見出し画像

Excelを自動化したいときの心境

Excelを使った業務をしていると、同じルーティンで決められた形式(フォーマット)の表に決められた紙の原稿からテキストを入力したり、csvデータから転記したりといったことが多いと思います。
そんな中で、「この作業自動化できないか」と思うことって多々あります。
ですが、日々の業務に追われていると「この」を突き詰めるより、とりあえず目の前の業務をこなすことを優先してしまいがちで、結局、毎日同じことを繰り返して時間だけが過ぎていきます。

私がExcelを業務に取り入れた頃(Win98やフロッピーディスクを知る世代)は残業何時間みたいなことが当たり前で、仕事で日付をまたぐこともありましたし、帰宅せず会社のフロアで寝ている社員がいるような時代で、それが「仕事してる」と勘違いしている時代でした。

元々コンピューターが好きで学校も情報処理を学ぶようなところに行っていたこともあり、業務にパソコンが導入されたときの抵抗感はなく、職場の中でも操作できる方でしたが、学んだ情報処理(制御とかプログラミング等)とインストールされたソフト(今でいうアプリ)を操るのとは勝手が違うので、そこは興味がないと上達しないところではあります。

ただ、そういった経緯もありながら何年か同じような業務をする中で、目の前にある作業を「自動化できないか」の発想になったとは思います。
当時、マクロやVBAを操る社員はいなかったので、ツールを作成した担当者が退職すると他の誰も改修できないという問題はあったとは思いますが。

今は、マクロ、VBAに加えてPowerQueryなども出てきています。どれが自分にあった機能かはやってみないとわからないと思いますが、1つ言えるのは、いきなり全てを自動化する必要はないってことです。

例えば、
・ファイルの取得(データインポート)だけ自動化する
・ファイル名の変更を自動化する
・データの転記を自動化する
・必要なデータ抽出(ピボットテーブルなど)を自動化する
など、とりあえず、日々行っている業務の中の1工程を自動化できるだけで気分も違うし、ミスも減ります。業務がひっ迫する中でハードルを上げてプログラムを組む必要はありません。
1工程を自動化できたら次の工程をチャレンジするといったステップアップ方式でVBAに触れていくとハードルも下がりますし、少しずつ自動処理が増えて業務改善にもつながっていくと思います。

手作業を1つでも減らすというやり方です。

私がVBAを導入した当初は、業務の隙間でこのステップアップ方式を使って自動処理を増やし、業務改善につなげていました。自動化で時間に余裕も生まれてデータ分析の角度を変えたり、更なる業務改善に向けた働き方もできるので、何か1つでも参考になる情報をアップできればと思っています。

長文を読んでいただき、ありがとうございました。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?