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メルカリで野菜を売ってみて思ったこと①
義姉の畑の片隅を借りて自分もほんの少し野菜を作ってみたのだけれど、本職農家の畑の広さは家庭菜園とは比べ物にならない。
ほんの少し・・・でも、作った野菜は有り余ってる。
本職農家だったのは夫くんの両親で、田んぼと畑と小さな直売の店もやっていた。既に二人とも他界し、田んぼや畑はそれよりもっと前にやめてしまっているのだけれど、直売の店は細々と続いている。それは主力商品だった「赤カブ」を買いに来てくれる長年のお客様がいるからだ。
義両親が亡くなってからは義姉がそれを引き継いで、秋の短期間だけお得意様のために店を開いている。
その短期間が終わって12月。
取り切れなかった赤カブは畑に有り余ってる。近所の人や知り合いや親せきに届けてもまだまだ余る。
近隣でさばけるところはもうない・・・じゃ、試しにメルカリで売ってみたらどう?
という単純な発想で、売ってみました。
赤カブ2kg+ネズミ大根1kg セットで1500円。
出品したら1日で注文が入りました。
注文が入ったら収穫して新鮮なものを送りますってことにしていたので、さっそく収穫し送りましたが・・・これはもう、これでおしまいにしようかなって思ってます。
あまりにも割に合わなかったから。
1500円から差し引かれる経費は、利用料150円、送料850円、箱代100円なので、利益は400円
寒空の北風ぴゅーぴゅーの中で収穫し、凍るような水で洗って箱詰めする作業に小一時間かかってることを金額に換算すれば(わが県の最低賃金は948円です)まったくもってマイナスでしかない。
それならもっと値段を上げればいいのかもしれないけれど、自分がいくらだったら買うかな?って考えたとき、このくらいが限度かなと思ったからこの値段にしたのですが・・・
まぁね、私の場合は生活が掛かってるわけでもないし、今回のこれはあくまで趣味でしたことなので仕方ないんだけどね~
けどね、
カブを収穫して帰って来る道の途中で、本職の、生活のかかってる農家の方が収穫してる姿を見たこともあって、考えてしまった。
農業って、あまりにも割に合わなくないかい~??
もちろん、本職の農家の方はメルカリで売るわけじゃないから、同じような収支ではないけれど、この田舎に住むようになって農業のいろんなことを見たり聞いたりするようになり驚いたことがいっぱいあって、この頃、その理不尽さに「なんだかなぁ・・・」っていう気持ちになってます。
農業をとりまくこの現実について、みんなみんながもっと気づいて、考えなくちゃいけないんじゃないのぉ??
・・・と思うんだけど。
つづく
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