オリジナル曲 ニコニコルンルン
作 すみれ色の瞳
明くる朝、芋猫は飼い主さんと高原のペンションにいました。
八の字を描いて飼い主様にまとわりつきます。
この子は本当に人間が好きだねぇと撫でられ猫用ミルクを与えられます。芋猫は真っ白い長い尻尾をくねらせて満足げに飲むのでした。
ある日は芋猫は門柱のうえで座っています。下で黒の雌猫が私を召し使いにしてください。慕ってます。とクネクネ身体をよじらせる。
そんなとき芋猫は黄色い目をまっすぐ前に向かせスフィンクスのよう。
ちょっと私を構ってよ!
うるさい、僕は忙しいんだ。とおいかけっこ。そんなことを繰り返すうちに黒猫と白猫のダンスが始まりました。
ジャンプ!ジャンプ!ジャンプ!野原をジャンプ!お空をジャンプ!
二匹の猫はたくさんジャンプして踊りました。黒猫と白猫の尻尾が交差してハートを描いたりくるくる渦を描いたり
芋猫はたくさん踊り、踊りつかれて、またスーッと眠くなりました。
明くる日は芋猫は街の石畳を元気に歩いてました。街の鐘がなります。
やあ、芋猫、おはよう。焼きたてのパンがあるから食べな。芋猫。マーガレットが入ったわよ。首につけてあげる。
街の人々は代わる代わる芋猫に話しかけます。
その度に 芋猫はニャー!と駆け寄るのでした。
芋猫はみんなの人気者。今日も芋猫は元気に歩く!
ニコニコルンルンニコルンルン!
真っ白い幸せを呼ぶ猫がやってきた。
真っ白い猫が幸せを背負ってやってきた。
ニコニコルンルンニコルンルン!
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