コンバージョン率が爆上がりする施策:LPOとは?
みなさんこんにちは、すみです。
先日、本業のほうでサイトのコンバージョン率(CVR)を大きく伸ばすことができました。
私が今回サイトのコンバージョン率を上げるためにやったことはLPO(ランディングページの最適化)です。
SEO(検索エンジンの最適化)は以前からやっていたのですが、SEOが成功し、流入数が増えると次に課題になるのが、流入したユーザーを離脱させずにコンバージョン(資料請求やメルマガ登録など)に誘導するかということが課題になります。
その課題解決のため、コンバージョンに誘導するためにページの使いにくいところを細かく分析して改善していくLPOが重要になります。
SEOはよく知られているし私の周りでもよく話を聞くけれど、CVRを上げるLPOについては案外話している人が少ないように感じたので、今回はLPOについてお話したいと思います。
LPO(ランディングページの最適化)とは?
こちらは、WEBサイトにたどり着いて、コンバージョンするまでのユーザー行動を図にしたものです。
この図で表したように、ユーザーは
検索ワードを入力して検索
⇒検索結果画面で見たいサイトをクリック
⇒LPにたどり着く
⇒LPでコンバージョン(商品購入など)ボタンを押す
⇒コンバージョン
という流れで、自社のコンバージョンまでたどり着きます。
この流れのうち、より多くの検索ワードで引っかかるようにするコンテンツ作成、検索結果画面で上位表示されるようにする点はSEO(検索エンジンの最適化)の領域です。
LPOは自社のサイトに訪れたユーザーをサイトのコンバージョンに導く施策になります。
LPOの方法は?
LPOはLPをユーザーのニーズに合わせて最適化することで、CVRを上げていきます。
私は今回、以下の流れでLPOを進めました。
1. Googleアナリティクスなどサイト解析ツールで改善ページを決める
2. ヒートマップで流入数の多いページの離脱ポイントを洗い出す
3. 離脱の多いポイントで離脱する理由の仮説を立てる
4. 仮説をもとに、改善する
5. GAやヒートマップで効果測定
1. Googleアナリティクスなどサイト解析ツールで改善ページを決める
全ページに対して改善をしていくとかなり果てしない作業になってしまうので、まずはGoogleアナリティクス(GA)などを使って、サイト全体でアクセス数の多いページを洗い出し、改善すべきページを決めていきます。
その際、流入の多いページのCVRも確認しておくとさらに良いです。
これらのデータをもとに、LPOで改善すべきページを洗い出していきます。
2. ヒートマップで流入数の多いページの離脱ポイントを洗い出す
続いて、LPOで改善すべきページをヒートマップで詳しく解析します。
ヒートマップは、ページ内のみられているポイントや離脱が多いポイントを解析できるツールです。
GAはページ全体のユーザー数を調べることはできますが、ページの離脱ポイントを調べることはできません。
よりページ内のユーザーの動きを知りたいときにヒートマップは役立ちます。
出典:【無料】スマホ時代のヒートマップとは?コンテンツの解析・改善
このように、赤い部分がよく見られるところ、ブルーになるほど、見られていないことになります。
3. 離脱の多いポイントで離脱する理由の仮説を立てる
ヒートマップの解析結果をもとに、離脱理由の仮説を立てます。
今回私が改善したページでは、あるところから一気に離脱が増え、そこから下が真っ青になっていました。
コンバージョンボタンは離脱者の多い真っ青なところにあったので、コンバージョンが上がらなかったと仮説を立てました。
4. 仮説をもとに、改善する
コンバージョンが上がらない理由がコンバージョンボタンが見られる前に離脱されていたからだとわかったので、コンバージョンボタンを見られる位置に置く必要があると考えました。
なので、下記のサイトの例のように、コンバージョンボタンをページの下部分に常に表示されるようにサイトのデザインを変更しました。
出典:ホームページにフローティングメニュー(追従メニュー)を取り入れるメリット・デメリット
5. GAやヒートマップで効果測定
改善後は、数日後にその施策が効果を出しているのか必ず効果測定をすることが大切です。
改善前よりもCVRが上がっていたら成功です。
今回私はこの施策でCVRを5%まで上げることができました。
業界やサイトのコンテンツの内容によって、CVRは前後しますが、業態に関わらずWEBサイト全体でのCVRの平均は2~3%と言われているので、平均を超えることができて、ガッツポーズでした笑
LPOのコツは?
私がやったことは非常に単純なことです。
ですが、きちんと効果を出すことができました。
やってみて感じたLPOで大事な点は、ユーザーが少しでもめんどくさい、使いにくいと思う点は丁寧に一つずつ見つけて直していくということです。
なので、自社のサイトをとことん使い、とことん向き合うことが重要だと思います。
単純作業なので、部下やアシスタントにお願いしっぱなしになる人も多いかとは思いますが、そこは丁寧に向き合うことが大切だと思います。
以上、LPOについてでした!
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