「ビジネスゲーム 誰も教えてくれなかった女性の働き方」を読んでみた

#ビジネスゲーム #誰も教えてくれなかった女性の働き方 #読書


この本の存在は知っていたし、ジェーン・スーさんがおすすめしているのも、勝間さんが最後の文章を書いていることも知っていたのですが、赤くめらめらした感じの表示がなんとなく私を遠ざけていました。

知り合いに読んでおられる方がいたので、思いきって読んでみました。

この本を読んで会社のルールを若干知っている、とてもやばい人くらいにはなれたかもしれないです。

それから今の私がこの本を読むちょうどいいタイミングでした。 私はとても頭が固いので 、何年か前なら現状を受け入れられず、ふざけるなと思って本をぶん投げたかもしれないです。
最近読んだ本で最も読んで良かった本です。

言うまでもなく私はこのゲームのルール違反の人なのですが、大学受験の面接で感じた教授陣の不思議な視線(その当時は何となく気持ち悪さを感じていました)の理由は何なのか分かりました。男社会のなかで、私は外国人みたいなもの。そういえば短期留学の時感じた視線と似ています。

ルール違反の私だって上司には一応従いますが、軍隊みたいにどうしてみんなそんなに従うのかこの人達は、という謎が解けました。それがルールなんですね。

私は大学で科学を志したのは、科学が面白いと思ったのもありますが、科学実験は実験者や観測者が誰であるかにかかわらず一定だと信じていたからです。科学に対して実験者に上下はないと思ったから。
科学実験は誰がやっても一定ですが、その観測者同士の上下関係はもちろんあります。その上下関係がとってもとっても大事。当時のそこまで頭が回りませんでした。

それから私は元来群れるのが好きでなく、そういう環境なら群れなくて済むと思ったからです。ですが群れなくて済むのではなくて、外国人である私は入れてもらえないというのが正しい表現なのとこの本を読んで分かりました。

そして随分めんどい・面白い世界だなあと一人でくすくす笑いました。笑っている場合ではないのですが笑うしかないです。

この本を読んでから会社の会議中などに面白いルールに従う人でいっぱいだなと思ってニヤニヤしてしまいます。それが当たり前なのですよね。

ちゃんとこのゲームのルールが理解でき、受け入れられるようになるまで何度も何度もこの本を読もうと思います。

何十枚で聞かないくらいの凄い量のレッドカードが出ているにも関わらず、私にそもそものゲームのルールを理解させようとしてくれ、そして受け入れようとしてくれる職場に感謝します。本当に笑っている場合ではないです。

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