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英作文の宿題メモ #0003#0004 コロナ渦が残した宅急便の配送システムから、美術鑑賞の時間について考えた

”時”に関する語
#0003 ===================================================
参考書の単語
time [名詞]  ①時間、時  ②〜回 ③(通常は<複数>で)〜倍
 
英作文
I lost the opportunity to visit Europe this June because of COVID-19,  but now I have time to learn English.
私はコロナのせいでヨーロッパへ行く機会を逃しました。でも、今は英語を学ぶ時間をもっています。

#0004===============================================
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参考書の単語
date [名詞]  ①日付 ②デート

英作文
I received an email to inform me of the date when the courier service arrived.
私は宅配便が届く日時を知らせるメールを受け取りました。


2020年、私は6月にイギリスに住む友人を訪ね、一緒にヨーロッパを旅する予定でした。
しかし、この年の春、世界はコロナ感染拡大が顕在化して、誰もが人との接触を避け、ステイホームを余儀なくされました。どうすることも出来ず、1年延期しようと友人と話しましたが、3年経った今も私の渡欧は果たされていません。
 
最近ではコロナウイルスは対策が進んできて、WHOによる緊急事態宣言も終了しました。国によって状況は様々だと思いますが、日本も外出をはじめ、会食、マスクも本人の判断に委ねられるようになり、もとに戻ったような雰囲気です。
しかし、コロナ禍が社会に与えた影響は大きく、多くの会社が倒産、あるいは店じまいなどして、久し振りに行ったお気に入りの店が閉店しているという寂しいことが多々あるのです。こんな災害が起こるとは誰も想像はしていなかった。新型ウイルスの映画『感染列島』が10年ほど前に公開されていたし、起こりうると恐れていた専門家などはいたのですが、業種によって異なる痛手が残ってしまいました。
 
非常事態宣言以降、対面しないで仕事や日常生活を送ることが出来るように、あっという間に多くのことが整備されました。社会のシステムだけでなく、人々の考え方も、あっという間に変わったように思います。
私も、友人たちとの外食が減り、仕事もプライヴェートも顔をあわせるのはオンラインだったり、ネット上でことを済ますことが激増しました。
通販も日時指定、置き配ということが徹底されました。これは以前からあった不在による再配達対策にもつながっています。私もネット購入したら配達日時がはっきりしていて、商品発送状況に関してのメールが届いたり、ちょこっと出かけた時に届いて再配達してもらうことがなくなったのは本当に助かっています。
それでも、最初の頃は配達員さんに消毒スプレーをかける人が出てきた問題が発生しましたが、もう遠い昔のようです。ただ、置き配が増えればそれに関するトラブルも増えるもの。それでも、通路などに置いてあるものが盗まれることがほとんどないのは、日本ならではと言えると思うのです。
 
私にとって残って困るのは、美術館などの予約訪問。ふらりと立ち寄りたい気まぐれな私は、前もって予約し時間通りに行くことはあまりしたくない。美術館のサイトから外部の予約サイトへリンクし、チケットの入手方法も美術館ごとに違い、予約サイトごとにパスワード設定するなどとても面倒。もちろん混んでいなければ自由に入館できるのですが。

音楽や芝居などの演奏会やライブなどはもともと日時が決まって、その時間を楽しみに行くけれど、美術も決められた鑑賞時間を楽しむ時間の芸術になっていくのでしょうか。会場の都合もあるから、美術もある程度日時は限られるけれど、なんだかうまく言えないけれど、何かを管理されている感じがするのです。
音楽でも路上ライブは自由度があり、でも鑑賞者はいつどこでを把握し難くく、演奏会は公演情報ははっきり把握できるけれど、鑑賞にはそれなりの決まりがある。そこには興行主という会社が繋いでいるのですね。
美術は創って作品を展示して見せる、音楽は創ってその楽曲を演奏するパフォーマンスを見せるのが、通常と思っていたけれど、美術も創ってさらに創っていることを見せたり、鑑賞者も鑑賞しながら一緒に創るという新しい形式が増えているのは自然なことなのでしょう。現代アーティストたちが作品の公開方法についても工夫していることは、自分の考えを伝えるふさわしい公開方法も創っていくということなのでしょう。
作品は自由に創るというけれど、自由ってどういうことなのか、ときどき考えてしまいます。

*タイトル写真は、予約したけれどもさらに入場まで1時間近く待った『ゲルハルト・リヒター展』。入場したら何時までいても良いということで、閉館までいて最後には人気がなくなった。関連グッズのショップには売り場からはみ出るほどの人が並んでいたため、カタログ購入は諦めました。




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