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詩が書けたことに感謝 - 3

- 平昌オリンピック前の怪我  ~ 平昌オリンピックへ -


次に 私の脳裏に  強く浮かんだのは…

2018年の 平昌オリンピック目前に
彼が練習中  着氷失敗で
治療が長引く 怪我をされた時のこと

実は私は、 2016年~17年は
息子の就職が 内定してから
安心しすぎて
子育て燃え尽き症候群のようになってしまい

その頃が 一番ひどくて
あまりテレビなど 見れなくなっていた。
見ても 頭に入らずで
その頃の記憶が あまりない ( 苦笑 )

けど  彼の動画は  不思議と 苦もなくというか
逆に見たいときに見て  癒しをもらっていた
好きな音楽と 彼の動画だけは 見聞きできた。

話を戻して…
そう平昌オリンピック出場が  危ぶまれた時のこと

私は恥ずかしながら 平昌の出場が決まった時に
その オリンピック前の テレビの特集を見て
彼の怪我の重さを知った。

オリンピック 3ヶ月前の 11月9日
NHK杯の試合前日の練習で
4回転ルッツを飛びに行った際
着氷に 失敗されてしまったのだった
膝での 着地姿に驚いた

炎症は 膝や腱 にも及んで
NHK杯だけでなく それ以降の
年内の試合 は全て欠場

年末に予定されていた
5 連覇が 懸かった
グランプリファイナル出場も断念

そして12月の 全日本選手権も
まだ炎症があり
練習することができず  断念

全日本選手権へ出られないのは
オリンピック出場に
非常に影響するのではと心配していた

でも過去の実績がある
それに 何と言っても
彼には 羽生結弦というネームバリューがある

スケート連盟だってそのことを重視するに違いない
だから 大丈夫そう願っていた

そして12月24日に
平昌オリンピック代表が発表された時
羽生くんの名前がしっかりと呼ばれた

平昌で 彼が見れる
正直  楽しみができて 嬉しかった

そして  2月16日ついに来た 
平昌オリンピック
ショートプログラムの日

怪我の影響が 出ませんようにと
祈るしかなかった。

プログラムは  バラ 1
「バラード第1番ト短調 」

最初の4 回転が決まったら 
かなり上手くいく気がした
何でもいいや  とにかく 彼が冒頭にジャンプした時
思いっきり  自分も念を送ろうと
熱くなってしまった

跳んだ…
解説員の 「4 回転サルコーの声 」
えい…
よいしょ !

一緒に 心は 跳んでしまった
完璧に 綺麗に決まった
復帰後 初めて大会で見るジャンプ
ここまで跳べるとは…

よし あとは波に乗って行け と願い続けた
どのジャンプも完璧
乱れ一つない

後半あたりの
4回転 - 3回転の
連続 トゥループ ジャンプも 完璧

終わったことに気がつけば 何とノーミス
終わった瞬間   1 位だなと思った
結果は  ショートプログラムその通りの 1 位

足 痛くなかったのかなと
痛み止めを打っての 出場だったのだろうなぁと
心配していたが
彼の演技後の
満足げな えみを見て ホッとした

思わず  金が ちらついたが
私たちファンが
高望みしたらバチが当たりそうで
やめておいた。

そして 翌日のフリー
一番楽しみにしていた「SEIMEI」のプログラム
けれど私は この日  用事が入ったので
リアルタイムでは 見れなくなり
仕方なしに 録画予約して外出

外出先での用事が 終わり気になり
スマホで 羽生結弦と検索してみると
金メダル 五輪連覇
という文字らが  目に入った

うわぁー やったー
フリーも 何とか 右足 耐えてくれたんだ
どんな 演技だろう ?
早く見たかった
念願の 2連覇!
おめでとうと心 小躍りしながら 
そっと呟いた。

帰って 見よう
どんなに凄い「SEIMEI」なんだろう
帰宅途中 ワクワクしながら 
楽しみにしていた。


そしてオリンピック2連覇を 果たした
翌日に開かれた記者会見…

確かニュースか 何かの報道番組で見た

とても 清々しいそうな彼

けれど 1 つ 1 つ が深みのある発言
その中で特に  私の胸をついて離れなかったのが

「4回転アクセル」という言葉
さらなる目標を もうすでに 描き
それを 公言するなんて!

その記者会見の 発言を思うと…

正確な言葉にしてみたくなり
もう一度  深くかみ締めたくて  
その部分を 色々と探し  書き起こしてみた

記者 Q :  次の目標については ー

何よりもモチベーションは 全て
4 回転アクセルだけなんで、
獲るべきものは獲ったし 
やるべきことはやった
あとは  小さかった頃の自分の目標を
叶えてあげるだけかな

そう…  当時 インタビューを見て
ビリッと こちらまで 気持ちが
引き締まってしまったのが この言葉

ソチで 初金メダル
平昌で 2 連覇

なのに もうすでに
目標は   次へと
モチベーションを スイッチしているとは

しかも 前人未到の
四回転アクセル!

そう… 彼は 1 つを達成し切ったら
常に新しい目標を掲げて  それに全力で挑む人
けど、彼の目標は もう
今までの 素晴らしい彼の栄光の功績を 超えるという
異次元の目標

それは常に ライバルは
自分自身だと言い聞かせ
人じゃないんだ  自分なんだと 言い聞かせ
それを胸に決し 
止むことのない挑戦を続ける人

そんな孤高な人
そんな人を どんな言葉で表現したらいいのだろう

彼と一緒に  走り切るような言葉でないと
追いつかないなと思った

ちょっと尻込みした。

そして  会見での もう1つの 彼の発言も
すごく印象に残った

記者 Q :
ソチオリンピックが終わった後
どんな 青写真を描いてて  
その通りに行ったのかどうか ー

という 問いに対しては…

本当に  怪我と病気とそういったものに苦しみながら
この四年間を過ごしたけれど

…( 中略 )…

NHK杯で 怪我をするまで  本当に順風満帆で
何もなくて うまくいっていたとしたら
多分オリンピックでは  金メダルは取れてなかった

そういう 色んな経験が あったからこそ
色んな勉強ができたし  色んなことを学べたし
それを活かせたのが 今回の怪我からの復帰
(オリンピック金)
だと思っている

彼は さらっと そう言ってのけたけど
それは 私にとっては
とても重みの ありすぎる言葉だった

その言葉の裏には
いくつものストーリーが 濃縮され
彼が いろんな場面で
ひたむきに闘っている姿が
垣間 見れた。

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