すこやか茶

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キンドラの思い出:札幌サツゲキにて

もう2週間くらい前ですが、札幌で上映されてるKING OF PRISM -Dramatic PRISM.1-の応援上映に行きました。東京で鑑賞した3回の思い出を胸に生きるか、と思っていたところ、ちょうど父親が仕事で札幌に行く用事があり、車乗せてもらえたので来ました。 楽しかった。バルト9のような大きい規模とは違った趣き。池袋は規模小さめでしたが、サツゲキの方がもちろんお客さんも劇場も小さかったです。 元ディノスシネマズ札幌というらしい。一昨年くらいですかね、確かここでヒロ生誕

    • 初めてのキンプリ応援上映/King of prism -Dramatic PRISM.1-

      初めてキングオブプリズムの応援上映に行きました。 初めてのキングオブプリズムの応援上映を、あの聖地バルト9で見に行くことができました。東京滞在中に3回見ました。 考察できるほど知識に自信ないですが、多少の考察、雑感、脱線、自分語りなども交えて感想を綴っていきます。過去作はRL含め視聴済みです。ネタバレしています。本編の内容に触れています。記憶曖昧なところあります。 私とキンプリのこれまでに関しても記しておきたいのですが、どうでもいいことなので最後に書きます。 シンによる上

      • テニミュ4th関東氷帝初日 スイッチング配信の感想

        曲名などわかったら修正します。 1幕 M1 跡部の美声轟く。りょうやさんの高音を存分に使おうとしますね、新テニといい。雪が降り注いで氷になるPM(プロジェクションマッピング)。きれい。 かなり貴族感の強い氷帝及び跡部様。さすが許斐先生とゴルフするだけあります。乗馬とかしててもおかしくない。 芥川VS裕太。棺のように担がれて退場する裕太くん。一瞬でやられる観月さん。跡部の嫌味な感じが半端ない。氷帝の恐ろしさが伝わる。 宍戸敗北からの、秘密の特訓シーン。原作でボールをキャッチする

        • ドント・ブリーズの感想

          4年ぶりにnoteにログインしたら、色々と変わっているみたいだ。 友人がドントブリーズ1が良かったから2を一緒に見ようと誘ってくれたので、見ることにした。私は1を見てなかったから、1と2を続けて友人と鑑賞会になった。ありがとう友人。 まず1はホラーだった。冒頭、死体らしきものを引きずる老人。ラストカットと思わせて違うパターン。 盲目の老人宅から現金を盗むため侵入する三流窃盗団たち。しかし、相手は盲目と言えどイラク戦争帰りの退役軍人である。一般人相手であれば体術なら赤子の手

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          月極オトコトモダチ 初日

          「月極オトコトモダチ」という映画を観たのでその感想。冒頭などネタバレあります。 私のような人生の半分以上、リアル男女恋愛モノを忌み嫌っている人間がなぜこの作品を観に行こうと思ったのか。それはひとえに徳永えりに会えるからである。 「フルーツ宅配便」観てからかわいくて好きでたまらなくなった。「白い巨塔」もよかったよ。アイドル応援するような心持ちで。 29歳・独身のWEBマガジン編集者那沙はバーで「レンタル友達」の柳瀬と出会う。取材の一環として柳瀬と月15時間のレンタル契約を結

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          母に本を贈る

           去年の母の日に思い立って本でも贈ろうと思った。母の日の3日前くらいに思いついたので、当日には当然間に合わず、結局流れて一年近く経った。  当時どんな本がいいかわからなかったので、以前から気になっていた蔦屋書店のブックコンシェルジュなる方に聞いてみることにした。代官山に行くという非常に高いハードルを超えて入店。教えてくれた方は、フィクションあたりの選書を専門とした方で雑誌やwebに書評を寄稿しているおそらく界隈で有名な方だった。  母は熱心な読書家ではなく平積みの〇〇賞と

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          氣志團万博の絵日記

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          夏に読みたいあれやこれや

           平成最後の夏に読みたい作品を考えてみました。ですが、平成最後と言わず夏になれば読み返したいと思うラインナップになったかと思います。 ○『いつ果てるとも知れぬ夏』(短編集「パンティストッキングのような空の下」から)  うめざわしゅんのマンガは、まぎれもなく一般の時間軸で言う「現代」が舞台だが、パラレルワールドのような別次元の世界を感じることが多い(「ヘイトウイルス」とか)。日本のようでいて、日本ではないような。しかし、この短編集に限って言えば、作品全体からもう二度と取り戻

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          誰もが試したくなる知的生活 『知的生活の方法』渡部昇一

