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【初心者向けTDR講座】第一回 事前準備編

 こんにちは、華月です。
 今回は、「ディズニーは好きだけど年に何回もは行かないよ~」という方に向けて、あまりディズニーに行かない人でも、その日一日をストレスなく回れるような回り方を解説していきたいと思います。

 一応筆者はDヲタでもあるため、詳しいBGSの解説も行っております。
 もしそちらが気になる方がいれば、以下の記事をどうぞ。
 また、今後もBGS関連の記事を更新していくつもりですので、今後の更新をチェックしていただくためにも、フォローしていただけると幸いです。

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◇ディズニーに行く前に準備すること

 第一項では、まず事前準備に関して解説していきましょう。

 まず、ディズニーに行くために必ず用意しなくてはいけないモノとして、パークチケットが挙げられます。
 そもそも、パークチケットがないと入園できませんからね。

 以前のディズニーではパークチケットの購入したい日のチケット解禁日は、水曜日に二か月後の一週間がまとめて販売といった形(だったような気がする)ですが、現在のディズニーでは、『二か月後の同日』『毎日14:00』から販売開始されています。
 例をあげると、「5月14日」のチケットが欲しければ二か月前の「3月14日 14:00」から販売が開始されるということになります。

 また、過去にあった「チケット争奪戦」といった言葉ですが、現在はチケット販売数の上限が当時と比べて大幅に増えていますので、繁忙期の土日や三連休などでない限りチケットが売り切れてしまう、ということはほとんどなくなっています。
 ただ、遠方組の方に注意していただきたいのですが、ディズニーホテルの予約は販売開始日でないと予約がかなり取りにくくなっていますので、その点だけ注意してください。
 特に、「ミラコスタ」「ランドホテル」「トイストーリーホテル」の三つのホテルの人気部屋は、予約開始の直後から即売り切れが発生しますので注意してください。

◇入園数日前にチェックしておくこと

 現在のチケットは、基本的にネット上で購入する方が多いと思いますが、中にはコンビニなどで紙チケットを印刷してもらい、そのチケットで入園する方や、ホテル、ディズニーストアなどで紙チケットを購入して入園する方もいるでしょう。

 そんな方に向けた、紙チケットの注意点を説明しておきましょう。

 現在、エントリーの対象となっているショーやディズニープレミアアクセス(以降DPA)、スタンバイパスの取得にはアプリを使用しなくてはなりません。(これらの券種は後ほど解説します)

 ですが、紙チケットを持っている方たちは入園はできてもエントリーには参加できませんよね?
 ではどのようにしてエントリーなどの抽選に参加すればよいのでしょうか。

 実は、紙チケットもQRコードをアプリ内で電子チケットとして読み込むことで、Eチケットと同じように扱うことが出来るようになります。
 また、スマホを持っておらず紙チケットで入園したけどエントリーできない、という方も、対象アトラクションのキャストさんに都合を説明すると、キャストさんの端末でエントリーに参加することができます。
 もし当日分からないことが発生しても、キャストさんに相談すれば安心ですね。

☆些細な変更点

実は、以前は数百円を支払うとEチケットを紙チケットに変更することができ、記念に持ち帰るということができていました。
 が、現在はそのシステムは廃止されてしまい、変更することができなくなってしまいました。

 この原因は複数ささやかれていますが、おそらく転売ヤー対策ではないかと言われています。
 この説明は長くなりますので、以下部分は読み飛ばして問題ありません。

 以前、Eチケットを紙のチケットに変更できた頃、Eチケットを紙のチケットとして印刷すると、Eチケットと紙のチケットでQRコードが別のものになってしまう、という仕様がありました。
 転売ヤーはその仕様を悪用し、一人一つまでと購入制限が設けられている商品を、紙チケットとEチケットの二つを利用して複数購入する、ということを行いました。
 その対策のため、OLCサイドは紙チケットの交換を一時見合わせることにしたのです。
 おそらく、今後紙チケットに交換した際はEチケット側のQRコードが使用不能になる、印刷されるQRコードが同一のものになるなどの対策が行われればチケット交換制度は復活する可能性があるのではないか、と予想しています。

