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『THE 空跳ぶいちご』 と 『かくや』

1週間の始まり月曜日ですね。

私の住んでいる地域は午前中から風と雨がすごかったけど
気付いたら、雨は止んでいました。

我が家の次男、今日の一時間目は体育。
タグラグビーをやるらしい。

知っていますか?
タグラグビー。
私は知りません。

たまにバカだなと思う私のMacですが
ひらがなで打つと【tag rugby】と変換するので、
それなりに認知されているものなのかもしれない。

タグラグビーの内容はどうでもいいんですが、
なんだか朝からタグラグビーの試合をするんだと
勢い込んでおりました。

忙しい朝は適当にしか話を聞かないことも多いのですが、
今日は聞き慣れないそのスポーツと次男の勢いが気になって
ちょこっと掘り下げてみた。

次男率いる『THE  空跳ぶいちご』チームは無敗。
今日戦う相手も無敗。(ちなみに相手はチーム名『挑戦』)

チーム名は次男が命名したとのこと。

本人曰く
「俺がリーダーなんだけど、今日は無敗同士の戦いだから絶対勝つ」
「学校の中では結構身体能力高い方なんだ」とのこと。

いやいや、
あーた、こないだ見に行った授業参観の跳び箱
全然クリアできずに先生にびっちり付かれてたよね?と言いたい気持ちは
グッとこらえて。

チーム名にもこだわりがあるのか、
胸を張って教えてくれて、
「へぇ、空跳ぶいちご?なんか面白いね」と無感情で答えた私に
「違うよ。THEだよ!THE 空跳ぶいちご!」と熱く訂正をした次男。


そう。
彼は心がキラキラしているのだ。


正直、バスケもどんどん後から入った子に番号を抜かれているし、
跳び箱もあまり飛べないし、
走るのも早くない。

でも、彼には自分を信じる力があって、
未来の自分や見えないものを想像する力がある。

手に入れていないものも
手に入れられると信じて疑わないし、
自分はそれに相応しい人間だと信じている。

これは笑い事じゃない。

これは誰にでもあるものじゃない。

そういえば、彼はもっともっと小さい時にも
いつか自分のお店を持ってそのお店の名前は『かくや』だと
言い切っていた。
お店屋さんごっこをするときも必ず『かくや』と屋号を
中心に書いて、周りに商品を置いていた。

今でも年に一度くらい『かくや』の名前が出る。

子供が考えるには妙にリアルな名前で
曇りのない彼の目には彼なりの『かくや』が見えているのだろうと思った。

うまいこと、このまま大きくなってくれたら
この子は大胆でキラキラした人生を歩んでくれるのではないかと
親バカは期待する。

『THE 空跳ぶいちご』『かくや』
なんだかわからないノスタルジーを感じさせるのは
子供の成長が嬉しいやら寂しいやらの親心が関係しているのだろうか。

何はともあれ、
彼の心が今日もキラキラしてくれてよかったと思う月曜日でした。
 


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