スミ@新卒1年目

文学男子/地方会社員/サッカー/サウナ/英語 夢は海外駐在員です。

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最近の記事

ただそこにいる人たち を読んで

障害を理解し、多様性を受け入れるために:正しい支援と共生のあり方導入 「知的障害」という言葉は、その障害を持つ当事者や家族の存在を明らかにするために使われます。しかし、この言葉がもたらすカテゴライズによって、彼らの本来の姿がぼやけてしまうことがあります。そして、健常者の側に「私たちとは違う人たち」という意識を生み出し、理解できない、なんだか怖いというイメージを固定化させてしまうのです。 表現の重要性 知的障害を持つ人々のこだわりや行動は、しばしば「役に立たない」と見なさ

    • 「AIに意識は生まれるのか」 を読んで

      フィクションの世界から哲学へ:意識の謎とクオリアの探求導入 以前から僕は、小説などフィクションの世界の登場人物がどういう「感じ」なのかが気になっていた。子供の頃、『ドラゴンクエスト』などのビデオゲームで遊びながら、モンスターの攻撃によってダメージを受けるキャラクターたちが、果たして痛みを感じているのだろうかと考えたことがある。こうした疑問が積もり積もって、僕は現実の私たちも、精巧なフィクションの世界を生きているのではないかと感じるようになった。 クオリアとは? クオリア

      • 結局AIは我々の生活の何を変えるのか ~新社会人のための教養part1~

        論点① 生成AI市場の拡大生成AI市場は、銀行、金融、コンシューマー、ヘルスケア、メディアの分野で2027年には1000億ドル(23年のPC市場に匹敵)に到達し、24年には350億円に到達する。 また、こうしたAIによる新しい市場は、労働集約的な業種である小売業や外食、サービス業の業務効率化に大きな影響を与える。 ゴールドマンサックスの調査では、全職種で平均25%が自動化の対象に。特に事務サポート(46%)、法務(44%)、建築・エンジニアリング(37%)の割合が高い。

        • 「嫌われる勇気」を読んで

          フロイト、ユングと並び「心理学の三大巨頭」と称されたアルフレッド・アドラーの思想が1冊に凝縮された本書では、幸福に生きるための具体的な方法が書かれている。 本書を手に取ったのは3年前、ベストセラーだから買ってみるか…と何気なく購入した一冊の本が、翌朝からの景色を一変させてしまう出逢いとなった。 現在に至るまで、本書の教義を大切にして生活をしている私が、特に紹介したい話を3つ挙げる。本書を読了された方は復習として、これからの方は、この記事を通じて本書に興味を持ってくださった

        ただそこにいる人たち を読んで

          「ググる」はもう時代遅れなのか

          結論、「ググる」は時代遅れだ。 「ググる」とは、”Googleで検索する”という略語である。 Googleとは、2000年代初頭から急速に発達したインターネット業界を牽引してきた、世界最大のIT企業の1つである。 同社は、2005年にはYouTubeを買収し、2021年にはGoogleの総資産は約205兆円を超え、現在も成長を続けている。 しかし現在、そんなGoogleに暗雲が漂い始めていることをご存じだろうか。 Googleの主力事業である「検索」の利用者数が年々減少

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          「ググる」はもう時代遅れなのか

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          「木曜日にはココアを」を読んで

          カフェ好きの皆様こんにちは。大学3年生のすみと申します。 本日は、青山美智子さんの小説「木曜日にはココアを」を読んで、私が心に 残った文章を1つ紹介しようと思います。 この作品は12編の連続短編集です。 1杯のココアから始まり、最後は1人の命を救う。 「何気ない行動が運命を変える」というメッセージが込められた作品です。 少しでも興味を持ったら、是非読んでみてください。 「あなたは、何色が好きですか?」 私も、ふと視野を広げてみると、 青色の空、黄金色の畳、ウォールナ

          「木曜日にはココアを」を読んで