◇入園直前に準備すること

普段から毎日のようにディズニーに足繫く通っている人ならばまだしも、普段ディズニーに行かない人にとって、持ち物は何よりも重要ですよね。
 一年に一回、数年に一回のインパをいいものにするために、いろいろな準備をし、「あれもいるかな」「これもあった方がよさそう……?」などと考えているうちについつい荷物の量が膨らみがちであるのも、あるあるだと思います。

 そのため、ここでは効率よく、快適にディズニーを回れるようにあるとよいものをあげていきます。

・財布、スマホ、モバイルバッテリー
 これらは、ほぼ必須であるためまとめさせて貰います。
 これらがないとパークを快適どころか、何もできずに終わってしまうこともあると思いますので、必需品として持って行きましょう。

・アルコール消毒類
 これは、スプレーやティッシュなどが多いでしょうか。
 現在のパークは、ショップの出入り口やアトラクションの各所にアルコールが設置されています。
 ですが、レストランなどを利用する際は自分で持っておきたいもの。
 ティッシュタイプのほうが使いやすいと思いますので、持ち込むことをおすすめします。

・ドリンク
 こちらは、パーク内で購入する際に料金がかさんでしまうから、という理由です。
 いちDヲタとしては、スモークターキーレッグや骨付きウインナー、うきわまんにギョウザドッグなど、食べて欲しいディズニーフードは山ほどあります。そんな中で、200円の出費は小さく、しかし着実にお財布にダメージを与えます。
 一品でもディズニー内で多くフードを食べるためにも、ドリンクは持ち込むことをおすすめします。

・ジップロック系の密閉袋、ビニール袋
 これは、パーク内で発生したゴミを入れたり、お土産用に購入したパンやポップコーンを持ち帰るのに利用できます。
 また、ハンカチなどの濡れてしまったものを仕舞っておくのにも役に立つため、準備しておいて損はないでしょう。

・レインコート
 雨具系だと、私はレインコートをおすすめします。
 理由として、傘を持ち込むとその分持ち込む荷物の場所を多くとってしまうこと、使用しない時間のストレス、また忘れてしまうリスクなどを気にする必要がなくなるためです。
 レインコートだとかさばらず、また雨が降ってきてもフードを被るだけと手間も少ないため、雨の日はレインコートを持ち込むことをおすすめします。

★その他時期アイテム
 このほかに、冬ではカイロや羽織るもの、夏では濡らすと冷えるタオルや保冷剤など、季節によってあるとよいものが入ってきます。

★レジャーシート、折り畳み椅子
 これは、ショーを鑑賞する人に向けての持ち物として挙げているため、黒星で記入しました。
 もしショーパレを見るために地蔵する場合、これらがあると便利です。
 追加でブランケットや毛布などがあると、快適に待ち時間を過ごすことができるのではないでしょうか。

 以上があるとよいものリストになります。
 これらのものを持って行くことによって、当日の急な変化に対応できるのではないでしょうか?

◇パーク内でできること

 さて、それでは、ここでようやくパーク内で使用できるチケットの券種を説明します。
 現在のTDRには、以下の三種類のチケットが取得することができます。

・エントリー
・スタンバイパス
・ディズニープレミアアクセス(DPA)

 これらの券種を見て、数年前にディズニーに行ったことがある方は「おや?」と思ったかもしれません。
 そうです。
 現在のTDRには、「ファストパス」と呼ばれるものはもう存在しません。

 ファストパスの代わりに現れたのがこのDPAなのですが、まずは順を追って説明しましょう。

☆DPAについて

 このDPA、簡単に説明すると「有料版ファストパス」です。

 現在、ディズニーのアトラクションは全て、並んで利用することが出来るようになっています。
 そのため、一部の人気アトラクションは、待ち時間が大変なことになっています。

 そんな現在のパークを、より快適に回るために誕生したのがDPAです。
 DPAは、これまでファストパス用のルートだったコースを、DPA購入者に向けて開放している、という状況です。
 そのため、欲しい時間のDPAを購入すれば、その時間が来るまでの時間で効率よくパークを回ることが出来るようになります。

