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美人百花を見て うう となる

3年くらい前に「美人百花みたいな女性にならなくてはなァ」と思って本屋さんで購入したところ、ページをめくるたびに「ムリです!ムリです!」と混乱してしまって、結局半分も読めなかった。即座にブックオフで売った。なんでか。

・載っているモデルと自分が違いすぎた
肌が白くて細い…!むむむ無理です私はこういう体型ではないため何もかも無理ですとなった。手首がほそほそ細すぎて掴んだら折れちゃうんじゃないか、心配でおろおろ。
銭湯に行って自分の身体を見ると、うーん、ルノワールの裸婦画みたいでよい、と思う。今までどれくらい食べてゴロゴロしてきたか覚えているから、贅肉を当然の結果だと分かっている。それを分かっていない外野がうるさい。「今のあなたは正しい姿ではないので減量するべきです」「痩せて美しい理想の女性になりましょう」と本当に願っているらしくてびっくりする。そしてうるさいうるさいうるさい。でも気になるから、意欲が湧けば運動をしたり食事を減らしたりしてみる。自分では納得していても周りがぐちゃぐちゃ言うから修正する、みたいなことがこれからの人生でもたくさん起こるのでしょう。あるがままを受け入れやがれ!というわがままを押さえ込む。

・異性からの視点を重視するスタンスにうええとなった
ずっと女の人ばかりの環境で過ごしてきたからそういうのよく分かんない…。このブランドは男性ウケが良いとかこういうメイクであらまあ可愛いとかそういうのを教えてくれるのは役立つんだろうけど、寄せに行って好かれてる人より、好きなものを選んで好きに振る舞った結果なんか気に入られてる人の方が魅力的だと思った。自由な精神と偏屈なこだわりを見たい。とかなんとか言って、掲載されている服に身体が入らないからコンプレックスを隠すために猛反発してるだけ…という可能性が高い。だからできるだけ遠ざかり、心を平和にして暮らす。お腹すいた。

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