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#14 おかあさん、ごめんなさい!

ん?なんだ?

道をあるいていると、うずくまっている男の子がいた。
「だ、大丈夫?」
声をかけると、血だらけだった。

「えー!どうしたのー??」

顎と手から出血があった。
あわてて、ティッシュを探す。
(そういえば、道端でもらったティッシュが2つあるような?)
汚れているところをふいてあげた。

絆創膏、、、ないな、、、

とにかく、ティッシュで押さえて血を止めた。

そのとき思い出した。
母が幼稚園のときからずっと、
外出するときにティッシュとハンカチと絆創膏を持たせてくれていたことを。

母と離れて暮らし、忘れてしまっていた。

あのティッシュとハンカチと絆創膏は、
自分のために持つんじゃなくて、
人を助けるために持つんだ!

時を超え20年以上経って、今ごろ気づく娘。
おかあさん、ごめんなさい!


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