 どのショー/アトラクションがDPA対象になっているのかは、以下の表を参考にしてください。

 ひとつ注意点として、このDPAは一度購入すると、その後60分経過するか使用時間が過ぎるまで二枚目のDPAを取得できないということです。
 もしDPAを使用する場合は効率よく取得するために、取得する時間を考えながら購入しましょう。

☆エントリーについて

 次に、エントリーについて説明しましょう。
 エントリーとは、簡単に説明すると「ショーを見るための抽選」です。
 エントリー受付をし、もしチケットを入手できればそのショーを鑑賞することが出来ます。
 もちろん抽選ですので、外れることもあります。
 ですので、エントリー受付をする場合は受かることを前提にスケジュールを組むのではなく、受かればラッキーくらいの感覚でエントリーしましょう。
 なお、エントリーの必要なショーの中でも、一部のショーは初回公演が自由席となっているものがあります。
 もし絶対に見たいショーがあるときは、初回公演に並ぶのもアリですね。

☆スタンバイパスについて

 最後にスタンバイパスについてですが、これは、コロナ禍での運営時にはほぼすべてのアトラクションで採用されていたシステムでしたが、現在はほとんど使用されていません。
 時期としては、ハロウィン/クリスマスのホーンテッドマンションで一度使用されたくらいで、ここ最近スタンバイパスが必要なアトラクションはありませんでした。

 今後復活する可能性もありますので念のため説明しておくと、スタンバイパスとは、「アトラクションを体験する為に取得必須なチケット」だと思って下さい。
 スタンバイパスを取得しておかないと、対象施設はそもそも利用することが出来ません。
 そのため、体験したいアトラクションがスタンバイ対象となっているときは、事前にアプリでスタンバイパスを取得しておきましょうね。

◇ストレスフリーなパークの回り方

 チケットも購入できた。準備もできた。ようやく今日、ディズニーに出発!
 ここまできたあなた。せっかくここまで慎重に準備をしたなら、当日も失敗しないで回りたいですよね?
 そんなあなたに、ここではストレスを感じにくいパークの回り方を解説したいと思います。

☆人気アトラクションの攻略法

 久しぶりのパーク、あれに乗りたい、これに乗りたい……。でも人気アトラクションの待ち時間は180分を超えてて、並ぶにもちょっと……。そう思っている人は多いでしょう。
 これらの「ソアリン」や「美女と野獣」のアトラクション、待ち時間が少なくなるタイミングがあり、それが夜のタイミングです。
 逆に開園直後は、一日の中で最も待ち時間が長いため、あまりおすすめできません。
 これらのアトラクションは11:00頃と17:00頃が一番空くため、もしそれらの人気アトラクションを体験したい場合は昼から夕方ごろに並ぶとよいでしょう。

 これらの細かい当日の入園者数予想や待ち時間予想をしている方がいますので、当日の混雑予想はそちらを参考にするといいと思います。

↓:ゆずのディズニーパークちゃんねる 様

☆一日を通した回り方【朝】

 さて、人気アトラクションの乗り方については上述しましたが、それでは一日を通しての回り方はどうすればいいのでしょうか。

 私がおすすめする回り方は、「一日を通して、パークを二周する」という回り方をおすすめしています。
 例えばディズニーシーを回るとき、「今インディーが空いてるからインディーに行こう!」とインディージョーンズに乗った後、「次はタワテラ空いてるからタワテラ行こう!」と、パーク内を行ったり来たりするのは非効率ですし、何より大事な一日の体力を無駄な往復で消耗してしまいます。

 それを回避するためにも、パークを(時計回りなり反時計回りなりに)一周しながら乗りたいアトラクションを選んで乗っていくことで、効率よくアトラクションを体験することが出来ます。

 また、一周する頃にはちょうど昼頃に入り口に戻って来ますから、入り口に固まっている人気アトラクションに、ちょうど待ち時間の少ないタイミングで体験することが出来ます。

 とにかく大事なことは、「無駄な往復をしない」ということです。

 また、これとは別のハックとして、「開園した直後は、入り口から遠いアトラクションの待ち時間は少ない傾向にある」というのもあります。
 ランドなら美女と野獣やビッグサンダーマウンテン、シーならトイマニやタワテラ、ソアリンなどに人が集まるため、入り口から遠いインディーやレイジング、スプラッシュマウンテンの待ち時間が短いのです。
 ですので、入園直後の目安として、「入口付近の待ち時間が少ないアトラクションから体験していき、一時間以内には奥にある人気アトラクションに到着する」というのを指標とすると、効率がいい回り方ができると思います。

