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私が生きようと思った理由

おはようございます、こんにちは、こんばんは、スミレです!

初めての長文記事。なのですが、人によってはかなり暗い内容になると思います💦うつとか恐怖症とか、そういうの読みたくない!って方はそっと閉じてください🙇‍♀️

“実存的うつ”なるもの


私は今、高3生(受験生)なのですが、
ちょうど高2のおわりから春休みにかけて、実存的うつというものに陥りました。(専門家の診断を受けたわけではないのではっきりそうだとは言い切れませんが。)

「どうせ死ぬのになんで生きるの?」
「どうせ死ぬなら生きる意味なんてないのではないか」
そんなふうに考えてしまううつ状態のことです。(私はそのようなものだと認識していますが、独学で得た知識なので、間違いなどあればコメントで指摘していただけると幸いです、こっそり直します💦)

この実存的うつに陥っている間に、
タナトフォビア(死恐怖症)やクロノフォビア(時間恐怖症)にも同時になりました。

その当時の私の思考はというと、

  • どうせ死ぬのになんで生きるのかわからない。

  • どうせ死ぬなら生きる意味なんてないのではないか。

  • どんなものに対しても死を連想してしまい、周りの人たち、ニュースやバラエティに出演されている方、アニメのキャラクターなどを見て、「どうせ死ぬのにどうしてこの人たちは幸せそうなんだろう」とか思う。

  • 周りの人間が努力して生きているのを見て、「どうせ死ぬのに積み重ねになんの意味があるのだろう」とか思う。

  • 永遠の無の始まりである死が怖い。

  • 死を連想させるもの全てに恐怖心が湧く。

  • 1秒1秒、死が近づいているように感じて、時間が経つのが恐い。

  • 「人生」という概念がまるで無価値に思える。

虚無感と恐怖による絶望で自殺が頭をよぎったこともあります。(でも死ぬのは怖かったので何もやらなかった。)

そんな状態だった私が生きようと思えた理由を、何かの役に立てればと、ここからお伝えしていこうと思います。

私が生きようと思った理由

① 自分は今、冷静じゃないから

自分は今、冷静ではなく、冷静な判断ができていない状態である。そして、楽しめること、やりたいことができていない状態である。これは世間一般に言えば“良くない”状態であるが、その定義を信頼するならば、今の状況を人生の全てであると絶対視し、何かを決断するのは危険である。だからとりあえず何も判断せずに生きよう。

周りの人間は幸せそうだ。なぜ幸せに生きることができるのだろう。そんなふうに思っていた。

以下、答えに近づいた1つのきっかけとなったある人との会話。

自分が“良くない”状態であることを自覚していた私は、その人に、「精神科に行かせてほしい」と頼みました。自分は本気で辛かったし、私にそう言われたその人にも後に、そんなふうに言われて辛かった、と言われましたね...結局行かなかったけど...

理由を聞かれて、「どうせ死ぬのに生きる意味がわからない」と答えました。

その人は私に、

  • 根源的なことを考えても答えは見つからない

  • この歳になっても生きる意味はわからない

  • 自分もまだ右往左往している

と答えました。

それから、

  • スミレは今やりたいことができていない状態だ

  • 達成感というものがないと人間はしんどい

  • 何かやってみてダメだと思ったらいつでも変えればいい

と言いました。

その人の言ったことは、「普通に生きている人たちの当たり前」だったのだろうと思います。

ありきたりな答えだと思えるかもしれませんが、私は安心しました。その、「生きる上で当たり前のこと」を、自分は見失っているのではないかという新しい推測を得られたからです。

その当時の私の状況は、

  • 4年間、塾や進学校でのペースの速い勉強を強いられる状況に置かれて自分のペース(極度のマイペース)を見失って疲弊。

  • やってみたいという好奇心(おそらくHSS型HSP気質によるもの)だけで高校から運動部に入部し、2年間、かなりの時間を縛られて疲弊。

  • 進路について考えなければならない時期に、アイデンティティを見失って実存的うつに陥る。

  • HSP気質(HSS型/HSE傾向アリ)により人間関係で疲弊。

など、雁字搦めで心身ともに過労状態でした。(当時は全然自覚していなかった。)

その人の言葉によって、

  • 自分は今、冷静ではなく、また冷静な判断ができない状態なのかもしれない。

  • 自分は今、楽しめることも、やりたいこともできていない状態なのかもしれない。だから生きがいみたいなものを感じることができないのか?

