「五月病」と仲良くなりたい話。
こんばんは、スミレです。
授業が楽しすぎて、平日だけど授業がない日を残念に感じられてしまうまでになりました。
さて、ゴールデンウィーク、近づいてきましたねぇ。
私の寝室には、家でゴロゴロする以外の予定がない、インドア派としてこれ以上なく最高なカレンダーが壁にかけられています。
当社のスミレはおうち時間を1番の心の栄養とする生態ですので。
休日自体は好きなのですが、ゴールデンウィークには警戒心を覚えます。
何故って、五月病が怖いから。
毎年毎年、飽きることなく無気力になっています。なまじ真面目なもんで、「この無気力は己の怠惰のせいだ!」とも思ってしまうという追い討ちでノックアウトされています。
高校時代が特に顕著で、気合いで五月病を回避しようとしたことがあるんですよ。そしたらどうなったと思います?
五月病を回避した代わりに、六月病になったんですよ。もはや生きる屍状態で生活する期間がありました。
専門学生になった今、同じ轍は踏みたくない。
でも連休目前にして疲労度がMAXに近いという有様……。
定期的にお会いしている精神科の先生も、「連休明けがちょっと心配だね〜」と仰っていましたし。
ついでに言うと抗うつ薬と睡眠薬がちょっと増量されました。五月病へのお膳立てはバッチリ(?)。
こりゃ詰みかもしれんなぁ、と思いかけた瞬間も多々あります。
が、時々、そういった不安を一切感じない時間もあります。
それが、自分の「好き」と向き合っている時間です。
分かりやすい例だと趣味ですかね。自宅でアコギ弾いたり、ベッドでうつらうつらしたり……辺りが私のお気に入りです。
直近では、専門学校の授業で思う存分「好き」に浸る時間がありまして。
ある授業で、1つのテーマを決めて、10のチャームをデザインするという課題が出されました。
例えば、「朝起きてから家を出るまでにやっていること10選」とか、「今日身につけているアクセサリー10選」とか、「好きな果物10選」とか。とにかくなんでも良いから10個デザインして、という内容です。
私は「好きな小説10選に登場するキーアイテム」というタイトルで10個のチャームをデザインしました。渾身の作なので見せびらかしたい気持ちもありますが、学校に提出する課題なので流石に自重しようと思います。
デザインする、と聞くと、大層なことのように聞こえるかもしれません。でも実際は、「好き」なことをそのまま使える簡単な作業です。
これが中々すごい効能をもたらしてくれるんです。先述の通り不安や悩みを忘れられるのもありますが、もう一つ。
心地よい形でエネルギーが湧き出てくるのです。
課題の話でいくと、土日の宿題として家に持ち帰ったプリントに対して私は「最近疲れてるし、土日でギリ終わればいいな」と思っていました。
宿題やるエネルギーなんてない、と思いながらも、締切日に間に合わせたくて渋々取り組むことに。
さてさて、まずは家にある本から10冊を厳選してこないと。
なんとか選び終えたら、キーアイテムも1個ずつ選ぼう。
挿絵を参照したり、文章から想像したりしてチャームのデザインにしていこう。もちろん着彩も忘れずに。
最後に各アイテムの解説や小説全体のあらすじなんかも書き添えて……
かなりの作業量でしたが、土曜日だけで仕上がりました。本当は翌日に持ち越そうと思っていた作業も、いつの間にかやり始めていて、いつの間にか終わっていました。なんならオンライン上での提出も済ませた次第。
ちょっと待って、私のどこにそんな元気が残っていた?考えてみても、平日で気力体力は使い果たしていたことに違いはない、だってあの通勤通学ラッシュだぞ……。
もしや、新しく湧いてきたのか、あの心地よいエネルギーは。
そんな経緯で、「好き」の凄さを体感しました。
あともう一つ。飯は抜いちゃいかんな、と思いまして。
昨日の授業では課題用の指輪制作に取り組んでいましたが、ケアレスミスが続くのなんの。
せっかくヤスリをかけても、超硬ヘラのターンでまた傷をつけてしまう、その傷を消すためにまたヤスリをかけ、ヘラでまた傷を……はて一体どれほどの時間を、この負のループに吸われたことか。
そして磨きも寸法も上出来だったのに、「silver」の刻印だけがガッタガタになってしまう始末。
うちの学校、休み時間でも作業していて良いんですよ。だから昼食時間を作業時間に使ってしまうことも可能です。
昨日はちょっと迷いました。ミス続きの惨状を挽回すべく作業を続けるか、母が用意してくれたお弁当を食べながら休憩するか。
流石に、人様が用意してくれた昼食を無視はできません。渋々ではありましたが、「とりあえず一旦食べるか……」と判断しました。
勉強とか仕事とか、やらなきゃいけないことがある時の食事ってどうにも億劫だと感じます。お腹は確かに空いたけれど、食べるのが面倒だな、と。
でも逆を言えば、強制的に休息を与えてくれる時間でもあると思うのです。
食べている間に脳内反省会を開くこともありますが、つまり「次はどうすればいいか」とじっくり考えていい時間になることでもあります。
さっきまでは焦りに駆られて、乱雑な作業になっていたかもな。
食べ終わったら、ゆっくり、じっくり、丁寧に、って意識しながら再挑戦してみよう。
自分一人だけで頑張るんじゃなくて、先生やクラスメイトとも相談し合ってみよう。
何より、楽しいと思う余裕を無くしちゃいけないよな。
首や肩もカチカチになってきたし、作業に入る前に軽くストレッチしてみるか。
仕上げにデザート代わりのチョコ菓子を堪能すれば、あら不思議、気持ちは晴々として上を向いています。
結果的に指輪作成は順調に進みましたし、モノづくりを純粋に楽しむこともできました。
こうすれば私は大丈夫になるんだ、と気づいたと同時に、「五月病って必要なものなんじゃないか」と考えるようになりました。
新生活のスタートは誰だって頑張らざるを得ない、だって環境がガラリと変わるもの、いつも通りではいられない。
頑張って頑張って、頑張り続けて。
でもよく考えたら、ずっと全力では倒れてしまう。
だから、五月病という急ブレーキをかけてでも、一旦止まらないといけないのかもしれない。
そしてその時間を、自分の「好き」に使ったり、とりあえずでもいいからご飯を食べたりして、これからを心地よく生きていけるようにすればいいのかもしれない。
まあ自分に合うやり方は人それぞれですので、具体的にどうすればいいかはご自身で考えていただきたいです。
ただ一つ言えるのは、疲れているということは相応の頑張りが裏にあって、「頑張っていたあなた自身」は確かに存在しているということです。
……あれ、一つじゃなくて二つだったかも。
連休も五月病も、のんびりじっくり生き抜けば、そのうち丁度いい力加減で生活できるようになると思います。しんどかったら、リアルでもnoteでも、誰かと接するのもアリですし。
そんなわけで、私は授業がない今日をのんびり生きようと思います。まずはホットココアでも飲もうかな。
ここまで読んでくださりありがとうございます。
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