☆一日を通した回り方【昼】

 さて、上記の回り方で、11:00頃にパークの反対側までやってきました。
 ここからはパーク全体に人がまんべんなくいる状態になりますので、この時間帯は早めの昼食や待ち時間が5~15分のアトラクションを消化しつつ入り口まで戻る時間帯となります。
 このころの時間帯となるとどのアトラクションの待ち時間も落ち着きますので、場合によっては45~60分程度(目安:プーさんのハニーハント、センターオブジアースなど)に並ぶのもいいでしょう。
 こうしてある程度満足感を得た後は、お土産を選んだり、人気アトラクションに並ぶといいと思います。

☆一日を通した回り方【夕】

 タイミングとしては14:00頃、入り口まで戻ってくると思います。
 夕方は、パークの二周目に入ります。
 ここからは朝昼で体験していない人気アトラクションに並んだり、まだ体験していないアトラクション、または景色の写真を撮ったりと、好きなように時間を使うことが出来るようになります。
 一度並び、もう一度体験したいと感じたアトラクションもこのタイミングで並ぶといいかもしれません。
 ホテルを取っていたり、子連れだったりする方は一度このタイミングで休憩してもいいかもしれませんね。

 また、19:00ごろからはパレードなどが始まりますので、アトラクションに多く乗りたい人はこのタイミングを狙うのもありでしょう。

◇お土産の買い方、選び方

 たまにのディズニー、閉園も迫ってきて、寂しい気持ちになりながらも退園の準備。
 さて、お土産を買おうというタイミング。
 お土産は現地でしか買えないと思っているかもしれませんが、現在は、実はネットでもお土産を購入することが出来ます。

☆ネット注文の注意点

 ネット注文をする際、気を付けた方がいいこととして、「いくつかのアイテムはネットの注文リストにないこと」、「一定額以上購入しないと送料が発生すること」の二点があげられます。

 主に、ネットショップで購入できない商品はカチューシャや被り物系などです。
 こういったものが欲しい場合はパーク内で購入しておきましょう。

 また、オンラインショップは10,000円以上ネットで買い物をしないと送料が1,000円発生します。ですので、10,000円以上購入する予定がある、という方はネットショップをおすすめできるでしょう。

☆お土産混雑の回避方法

 しかし、10,000円以上も購入しない、という方もいるでしょう。
 そんな方には、お土産の購入する時間をずらす、という手法をおすすめします。
 パーク内のショップは、入り口に近いほど、閉園時間が迫っているほど混雑度が増す傾向にあります。
 そのため、ショップに入る時間を混雑時とずらすことによって、かなり快適にお土産を選ぶことが出来るようになります。
 おすすめの時間は「13:00~15:00」と「閉園2~3時間前」です。
 これらの時間はちょうど「昼食時」や「閉園前のアトラクションラストスパート」でショップ以外にゲストがいることが多い時間となります。
 ですので、その時間帯を狙ってゆっくりとお土産を購入することによってその後「お土産買ってない!」と焦ることなくパークを回ることができます。

 しかし、「購入したお土産、持って歩くのも大変だな……」と思う方も多いでしょう。
 安心してください。
 ショップのすぐそばにはコインロッカーが併設されていることが多いため、パーク内で遊んでいる間はコインロッカーに荷物を預けておけばよいのです。
 ランド、シー共にコインロッカーは入り口近く二つにあるため、事前に確認しておくとよいでしょう。

ディズニーシーのコインロッカーの位置
ディズニーランドのコインロッカーの位置

◇まとめ

 今回はパークの準備から回り方についてを重点的にまとめました。
 ディズニーは、アトラクションに並ばずとも楽しめる回り方がたくさんあります。
 次回の初心者講座では、パークフードやお土産、知っておくと自慢できる雑学などをまとめていきたいと思います。
 それでは、今回は文字数が多くなったのでここまでで。また次回の記事でお会いしましょう。

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