コスパ最強の本を、マイペースに読む【30代から読み始める、世界の名著】#1
こんにちは。「目が見えなくてもあちこたねえライフ」の角谷(すみや)です。
「あちこたねえ」とは新潟の方言で、「どうってことない」「大丈夫」という意味です。詳しくは、こちらの記事をご覧ください。
今日は、趣味の読書のお話です。
シリーズ「30代から読み始める、世界の名著」をスタートさせます。
□ 30代でふと気付いた、「世界の名著を実は読んでいない」という事実
・気付いたら、読書習慣から遠ざかっていた
最近ふと、「最近、読書していないな」と思う時があります。
調べたいことがあればインターネットで検索するのが当たり前。
ニュースは、ネットニュースの見出しをさーっと眺めるだけ。
最近では、YouTubeでキーワード検索し、「かんたん解説」のような動画を見て、モノを知ったような気になる始末。
気づけば、文字情報を噛み砕き、文字を読みながら思考する習慣が、薄れていることに気づきました。
教科書を音読し、文章題と格闘していた小学生の頃より、思考力が弱まっているのでは?とも感じます。
・じゃあ、何を読むか?
と考えた時に、
ふと「古典」と呼ばれる「世界の名著」を読んでみよう、と思い立ちました。。
ドストエフスキーやシェイクスピアと聞けば、一度は耳にしたことがあると思います。
読者諸兄におかれては、
「30代にもなって、今更そんな本を読むの?」
「そんな本、学生時代までに読み終えているものでしょ」
と思われるかもしれません。
その通り。
学生時代、「この方は教養あるな」と感じる方は、例外なく世界の名著を当たり前のように読んでいました。
でも私は、読みやすい現代小説や新書などを読んでばかりで、古典と呼ばれる世界の名著は、なんとなく敬遠してきました。
□ コスパ最強なのが、世界の名著
ところが。
実際に手に取って読んでみると、驚きの連続。
「読んで良かった」と思える本ばかりなのです。
書店に行って、図書館に行って、
「世の中にはたくさんの本があるな」「一生かかっても読み切れないな」と思っても、大丈夫
・少年漫画の殆どは、滝沢馬琴『南総里見八犬伝』のフォーマットそのまんま。
・数ある演劇の殆どは、シェイクスピア『ハムレット』のフォーマットそのまんま。
・校長先生のお話は、だいたいが、兼好法師『徒然草』に書いてあること。
・ドストエフスキー『カラマーゾフの兄弟』を超える総合小説はなかなかお目にかかれないし、
・推理小説は、アガサクリスティのマイナーチェンジ。
・巷に溢れるビジネス本は、『7つの習慣』にだいたい書いてある。
そう。
現代の書店に並ぶ本を100冊読むより、1冊の古典=名著を読む方が、コスパがいいのだと私は気づきました。
食わず嫌いだった自分が恥ずかしいです。
□ どう読み進めるのか
そんな私も、古典はやっぱり難しいことに変わりないです。
そんなわけで、助っ人を2つ、手元に置いて古典に挑戦します。
助っ人1). 齋藤孝『古典力』
『声に出して読みたい日本語』で有名な、齋藤孝先生の指南書。
古典を読む有用性を解説しつつ、ぺっぽこ読者のために、古典を読む10箇条を紹介しています。
その中から、私でもできそうな3つのステップで、古典=名著の山に挑んでいこうと計画を立てました。
A 事前知識を手に入れる
B 引用する
C 自分の経験に引きつけて読む
A 事前知識を手に入れる
このステップでお供にするのが、こちらの本。
助っ人2. NHK出版「100分de名著」シリーズ
https://www.nhk.jp/p/meicho/ts/XZGWLG117Y/
伊集院光さんが素人目線で疑問を投げかけ、その道の研究者がわかりやすく噛み砕いた解説するスタイルは、なんともとっつきやすい。
これを読んで助走をつけてから
B 引用する
C 自分の経験に引きつけて読む
と読み進めていきます。
まとめ
「題名だけは聞いたことある」という本、みなさんもあるのではないでしょうか。
本来なら、もっと若い時に読むべきだったかなという思いはありますが、
思い立ったが吉日。
インターネット全盛時代だけれども、
先が読めない不確実な時代に、
本物の教養を身に付けたい。
そんな思いから、
マイペースに、古典=名著との出会いを楽しんでいきます。
もしこの奇特な企画に共感いただける方がいらっしゃいましたら、これから投稿を続ける記事にお付き合いいただけると幸いです。
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