コロナ禍出産してきました。

唐突ですが子供を生みました。だいたい2800グラム（出生時）くらいの、元気な女の子です。

「くらい」とつけたのは何も個人情報保護とかそんなことではなくて、単に一体何gでこの赤子が世に生誕したのか、私のニワトリのような脳に記憶されていないからであります。

まあ何gで生まれたか定かではありませんが、毎日乳を飲み元気にうんこを漏らしているので大丈夫です。私は「こいつウンコばっかりしてんなぁ」としょうもない感想を抱きながら可愛らしいお洋服を洗うばかりです。

（……の前に、noteの使い方よく分かってないです、見にくかったらすみません）

しかしまさか、自分の出産がこのような社会情勢下となるとは想定もしていませんでした。

妊娠が分かったのは昨年、２０２０年の６月……くらい……？　いやこの辺も定かではありません。とにかく私の脳味噌はフンワリとしか働いていないのです。まあ１月末に出産してますのでおおむねそれくらいです。

１月に産んでいま記録残してんのかよ！　と思わられる向きもあるでしょうが、全くその通りです。ねえほんと私はなんでも遅いんですやるのが

妊娠が分かった時は「まあ産むころには落ち着いてるやろ」とフンワリしていました。

なんならお医者さんも「まあ出産に影響はそこまで出ないんじゃないかなぁ」とフンワリしておりましたがそうは問屋が下さない、がっつり影響が出ているのは皆様ご周知のところ。

陣痛が始まり分娩台に登ったワタクシの口には当然マスク！　マスクザマスク！（特に意味はありません）

病院に着くまでは「マスクなんかしてたら苦しくなってうまく集中できないんじゃ」なんて考えていましたが、数ヶ月に及ぶマスク生活の末もはや我が身体と一体化していたマスクは存在さえ気になりませんでした。

というか痛みでそれどころではありませんでした……

ただおそらく、長時間の出産になった場合は気になってしまうと思います。

私の場合は経産婦だったためか、二時間という超安産でスポンと……いえメリメリと産まれてくれたので（メリメリ生まれますよね赤ちゃんってメリメリって）気にならなかったのかなあと。

ほっと安心して病室（よく考えたら病気ではないんですがまあ便宜上病室で）へ向かい、さぁて4日間だらだらしますか☆と考えて気がつきました。

えっ退院するまで誰にも会えないの？

いや知ってたけど。立会も無理だったくらいですから！

コロナ感染が再び広まっていた時期だったか高止まりと言われていた時期だったか、すみませんやっぱり私のポンコツな脳味噌に記憶は残っていないのですが、とにかく立会出産および面会は全面禁止となっていました。

荷物の受け渡しもロビーでスタッフさんがしてくれる、とのこと……ですが当然夫は我が子に会えないわけです。

仕方ない？のでとにかく写真と動画を撮りまくって送りました。

上の子のときは生まれた瞬間から一緒にいたわけですから、娘になかなか会えなかったのは、夫にとってかなり寂しかったことと思います。

入院中の沐浴指導、退院指導、ミルクのメーカーさんのミルク作り教室、すべてマスクとソーシャルディスタンスに配慮された形でした。

距離があるとお話しづらくて…

上の子のときは割とみんなで世間話しながら受けていたような気がするのですが、全体的になんだか神妙な感じでした。

ただ、良かったこともあります。

産後、貴重な新生児期の一週間を、ゆっくり娘と過ごせたことです。

お見舞いもなく、ただ可愛らしく泣く娘を独占できたのは──とても、幸せな時間でした。

上の子は初孫ということもあり面会時間いっぱい、親戚だのなんだのがひっきりなしに出入りしていましたから。（ちなみに40℃の産褥熱が出てたけど誰も配慮してくれなかったよファッキン☆）

そういったこともあり、最初は寂しかったはずの静謐な空間が居心地良くなってしまって──

退院の日の朝、思ってしまったんですね。

ああ出て行きたくないな、──と。

ところで唐突ですが、神様って人間の機微とか分かんないから無理矢理お願い叶えるって聞いたことありませんか。

私は初詣（人混みをさけて三ヶ日ではなかったですが）、こんなお願いをしていました──お金が欲しいなぁ。なんて。

だからですかね

まさか産後２週間で、喘息で同じ病院に舞い戻ることになるとは思ってもいなかったのです。

（保険金が入りました）

お金ももらえて、病院にも戻れて──やったね二つもお願い叶ったね☆ ちゃうわ！

いやこんな叶い方は嫌！　ていうか病院に戻りたかったわけじゃない！

慌てて神様にお願いしなおしました。自分と親類縁者一同の健康及び財産に影響がない感じで金運が良くなりますように！　と！

来年の初詣も、そのあたり、十分に気をつけてお願いをするつもりです。

そうしてその頃には、コロナが落ち着いていればいいなぁ、なんて思っていたりするのでした。