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#17 人と関わるのが元気の素 田中ヒロミさん

どうもスミゾウです。
自分が是非会いたい人、話を聞きたい人へラブコールを送り、その内容を記事にしていく100本ノック中です。
参考:スミゾウnote始めます

今回は、「自営業でコインランドリーをやってます」と自己紹介される田中ヒロミさん。(以下ヒロミさん)
大阪から夫婦で約10年前に飛騨に移住されました。

ヒロミさんは“お母さんの時間を増やして幸せに”というコンセプトで、コインランドリーを経営されています。何故飛騨でコインランドリーを、そしてこれからの事を聞いてみました。
コインランドリーW&D

皆が○○だからに違和感を感じていた子供時代

「学校は好きでした。今振り返ると、両親は子供にこうなって欲しいという像があり、そこに私は違和感を感じていました。皆がピアノしているから、習わないとという様なところです。高校、大学は地元大阪のお嬢様校に通いました。」と振り返るヒロミさん。

みんながやっているかもしれないけど、全員楽しいものが一緒のわけがないと感じながら過ごしていたいたようです。

一人暮らし、初めて自分の好きなようにできるように


「大学卒業後、建築設計会社でCADオペレーターとして勤務しましたが、1年で辞めました。毎日が同じ業務の繰り返しに思えた事、何より人との関わりが自分には必要な要素だと認識しました。」と振り返るヒロミさん。


先輩が打合せした内容をPCに向き合い仕上げる。昨日も今日も、そして明日も同じような仕事と感じる事が特にヒロミさんには耐えられませんでした。

「その後、人と関わる仕事をしようと、商社直営の商業施設の社員になります。具体的にはパルコ内の香水店の店長職です。3年でエリアマネージャーになり最終的には大阪・京都・兵庫の地域を担当し、働きすぎて体調面で辞めまてしまいました。」

「その後は飲食店にも興味があり、家から一番近いタイ料理屋でバイトを始め、流れで社員として働きます。店長が私で、部下がタイ人という仕事環境。コミュニケーションをとるためにタイ語も勉強しました」と振り返るヒロミさん。
この職場では国籍や考え方がニュートラルだったこと。超エリ―トの国費留学でタイやカンボジアからの方もみえ、色々な経験が楽しかったとヒロミさんは語ります。

このあたりが、スミゾウが感じているヒロミさんの許容範囲の広さの原体験かなと感じました。

ただ、この職場も忙しくなりすぎて体力的に続けるのが難しくなり退社する事に。ヒロミさんは頑張り過ぎちゃうんですね。

その後、腕はいいが、飲食店の帳簿が読めないシェフが店をつぶすというのを立て続けに見る事に。経営や経理の大切を感じ、実家の特殊金物店で経理担当として働くという選択をされます。が、今までの無理がたたり、体調を壊し1年間ほど療養するという経験をされます。

旦那様との出会い、そして飛騨へ


「その時に通ってた鍼灸治療で旦那さんのと出会ったんです」と嬉しそうにかたるヒロミさん。

「実は清見に縁があり、1回遊びにきたんです。その時に私の好きなタイのチェンマイと似たような感覚を感じました。日差しは強いが、日陰はすずしい、古いものと新しいものが一緒にあるというところです。いつか飛騨に住みたいと漠然と思っていました。その後、お互いの仕事の区切りの良いタイミングがあり、今だと思い切って移住してきたんです。」と語るヒロミさん。
結構思い切った移住の仕方なんですね。

「子供2歳になり働こうと考えました。ただ、選択肢がパートか、起業かの2択だなと感じました。そこで、移住した当初から飛騨はコインランドリーが少ないと感じ、調べると個人でもやられている事例があったんです。これはいけるんじゃないかと起業しました。」
起業の際には持ち前の行動力で、市、商工会議所、銀行と、どんどん人づてに紹介してもらい協力者を増やしていかれたようです。その辺りの行動力と人との縁をつなげる力がヒロミさんは強いんですね。
そして、起業してコインランドリーは軌道にのり今に至ります。

「飛騨にはとっても面白い人がいる。人口はすくないけど、その分活動している人が目立ちやすくて、見つけやすい。そして、仲間にしてくれやすいと思っているんです。」
大阪にいたころも、面白い人はいただろうがどこにいるのかわからない、いたとしても自分と関わってくれそうな感覚がなかったようです。でも飛騨ではそれがあることが、ヒロミさんは感じています。

長く続けられる事業をしていきたい


「これからは、事業を会社にしたいと思っています。長くつづけられる。稼ぐなら楽しく、稼げない事業は魅力がないと感じています。また、障害をもっている人にも職を増やせるような事業にしていきたいとも考えています。詳細は今は内緒ですが、自分の人生と子どもの人生も重なるような動き、そして次の世代の負担にならないようにという事を意識してやっていきたいです。」
と未来をキラキラしながら語るヒロミさんでした。

スミゾウ'Sアイ


お会いすると元気になる。いつも明るいヒロミさん。人との関わりかたの懐の広さやフラットさの背景が分かった気がしました。
自分や周りが必要としている事を事業として、しっかり稼ぎらやっていく姿勢、長く続けるためにはどうしたらいいかという考えについて学ぶところが多かったです。
これからのヒロミさんの事業に注目ですね。


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