休学日記 1/15~1/21

1/15(月)
 先生と面談をした。借りていたDVDを返そうと思って準備していたのに全部忘れて、先生の顔を見た瞬間に自分が紙袋を持っていないことを思い出し、半年ぶりに会ったのに開口一番に謝罪をする人間になってしまった。卒論のこととか少し相談に乗ってもらって、先生は終始優しかったけれど、だからこそ情けなくて帰り道は道路だけを見て帰った。
 明日もテニミュなのだけれど、テニス以外にお金をかけているものが本当になくてダイナミックテニスお金ぶち込みになっている。おそろしい、自分が。

1/16(火)
 今日は中学からの友人と二連でテニミュ観劇だ!最近2.5にハマっているらしいと聞いたのでダメ元で誘ってみたら来てくれた。嬉しいね。めちゃくちゃいい席でも悪い席でもなかったのだけれど、1幕と2幕で席をチェンジしたら(客降りを浴びて欲しかったので2幕から通路寄りの席に座らせた)、1幕で友人が座っていた席の前の人が常に体をセンター寄りに傾けていて舞台の真ん中に頭がドン被りしていた。つまり、公演の一番メインである真ん中で行われる芝居やパフォーマンスがほぼ見えていなかった。関東立海、本当に楽しくて友人にも最大限楽しんで欲しかったので悔しい。1回1回同じ金払ってんだからちゃんと見せてほしいというのはもちろんのことだが、それでもまあわたしは複数回行くからまだいいとして友達……せっかく見に来てくれたのに〜🥲という感情になった。前の人が左に寄ってなければ上手側端がちょっと被るくらいだったと思うのにな。でも友人が「楽しかった!」と言ってくれて救われた。

1/17(水)
 地元の免許センターから封筒が届き、なんだろうと思って開くと無事故無違反の証明のカードが挟まっていた。無事故無違反、免許をとってから1年以上経つが、その間一度も運転していないので当たり前である。無事にペーパードライバーへの階段を上がっている。

1/18(木)
 徹夜をしてなんとかギリギリ書き上げたエントリーシートを出す。もっと余裕を持ちたいと常々思っているが、いつもお尻に火がつかないとできなくて自分に自分でうんざりする。朝方に寝たため、10時から予定していたカウンセリングは寝過ごしてしまった。
 夕方、わたしが愛用している通話アプリ「もくり」がサービスを終了するとの情報が舞い込んできた。なぜ!?わたしが課金しなかったから!?とショックを受ける。もくりの「勝手に来れる人が勝手に集まり始めて各々のタイミングで去っていく」ところが好きで居心地が良かった。さみしい。

1/19(金)
 今日も今日とてテニミュを観ます。今日は通路の横の席で、客降りの時にわたしの好きなキャラクターが隣を通り、目が合ったので(これは勘違いとかではなく、「本当」です)ハートを作ってみたところ「うん。」と頷かれ、脳が焼き切れてそれ以前のことも以後のことも何も覚えていない。客降り目当てで行ってるんじゃないのに、いざ客降りで何か起こると頭がおかしくなって次も通路!通路に座りたい!になってしまう。人間とは愚かでミーハーな生き物です。そのキャラクターを演じている俳優さんのファンクラブにも入ってしまっているので完全に片足を突っ込んでいる気がしてならないが、まだ大丈夫!と唱えている。
 依存先が消えたら新しい依存先を自然に作って、やっぱりわたしは何かに狂っていないと生きていけないのかもしれない。自分で自分の人生の責任を負うことが怖すぎるため、いわゆる「推し」を作り、その言葉や存在をある意味で神格化してそれに合わせて動くことで、自分の行動の責任を「推し」に押し付けて安心している気がする。グロすぎる。わたしは犯罪や事故に巻き込まれる、不治の病にかかるなどの不可抗力で死にたいと常々思っていて、その理由もわたしに何の非もなくて「かわいそうだねー」と同情してもらえるからなので筋金入りである。不謹慎で最低なことを言っている自覚があるので、叩かないでください。本当にごめんなさい。

1/20(土)
 朝からバイトに出かけたが、人が来なすぎてありえないほどの早帰りになった。帰宅してぼーっとした後、夕方から公演ブロマイドを5時間かけてデコった。本当に可愛くできたので皆さんにも見てほしいけれど、これを持って会場付近で毎回写真を撮っているためもしエンカウントしたら…とありもしない事態を恐れてお見せすることができない。
 Twitterで流れてきた漫画を読んで、思わずうわー!!!!!!と叫んで逃げ出したくなった。老人になりかけの人間が弱っているところ、情けないところ、本当に見たくない。地雷と言ってもいいかもしれない。歳を重ねるごとにいろんな新しいことが理解できなくなって弱々しくなる両親を思い出し、そしてわたしがそんな両親に冷たくしていることを思い出し、死にたくなる。なんであんなに傍若無人亭主関白ヒステリーだったのに歳をとるとそんなにわたしは弱者ですみたいな顔をするの?その顔で見られるたびに世間の全員から責められている気がする。わたしが悪いんですか? ガラケーを投げられて頭から血を出して夜中に救急病院に行ったこともあるんですが、過去のことだと流せていないわたしが、わたしが、わたしが悪いのでしょうか、と脳内でわたしを責め立ててくる人間に詰め寄ってみるが返事はない。思えば小学生の時に教科書で向田邦子の『父の詫び状』を読んだ時から、わたしは何も変わっていない。向田邦子が山高帽を被って東京の電車に乗る父を恥ずかしく思うこと、わたしが店員の説明を理解できず何度も聞き直しどんどん声が大きくなる両親を恥ずかしく思うこと。世間の人々は寛大で、家族は何より大切で、年老いた両親は慈しむべきで、わたしは薄情ですみません。

1/21(日)
 1日空いて今日もテニミュ。今回の公演は東京→大阪→岐阜→東京凱旋と回るのだけれど、その1回目の東京公演の千秋楽だ。1日で昼公演と夜公演の両方を観劇するいわゆるマチソワというやつをやり、1回の公演が3時間40分という狂った長さ(ちなみに休憩は1回だ)なので身体がバキバキになった。でも最高に楽しかった。3時間40分を2回入るとお尻が痛くなるという意見が多いようだが、わたしは肩と腰がきつかった。多分1回の公演のうち7割くらい双眼鏡を構えて特定の演者を追っているからだと思う。あと姿勢が悪いので腰はもともと痛めがちである。
 帰宅してお風呂に入りながらスマホをいじっていたら画面がつかなくなった。もう1年近く前から急に固まったり電源が切れたりしていたのでついにですか…という感じで、お風呂に持ち込んでいたことが特に原因な気はしないが、まあお風呂にはできるだけ持ち込まない方がいいと思う。とにかく明日もバイトがあるしどうしよう…と思い、寝たら直る可能性に賭けて寝た。

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