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発達障害児育児の中で自分が成長できたこと

今日はちょっと真面目なお話。
発達障害児と定型発達児の両方の子供を育児して、個人的には発達障害児育児の方が忍耐が必要だと感じています。
そして、家庭内で全ての問題を解決できるとは限らないのも辛いところ。

でも、その発達障害児育児がプラスに働く部分もあったと思います。

今回は、息子を育てる中で自分が成長できたと感じる部分をまとめました。

発達障害児育児の中で自分が成長できたこと

私は元から比較的自分勝手に生きてきた人間なので、足りない部分が多かった自覚もありますが、息子の育児は私の自己成長に大きな影響を与えたと考えています。

他人と関わらないといけないことを学んだ

本来、私はあまり人と関わりたくないタイプでした。
特に人間関係はとても疲れるので、なるべく一人で過ごしたいという思いが強かったです。
本当に親しい人だけと、長く接点を持ち続ける感じです。
しかし、息子は人に迷惑をかけずに育てません・・。
先生や学校はもちろん、周囲の大人に理解してもらい助けてもらうことで、彼の成長を促せるようになりました。
マレーシアでは日本にいた頃よりずっと、心優しい人たちのサポートを受けて親子ともに心地良く過ごさせていただいています。

ネガティブなことを口にしない習慣がついた

私は嫌いなものは嫌いだし、はっきり批判もするタイプでした。
しかし、息子は私の意見に同調し過ぎて過剰反応する特性があります。
例えば、私が学校や先生の悪口でも言ったもんなら、息子はそのまま鵜呑みして「〇〇はクソだ!」や「〇〇のゴミが!」とか言い出します。
だから、私は基本的にネガティブなことは口にしません。子供の前で悪口も言いません。
マイナスな出来事も、プラスまたはニュートラルな感情で捉えられるように言い換えるようにしています。
言葉の力か、ネガティブなことを言わないようにすると、自分自身もポジティブな気持ちで過ごせます。

何にも思い通りにいかないことを学んだ

これは発達障害児子育てに限らないですよね。
「思い通りに子育てしたい」なんて考え自体が間違っているのかもしれませんが、何も予定通りに進みません。
我が家の場合、一番大きな計算ミスは息子が最寄りの小学校に馴染めなかったこと・そもそも発達障害児だったこと・・かな。
私は普通の家庭の普通の生活を想像していたため、小学校の近くに家を建ててしまいました。
家は一生に一度の買い物になる方が多いと思うので、子供の特性を見極めた上での住宅購入をお勧めします。
二次障害を防ぐためにも、子供に適した環境を用意してあげることが大切です。

自分に問題がある人ほど他人を見下すことを知った

一定数の無理解やディスアビティを持つ人間を見下す人々の存在も知りました。
これはもう、諦めるしかありません。
想像力の欠如と、人を下げることでしか自分を保てない可哀想な人生だったんだろうなと思うようにしています。
とは言え、自分だってこのような立場でなければ、どこまで人の苦労に親身になれていたかは分かりません。
また、ただの無理解については、息子と接点が多い相手には特性や発達障害についての情報を伝える努力をします。
これだけ発達障害児が増えている今なのだから、それはその人のためにもなると思うのです。
でも、特に息子と接点が少ない相手には説明するまでの努力はしないかも・・。

子育てとは忍耐であると学んだ

これも、発達障害児に関係なく手がかかる子を育てている親ならみんな感じていることですかね。
ただ、定型発達である娘の子育ての方が「子供の成長に喜びを感じる」頻度が高いと感じています。
息子にだって成長を感じているけれど、やっぱり全てがゆっくりかつ「戻ってない!?」と思うくらいの成長なので、忍耐の方が印象に残ってしまうんですよね。
ちゃんと成長はしているので、そんなこと言ってちゃいけないんでしょうけど・・
成果が見えにくい取り組みにストレスを感じてしまうのも、仕方がないような気がします。

まとめ:子育ては親育てとはよく言ったもんだ

「子育ては親育て」って的確な表現ですよね。
完璧主義で自己中心的だった私の子供っぽい性格は、息子を産んだことで大きく変化させる必要がありました。
ストレス耐性も、何がなんでも上げなければやっていけません。クヨクヨしている暇はないのです。
まだまだ未熟な母親ですが、彼がいなかったら楽と言えば楽だけど、もっともっと未熟だったんだろうなと思います。
「私も育ててもらってるんだな」という気持ちで、子供と一緒の時間を過ごしたいですね。


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