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「みほと」と「ほづ」
ここ数年、学校でもプライベートでも、
性に関する発信をするようになって、
心震えた日本の古語。
「みほと」は、女性器のことで、
「ほづ」は精液のこと。
どちらもとても大切なものなのに、
何か後ろめたく汚いものを指すかのように
避けたり、嘲笑ったりしてしまっている。
その結果、私が出会った中学生の女子には、
「もうほんまにいや!なんで女子ばっか、、、」
と生理を呪ってる子がいるし、
普段は明るい男子がマスターベーションで
「自分が汚れたみたいで死にたい気持ちになった」と、
告白してくれたことがある。
命の根幹であるはずの性が、子どもたちを
こんな気持ちにさせてしまってることに、愕然とした。
自分の性を否定することは、生を否定すること。
、、、かつての私もそうだった。
この状況をなんとか変えたいと思っていた時に、この古語たちに出会った。
「みほと(美蕃登)」は、
『古事記』でイザナミの神生みの時に、
「美しい女性器(ほと)」を指して使われる。
「ほづ」は、ホ(秀)ズ(通)で、
『神遺方』などで、
すぐれた通じものの意で使れたという。
古人の自分の命に対する誇りが、
言葉に現れている。
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