           大学生向け、大人向けの教養の身につけ方に関する文庫が人気であることをご存知だろうか。1986年に文庫化された外山 滋比古著『思考の整理学』(ちくま文庫)が「2017年東大生協文庫売上」1位を獲得。東大・京大の一年生がこぞって読むと本屋で平積みされている。(『思考の整理学』に関してはこちらが詳しいです。)  1981年に発売された木下是雄著『理科系の作文技術』(中公新書)が増刷で累計100万部を突破したことも話題だ。同書は今年3月にマンガ版も発売され根強い人気が伺える。

          誰もが試したくなる知的生活 『知的生活の方法』渡部昇一

          読んでいて楽しい書評のサイト

           書評を読むのが好きです。良い書評は読んでいるだけでなんだか感動するからです。新聞などに載っている書評は実際に真似して書いてみようとすればわかるのですが、すごく難しい技術を要します。幅広い知識と読書量がないと読み応えのある書評にはなりません。レトリックの上手さ、簡潔にまとめる力も重要です。何より書評が上手いとかっこいいし人生豊かそうです。  普段、私が読んでいる書評の集め方を紹介します。書評集めの手助けになれば幸いです。書評は読んだ気にもなれるので読書サボり魔の人にもおすすめ

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          奇妙な豪華列車 『オリエント急行殺人事件』

           ミステリー古典の代表といえる小説が新訳で刊行された。  イスタンブ―ル発カレー行きの列車が大雪で立ち往生したその翌日、乗客の一人が刺殺体となって発見される。容疑者はたまたま居合わせた国籍も階級も違う同乗者たち。しかし、この富裕層の乗客者たちの言動、プロフィールにはどうにも違和感がある。その他、思わせぶりな遺留品や目撃証言の数々。  「犯人はたいへんな力持ちだったり非力だったりし、女だったり男だったり、右利きだったり左利きだったりする―まったくわけがわからない」。不可解な

          奇妙な豪華列車 『オリエント急行殺人事件』

          バッタ街道は波乱の道 『バッタを倒しにアフリカへ』

           「好きなことを仕事にする」。社会人にとってこれ以上の幸福はないが実現するのは容易ではない。研究者にとっても同じことがいえる。自分の大好きな研究を続けられるか否か。どれだけ好きで努力をしても夢の実現には挫折がつきまとう。多くの人がそうした板挟みの中で仕事をしているのかもしれない。  本書は、バッタ研究に全身全霊をかけた「バッタ」博士の著者によるアフリカでの研究の激闘を綴った一冊である。幼い頃ファーブルに憧れて昆虫学者になることを決意した著者であったが、その道のりはなだらかで

          バッタ街道は波乱の道 『バッタを倒しにアフリカへ』

          不確実な世界 『私たちが孤児だったころ』

           カズオ・イシグロとは、何者なのか。どこの国出身で、国籍はどこなのか。今回のノーベル文学賞の報道で初めて彼を知った方なら、カタカナ表記の和名を見てそう思ったのではないだろうか。本書では、彼が自分自身とは、果ては人間とは何者なのかを模索した跡が感じられる。  クリストファー・バンクスは、少年時代を上海の租界で過ごした。10歳のとき両親が謎の失踪を遂げ、彼は孤児となってしまう。数年後、大人になったバンクスは私立探偵としてロンドンで活躍するようになる。そして、幼い頃の記憶を辿り、

          不確実な世界 『私たちが孤児だったころ』

          「君たちはどう生きるか」をどう読むか

           歴史的名著が漫画版となって、再び注目を浴びている。既に百万部を突破しており、人気シリーズが並ぶアマゾンのコミック売れ筋ランキングでも上位に位置している。本書は1937年に出版された子ども向けの哲学書である。ここまで売れているのは何故だろうか。  好奇心旺盛で優しいがどこか気の弱い「コペルくん」と、彼を見守りながら、ときに一緒に成長する「叔父さん」。二人は日々さまざまな発見をする。例えば「人間分子の法則」。人間はみな他人同士に見えるが、実は世の中という大きな流れを作る一部に

          「君たちはどう生きるか」をどう読むか

          「江古田ちゃん」が寄り添う

           誰しも自分が掲げる理想の生き方があるだろう。その生き方にそぐわないから誰もが苦しみながら日々を過ごす。そんな読者に歩み寄るようで蹴り飛ばす、それが本書の主人公だ。  主人公を含めその周辺の登場人物の本名は不明、江古田駅周辺に住んでいることから「江古田ちゃん」。昼は派遣の会社勤め、夜はショークラブなどで働く24歳の女性だ。本書は、彼女の奔放な性経験やフェチシズム・一人暮らしライフハック・猛禽(注1)との戦い・周辺人物の種類識別など、世相をブラックユーモアで綴る4コマギャグ漫

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