見出し画像

#02 もう世界中どこでも働ける、自分が人生のディレクター 白石達史さん

どうもスミゾウです。
自分が是非会いたい人、話を聞きたい人へラブコールを送り、その内容を記事にしていく100本ノック中です。
参考:スミゾウnote始めます

第1号記事は飛騨で6年来の友人の白石さん、しっかりインタビューするのは初めて。彼の印象はとってもコミュニケーション能力があり、誰からも好かれる人、いち早く移住、DIY、飛騨で初の大型フェスや暮し方など時代の一歩先を切り開いていっている人。
どうしてそんな事ができるのかいつも興味がありました。カフェでコーヒーを飲みながらスタートです。


インタビュー

「JAPONISMEはオンラインツアーなので、リアルではありえない200人同時のガイドもでき、可能性を感じてます。その中で自分はプロジェクトの仕組みをつくり、裏方を担当してます」

飛騨高山ジャズフェスティバルを行う「合同会社JAM」は5人の仲間の共同出資で2018年に、「M&Company」は2020年に奥様の実果さんと法人化し、オンラインツアーで日本を紹介する「JAPONISME」や古民家移築のビジネスモデルを運営されています。

画像2

●飛騨高山ジャズフェスティバル https://hidatakayama-jazz.com/
●JAPONISME https://japonisme.jp/
●古民家移築 M http://mandcompany.jp  

「個人的に、住む場所がどこであれ働けるようになりたくて、数年かけ実現可能になりました。サラリーマン時代は出社や給料は会社が決定。飛騨に移住してからは、食事がおいしい、静かで暮らしやすい等、生活面は豊かになりましたが、決定権が会社というのは変わりませんでした。自分の生き方を自分でディレクションできるようになりたいという想いが強く独立し、今に至ります」

自己紹介する時は、英語の意味での「ディレクター」を使い、メンバーへ方向性を示し、いろんな人に協力をお願いしながらプロジェクトをまとめる仕事をされているとの事。そんな生き方なので周りからみると、セルフプロデュース感をとても感じるのかもしれません。

「何かをお願いする時は、基本一本釣りで自分の情熱をどう伝えるかを大切にしています。お願いする人の事も詳しく調べ、理論・感情のどちらがその方により伝わるかを選んでいます」

直観も大切だが、行動する直前に1回立ち止まり考える事、相手にとってこの仕事をやった先にどんな景色があるかをちゃんと伝えるという事を意識しているとの事。とてもバランス型の人なんだと感じます。

目指していた「世界中どこでも働ける環境づくり」はすでに白石さんは個人としては実現しています。次はこれを会社や組織として周りにも広げていくことを意識しているようです。

「場所の概念が変わってくる感覚です。世の中でオンラインが普通になってきた事で、仕事もほぼオンラインで完結できる。そうすると単純に会社の固定費がグッと下がるので、その分で新しく人を雇ったり、必要な投資をしたりもできる。実際必要なものだけ持って行けばどこでも事務所になるし、遠方の友人を雇用しました。この仕組みがだれかの犠牲の上に成り立っていると問題だと思うけど、今のところだれも不幸になってなくて、メリットが多いと思っています」

オンラインを駆使して、固定費を下げ、必要なところに投資する。かなり合理的一面もあるようです。


飛騨に移住し、DIYや古民家再生も一歩早くやってきた白石さんは、
「人よりも早くやることに喜びを感じているわけではなく、たまたま後で振り返ったら結果がそうだったという感じ」と語ります。

直観で、自分が欲しい暮らしを手に入れられる環境をつくりあげてきたのかもしれません。今回のコロナで強制的に世の中のオンライン化が進んだ事で、白石さんと似たような働き方が増えて、益々働きやすくなっているようです。

「暮らし方を考えてたら、東京じゃないと人より早く感じられたのかもしれません。今やってるオンラインツアーや、古民家移築もこれからどんどん市民権を得てくると思う」と語る白石さんの今後に益々期待です。


スミゾウ‘sアイ(総括)

「今、ガンジーが生きてたら完全に課金していました」と語る白石さんからは、「基本人間はダメなものだと思ってそこを楽しんでいる感」を根源に感じました。自分も影響を受け、映画と本を読みました。ガンジーは皆さん知ってのとおり自分の信念を貫いたスゴイ人ですが、実は失敗談も多く残っています。白石さんは「ダメな部分もさらけ出している人にとてもシンパシーを感じる」のだそう。ダメなところがあるのが人間だよねという感覚を持っているから、懐が広くだれからも好かれるんだろうなというのを感じました。
また、「自分が人生のディレクター」「メリットは周りにも広げたい」そう生きていけるように、周りの巻込み方や、仕組みなどを合理的に実行できる力を必要に応じて身つけてきている事を感じまました。

私が白石さんから学んだ事は、より多くの人を巻き込み、スムーズに物事が進められるように、自分の感覚をしっかり言語化し説明できるようになる事をトレーニングしていく必要がある。その為の100本記事だなと決意を新たになった第1号記事!白石さんありがとうございました。


profile:白石達史さん


岐阜県・飛騨エリアを中心に活動する「型に捉われないディレクター」。アメリカ・アリゾナ州の国立公園 のトレイルワーカーなど海外を放浪する生活の後、世界中から人々が訪れるガイドツアー会社を経て独立。現在は、飛騨高山ジャ ズフェスティバルを主催する「音楽会社JAM」、2020年、日本を紹介するオンランツアーと古民家移築の会社「M&Company」を設立。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?