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【ADHD+反抗期男子育児中】子供を信じることの大切さを知った話

我が家のADHD息子、13歳になった辺りから反抗の仕方が変わってきました。

これまでは私への信頼・愛情が見え隠れしつつの反抗でしたが、本格的に「うざい代表」「イラつく代表」、時には「憎い相手」が私になったようです。

正直、本当に傷付きます。病的な夜泣きから始まった悩みが尽きない苦しい苦しい育児を乗り越えられたのも、「この子には私が必要だから」という想いでした。(二人目もいるので定型発達の子供の育児も経験しています)

その本人から憎まれる状況・・・つらい!(真の憎悪でないとしても態度)
成長段階で必要なステップだとしても、「私もう育児ムリ」としか思えない日々を過ごすこと数ヶ月?半年くらい?

まして私は母子留学。子供と距離を置いて一定期間クールダウンすることもできません。
これまで勉強のことや人間関係の悩みで「日本に帰りたい」と思った経験はあるけれど、今回が一番キツイと感じています。

こんな時は、周囲に助けを求めるしかない!と考え、日本人・マレーシア人・韓国人・中国人・・とにかく色んな国の尊敬するママさんに意見を聞いてみました!

この記事では、そんな中で自分の心に響き、勇気を出して実践してみたら効果があったなと思うことをまとめたいと思います。


1.子供を信じなければいけない時期が来た

こちら、何人かのママさんからご指摘いただいた言葉です。時に心に響いたのはマレーシアの方からのご意見でした。

今の彼は、もはやあなたの支配下ではない。支配しようとするから反抗するのです。
勉強への姿勢・デバイスとの付き合い方・生活態度、彼を信じて最低限のことだけをやりなさい。
あなたが育てた子供なら、あなたの信頼に応えてくれるでしょう。

デバイスコントロールが息子の反抗のきっかけだったこと・勉強への姿勢もまだまだ甘々なこと・・
正直、この状態で「息子を信じる」なんてできない!!と思っていました。

しかし、もうどうにもならないくらい親子仲が悪い状態になっていたため、信じるも何も・・・悪く言うと「諦める」ような感じで放置してみたところ、思っていたより羽目を外さないようでした。

ここまでの2年半で、「勉強は成果につながる」「努力は実る」と言う成功体験を十分味わえたことがその理由の一つだと考えています。

勉強嫌い+ADHD+英語ができない息子の意識を変えた勉強方法については、こちらの記事を参考にしてください。

デバイスコントロールについては多少口出ししていますが、基本的にはアドバイスとも認識されないような言い方を心掛けています。

「諦める」ような気分でスタートした取り組みも、今は「彼を信じる」という気持ちを持って進められており、息子との口論の回数は劇的に減少しました。

2.自分だけが辛いと思うことを止める

やっぱり、息子は発達障害児ですから、「私は特別辛いんだ」と思ってしまうことがあります。息子は反抗期でなくてもキレやすく衝動性が強いためです。

また、自分の姉や妹の子供は反抗期が軽く、息子の反抗期の辛さを愚痴ったりすると「それって異常じゃないの?」という反応を返されるのも辛かったです。

しかし、お世話になっているマレーシアのカウンセリングの先生の意見は「特性に関係なく、これは反抗期男子の一般的な行動です」とのことでした。

なんだか、その言葉に安心したんです。
ああ、世の中で一定数のママは同じ悩みを抱えて戦っているんだなと・・・これは発達障害のせいではないんだなと知ったことで、私はとっても気持ちが軽くなりました。

3.アドバイス・命令を止める

引き続き、カウンセリングの先生からのお言葉。

この段階の男子は親のアドバイス・命令を極端に嫌います。
「それは良くないから〇〇をすると良いよ」
「それは良くないから〇〇にして」
「それは禁止だ」
このような言い回しは、彼の反抗心を強くします。
明らかに彼が間違っているとしても、上から抑えつけないようにしましょう。

命令口調はケンカの元なので、あまり使わないようにしていたけれど・・彼を思うが上のアドバイスは多かったと思います。
そのため、可能な限り余計なアドバイスは止めました。

それでも知っておいて欲しいことは、「もう分かっているだろうから言う必要ないだろうけど・・」と頭言葉を加えたり、「そうだよね、〇〇はそういうところちゃんとしてるよね」と相手の意見を聞いた後で、不要なアドバイスだったと認めるようにしています。

4.相手が求めたら側にいて求めていない時は離れる

さらに、カウンセリングの先生から「彼が話をしたそうなら話を聞き、話をしたくなさそうなら放置すること。反抗期とはそういうものです。」と教わりました。

なんとも、反抗期男子とは面倒な生き物です。

突然イライラされると「なんで怒っているの?」と聞いてしまいがちでしたが、先生の指示のもと「今気分が悪いのね、落ち着いたら話をしてくれると嬉しいな」とだけ伝えるようにしました。

その後、理由を話してくれること・くれないこと、「なんかよくわかんないけどイライラした!」だけ言われることなど、反応は色々ですが、基本的に放っておいた方が良さそうです。

5.夫が息子のクレーム担当になった

とは言え、母子留学は煮詰まります。
もとは私より細かい・神経質な夫と息子の相性はあまり良くありませんでしたが、物理的な距離が生まれた今では一緒に暮らしていた時より夫が息子に冷静かつ穏やかな対応ができるようになりました。

現在は夫に、息子から私に関するクレームを受け付ける係になってもらっています。

クレームを受ける時には、否定しない・命令しない・・アドバイスもほどほどに・・を心がけてもらいます。

家族とはいえ、一緒にいるとストレスが溜まるっていうのは理解できる部分なので、その点に関して私は全く不満はありません。

まとめ:反抗期っていつ終わるのかな

まだまだ息子の反抗期真っ只中の我が家ですが、最悪な時期は乗り越えたのかな・・次の波が来るのかな・・と思っています。
本当、反抗期っていつ終わるのでしょう。

「子育てって修行だな」という思いは、年々強くなるほどです。「耐える時」と考えると辛いので、なるようになるさ〜と思いながら過ごしたいですね。

今はただ、この反抗期の後に息子と一緒に笑える時間が増えますようにと願います。

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