ねえ、女性がされている差別って、そっくりそのまま男同士でやってるんじゃないですか?

かなり前から、男性社会の息苦しさに興味がある。物凄くある。

貴方達は誰にいじめられていますか。
何に強要をされて望まぬ姿を演じさせられていますか。
何に傷ついて、何に警戒し、何に侵害されていますか。

おそらく女性よりもそれは見えにくいことでしょう。
それでも、ここまで女性が苦しく不平等に生きているならば、同じことが各所で起こっていなければ、逆におかしいんです。
差別を生み続ける社会基盤を作った人間達が、一番交流の多いであろう同性の人間相手に、差別しないわけないんです。
男女不平等の構図を、同性同士の社会で縮小して作ろうとしない訳がないんです。

同性の先輩に冗談のように言われた暴言に傷つくことはありますか。
上司に忠誠心を試すような言葉と共に「望まれる手下としての姿」を強要されることはありますか。
友人同士の会話での軽口という扱いで、人格を気軽に否定されていませんか。そしてそれを冗談として受け流せない時、つまらない人間扱いされていませんか。

それは日々の些細な理不尽ではありません。
日常の上で受け流さなければならない当たり前のことではありません。
けれどそれに気付いていないで、自分自身の不出来を責めていませんか。

「楽しく受け流せない自分が悪い」

と感じることがあるならば、それは貴方が悪いわけではないと人権の観点から保証します。

今はまだ想像です。
けれど私は男性社会の内部の差別構造に興味がある。
男性は別の男性相手に「自分より格下」であると確認行為を取られて苦痛を受けていませんか。

「格上でなければ安心できない」「自分の価値を認められない」という構図そのものに苦しんではいませんか。

女性の差別問題を見ていたら、最近そのことが気になって頭から離れません。

ねえ、女性がされている差別って、そっくりそのまま男同士でやってるんじゃないですか?


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