学校に来れて幸せ。脳腫瘍を抱えた桜ちゃんの話。④
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けれども私は
桜ちゃんと2年生最後の日を一緒に迎えることはできなかった。
実は言うと
夏頃に私の妊娠が分かったのだった。
それまで2度の流産を経験していた私にとっては
不安とともに迎えた出来事だったけど
桜ちゃんはとても喜んでくれた。
「赤ちゃん生まれたら、私一緒に遊んであげるね!」
と言ってくれた。
少しずつ大きくなる私のお腹。
それと共に
桜ちゃんは自分でできることが増えていったので
とてもありがたかった。
2月の終わり頃
私は桜ちゃんの担任を終える日を迎えた。
1ヶ月だけならと
同僚のお母さん(元教員)の方が来てくれて
引き継いでくれることになった。
今度の先生だよと伝えると
素直に受け入れてくれた。
他の子どもたちとも
短いお別れをして
最後の日が終わった。
最後にお母さんに出会った時
実は私も
妊娠しておられると知った。
すごい偶然だった。
それから
出産を終えて
久しぶりに学校に言った時
新しい担任の先生から
桜ちゃんの話を聞いたのだった。
続き。
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