休学日記　12/25~12/31

12/25(月)
　クリスマスだからと言って特に何も予定はないけれど、なぜか今日はバイトも休みで用事もなく一日自由な日だった。それでも家から出る気には全くならず、朝姉を送り出した後は布団でSNSを永遠にスクロールしていた。途中でグループLINEでバイトのヘルプの募集が来て、一瞬考えたが見なかったことにした。クリスマスディナーとして鶏大根を作って食べた。それだけの日だった。

12/26(火)
　バイトのハシゴ。昼間の方のバイトは今日が2023のラスト出勤だった。ここ最近平日はド暇だったので人員を削っているらしく、わたしともうひとりしかバイトはいなかった。社員もひとりお休みのようだ。しかし、今日は公立の小中学校と高校の冬休み初日だからかお客さんは多くて、わたしはひたすらにポテトを挙げるマシーンとなっていた。全身油臭くなって退勤。次のバイトに行く前にデオドラントシートで髪と身体を軽く拭き、服を着替えて、最後にファブリーズを全身にこれでもかとブチかけてむせた。学習塾のキッズへ。毎週火曜日油臭かったらごめんね。

12/27(水)
　夜中、姉に「それ寝言！？」と言われて起きた。夢の中でも塾講師をしていてずっとぶつぶつ寝言を言っていた。怖すぎる。YouTubeを見ていたらボディーメンテ？とかいうスポドリ？のCMが流れてきた。韓国のアイドルとそのファンがお互いそれを飲みながら、会う日(ライブ)のために自分磨きするという内容だったのだけれど、全然知らないアイドルなのにめっちゃ泣いてしまった。多分、アイドルとファンの健全な愛ってこうでしょ、と思ったんだと思う。

12/28(木)
　労働納め。6コマ連続だったのでヤケクソになっていたらいつもよりうまくキッズとコミュニケーションが取れた気がする。いつもヤケクソになろう。夜フォロワーとお絵描きチャットをした。絵チャっていままで全然やったことなかったけれどめっちゃ楽しい。またやろー。

12/29(金)
　年末年始は実家で過ごすので帰った。できれば実家にはあんまり帰りたくないため、大学1年と2年のときはバイトを理由に帰らなかった。しかし、帰って来ないの！？と非国民のような扱いをされるので去年から帰っている。実家に着くと父が「今年は4人で過ごせてよかった」とぼそっと言ったので、ごめんねと思った。両親がわたしのことを愛してくれているのはずっとわかっている。わたしがその愛の形を受け入れられないだけで。静岡からわざわざ何の連絡もなしに家に来て、連絡がないので当たり前に私が留守にしている家をひっくり返してごみを持ち帰り、そのごみを漁って「これ捨てていいの？」とダイレクトメールの写真が送られてきても、それは愛なのだ。愛であることには違いはないのだ。

12/30(土)
　帰省2日目。常に同じ空間に人がいることへの耐性がなくて、ずっと1人になりたい。実家に住んでいた頃はわたしの部屋があったが、すぐに母の物置にされてしまって今はかろうじて寝るためのベッドだけがある。そこで夜寝るのだけれど、ほぼ物置だから若干埃っぽくてずっといるにはしんどい。しかたなくリビングに居座っている。夜、ふとした発言で父親のこと(おそらく)傷つけてしまい本当に自分が無理になった。父親のこと好きになれないけど傷つけたいわけじゃないのに。父親と母親がわたしにしてきたことは忘れないし手放しでママパパ大好き♡なんて言える日は一生来ないけれど、でも幸せに死んでほしいのだ。傷ついてほしいと思ったことはない。関わる人全員無意識に傷つけていく怪物だから本当にひとりでいたい。罪悪感持ちたくないし、から回りたくない。相手のことを思いやって、とかではなく完全利己的な考えでひとりでいたいのだ。誰と関わるのも当たり前に怖い。

12/31(日)
　実家は大掃除をするタイプではないので暇をしていたら、「クッキーでも作りなよ」と言われたので大量に作った。なぜか私の実家では私が毎年クッキーを大量に焼き、缶に詰めてクッキー缶を作り正月のおせちの横に並べるという風潮がある。生地は、全部一緒だが、型を抜いたりココアとプレーンでうずまきのアイスボックスにしたりといくつか見た目にバリエーションをつけて、大きさも色々作って、できたものを詰める。我ながらクッキー缶作りは結構うまいと思う。ぼーっとメールボックスを確認していたら、3日前に美術検定の結果が出たよ～というメールが来ていたので結果を覗きに行った。3級合格！嬉しい。特に良い点でもギリギリでもなく、ちょうど合格点と満点の真ん中くらいだった。年越しそばを食べたあと、今年は知っている歌手が全然出ないので紅白も見ず寝てしまって気づいたら年が明けていた。