2024年4月感想まとめ

3月に見たもの遊んだものまとめ


漫画『ちいかわ』1~3巻

2024/04/13
改めて漫画版で読み返してみたら妙に疲れた。スマホの小さい画面で毎日ちまちまと読んでいくとあまり意識しないが、紙で見たとき妙に情報量が多いな・・とか、「あっ、あそこの話ここにくるんだ・・」とか、すごく丁寧に作られているであろう物語にクラクラした。
アニメとか最近の流れの印象もありずっとハチワレは最初からいるような気がしていたが、そういえばこれは「なんかちいさくてかわいいやつになりたい」からはじまっていて、ウサギときゃっきゃする展開で進みだしたのだと思い出した。
個人的にはカメラで写真を撮りあうあたりが好きだなと思う。もちろんレストランとかあのあたりのドラマチックなところも好きだけど、カメラでただ日常を楽しそうにおさめていくところを見ると妙に泣きたくなってしまう。

小説『世界でいちばん透きとおった物語』

2024/04/13

どんなもんじゃいと思って読んだ。「ははーーーーなるほど!」と確かになった。電子書籍化や実写化は確かにできないし、それにトライしようとする瞬間にすべてこの物語でやろうとしたことに繋がってしまうから難しいなと思う。
小説なんて本当に久しぶりに読んだけど、読みやすいのも納得だった。3時間くらいで終わったあたり、自分がかなり熱中していたんだなと思う。
でも物語がおもしろい・・いや、面白いのだけれど、とにかく「読み進めやすさ」にたけた構成ってこうなるんだなとものすごい感心してしまった。

映画『オッペンハイマー』

2024/04/16

クリストファー・ノーランが好きなので・・。
でも今までで一番よくわからなかった&好みではなかったかもしれない。考えてみたらあんまり史実に興味がないし、SFの方が好きなんだよな。
何も予習無しでいけるじゃろと思って行ったけど、どういう構造なのかはもう少し見てから行けばよかった。いつも最初の1時間で「どういう構造だ?」って悩みながら観ている気がする。
ロバート・ダウニー・Jrが出てるのに最後まで気づかなかった。アイアンマンの印象の強さすごい。
好みじゃなかったとは言うものの、あのずっと続く会話劇を見せ続けられるのは流石だなと思った。

漫画『伊藤潤二自選傑作集』

2024/04/22
人にもらって読んだ。
はじめてちゃんと伊藤潤二作品を読んだけどおもしろかった。あと美形が本当に美形。
ホラーはわりと「あ、ここで終わるんだ?」と思うことが多いけど、その最たるで終わる感じだった。なにかの恨みとかそういうことでもなく理不尽に『嫌なことが起こる』のが「たぶんこんななんだろうな」と思っていた伊藤潤二そのものでおもしろかった。
話でいえば「長い夢」がよかったな。絶対に自分の見になんて起きてほしくないけど、もし夢の中で長い人生を見ることができたらそれはそれで興味深くある。

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