

飛田
わからないですね。だから楽しみですね。3年後。ちょっと怖い(笑)。石松さん、50歳!

石井
みんなだから、身体を大事にして、いろいろな意味で生き延びましょう(笑)。

飛田
いや、本当ですよ。石松さんとのメールでいつも書いてたのは、「健康死守」。

石松
でも死守できなかったんです(笑)。

飛田
死守できなかったんですよ。私が先に倒れ、石松さんが倒れ。そんな感じで。

石井
やっぱり倒れちゃったんだ。心労もありますよね。ほんとにすみません……。

飛田
いや、心労はそんな、全然。もう本当石井さん原稿完璧だから。

石井
私も2回くらい寝込みました。

飛田
腸炎で熱が出たって。

石井
よく考えたら、肉とか脂っこいものを食べた次の日とかに熱を出してるんですよ。

飛田
もう無理ですみたいな(笑)

石井
もう年なんですよ。若いときと同じ感覚で食べて熱を出しているという(笑)

飛田
あんなに焼き肉食べてたのに、石井さん。もう無理なんだ。

石井
焼き肉がだんだん駄目になってきて。

石松
わかります。油ものがちょっと。

飛田
なりますよね。

石井
魚でもサーモンはちょっと、みたいな。

飛田
石井さん、しめ鯖は?

石井
しめ鯖はまだ。

飛田
大好物ですもんね、よかった(笑)。本当に健康で。

石井
3年後も元気で。

3年12冊

(おわり)

「3年の星占い2021-2023」の詳しい内容はこちら


★プロフィール★

石井ゆかり(著者)
ライター。星占いの記事やエッセイなどを執筆。
12星座別に書かれた「12星座シリーズ」(WAVE出版)は120万部を超えるベストセラーになった。『月で読む あしたの星占い』(すみれ書房)、『12星座』『星をさがす』(WAVE出版)、『禅語』『青い鳥の本』(パイインターナショナル)、『新装版 月のとびら』(CCCメディアハウス)、『星ダイアリー』(幻冬舎コミックス)ほか著書多数。
LINE公式ブログで毎日の占いを無料配信しているほか、インスタグラム(@ishiiyukari_inst)にて「お誕生日のプチ占い」を不定期掲載。
Webサイト「筋トレ」http://st.sakura.ne.jp/~iyukari/

石松あや(デザイナー)
グラフィックデザイナー。書籍のデザインを中心に、ポスター、ロゴマークなどグラフィックデザイン全般を手がける。ときどきイラスト。
グラフ株式会社、株式会社xenonを経て、2008年しまりすデザインセンター設立。
くいしんぼうの活版印刷愛好家でもある。乙女座。http://shimarisu-d.com/

飛田淳子(編集者)
実用書編集歴22年。出版社勤務を経て2018年12月にすみれ書房を創業。主な担当書籍に「12星座シリーズ」(石井ゆかり氏)、「男の子の育て方」「女の子の育て方」(諸富祥彦氏)、「家を買いたくなったら」(長谷川高氏)、「正しい家計管理」(林總氏)、「苔とあるく」(蟲文庫・田中美穂氏)、「自営業の老後」(上田惣子氏)など。お菓子が好きな二児の母。射手座。https://sumire-shobo.com/


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すみれ書房
東京都渋谷区にある「美しい実用書」の出版社。