→なら今の状況を人生の全てとして絶対視するのは危険かもしれない、もう少し待ってみよう。
と、一旦持ち直すことができました。

②絶望の反対側、私の死角にあるもの

絶望は行けるところまで追求したと思うけれど、幸福は「追求」していない。幸福という方向にある可能性を、自分は考慮していないのではないか。だとすれば、全てを悟って人生を諦めるにはまだ完全じゃないのでは。死んでいいくらい幸せと思えるまでは生きて幸福を追求することに価値があるのではないか?その先に自分が見落としている何かがあるのではないか?

自分はこの当時、絶望ばかりに目を向け、それに囚われているような感じだったと思います。

しかし、
そればかりに目を向けているということは、何か見えていないものがあるということなのでは?
私は、何か重大なことを見落としているのではないか?
そんなふうに思うようになりました。

そんな直感を肯定に傾けるきっかけとなったのが以下のWebサイトのグラフ。

↓引用元: https://www.ncgg.go.jp/ri/advice/25.html

自尊感情の高さで群分けした場合の
死に対する恐怖尺度得点


「高年齢」かつ「自尊感情が高い」人ほど死を恐れない。恐怖に囚われないことを幸せだと仮定するなら、幸せな人ほど死を恐れないのではないか?

そのように思ったことがきっかけで、私は、
「死んでいいほど幸せだと思えるまでは死ねない。何かを見落としたまま死ぬのはなんとなくプライドが許さない。私は多分まだ「幸せ」を追求していない。幸せを追求してみる価値というものはあるのかもしれない。追求した先で何か見つかるかもしれない」
と自分を鼓舞することができました。

絶望は行けるところまで追求したと思うけど、幸福は「追求」していない。幸福という方向にある可能性を、自分は考慮していないのではないか。

まだ、人生を諦めるには「完全」じゃない。
それが生きる大きな動機となりました。

③今、この瞬間のために

今、この瞬間、心地いいと思える何かがあれば、人間は過去にも未来にも囚われず、充実して生きることができるのではないか。

そう思ったきっかけは、数人で旅行に出かけたことでした。

昔から、あまり旅行は好きじゃありませんでした。なぜか楽しくなくて。

けれど、実存的うつの渦中で旅行に行ってみて気がついたことがありました。

この綺麗な景色を見ることにも意味がないんだろうなぁ、と絶望した瞬間もあったけれど、時間が経つうちに、一緒にいる人たちを見ていてだんだんと気づいたことがありました。

最初は、みんな楽しそうだなぁ、みたいなそれだけの感情でした。
でもふと思ったんです。みんなこの瞬間に過去も未来も何も考えていないのではないか。ただ純粋に、目の前の幸福を受け入れているのではないか。だから屈託なく笑えるのではないだろうか。

そう思って、みんなと同じような気持ちになろうとしてみました。そしたらびっくり、まだしんどいという気持ちはあったけれど、必死に今に集中しているうちに、この景色を堪能している今が心地いい、好きって思えたんです、!

その時、あぁ今まで旅行を楽しめなかったのは、今を楽しむってどういうことか感覚的にわからなかった(あるいは忘れてしまっていた)からなんだろうなぁと思いました。

この時ばかりは、必死にやればかなりの精度で共感できる自分のHSPらしい感受性の高さに助けられたと思っています。


まとめ


思いつく限り、生きようと思った理由を思い返して書いてみました。

いかがでしたか、?何か感じたこととかあれば、コメントしていただけると嬉しいです✨
(勝手ながら、スミレの精神衛生上、返信はしない予定です💦ですがありがたく拝読いたします‼︎)


最後に、こういうことを考えてきて、今思っていることを書きます。

人間の生み出す全てのものは、人間の価値観、つまりより良く生きたいという本能的欲求によって成立していて、人は、その本能的欲求を愛するべきだと思う。
幸せになりたいとどこかで希ってしまう自分の本能を愛し、そういう本能を持つ自分を愛するべきだと思う。
本能や欲望を軽蔑した先にあるのは、虚無と恐怖だから。
本能を愛し、幸せを受け入れ、自分を受け入れる。
そうすることで人間は生きていけるのだと思う。

生きる意味...私の中での今の時点での結論は、
人間が存在していること自体には意味などない(人間は人間が存在することの意味を自覚することができない)が、生きる意味というのは、人間が主観的に生み出した概念であり、人間は誰しもがそれを見出す潜在的能力を持っているのではないか、ということです。

正直な気持ちを言えば、今の私に生きる意味は特にありませんが、
今の私の全ては多分、「生きてみたい」です。




ここまで読んでいただき、ありがとうございました✨
みなさんがより良く生きることができることを願っています、!


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