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スマサガ吉田、家を買う!Vol.3 〜部分リノベーションの醍醐味を体感する〜

▼前回のお話、Vol.2はこちら

1年以上かかった物件探しでしたが、契約も無事に終了!
まさかの状況から一度は諦めたけど、本当に気に入ったマンションを購入することができてホッとしました。そして、楽しみにしていたリノベの具体的なプランに取り掛かることに。元々はフルリノベしようと決めていたお部屋でしたが、一度、業者さんの手に渡ってリフォームされてしまったことで僕が当初に描いていたリノベーションの視点が変わることになったのです。

フルリノベーションができなくても・・・購入しよう!と決めるまで

物件を気に入って内見した時は、キッチンの位置や脱衣スペースなど、フルリノベーションで全部変えるイメージをしていました。でもその後、リフォーム済みで再び売り出された時は物件価格も上がっていて、フルリノベすると予算オーバーになってしまう・・・やっぱり購入は諦めるしかないかなと思っていました。

でも、リノベ済みのお部屋の図面を眺めていた時、キッチンを動かさなくても周りを変えれば気持ちいい感じにできるかも?と思ったのです。フルリノベありきの視点を外して見てみると、水回りの位置を変えなくても壁の作り方や他の間取り次第ではいい感じになるかも?と思えてきたのです。

借りられるローン金額にはまだ余裕があったのですが、将来的なことやバランスも考えた結果、今は使える設備はそのまま活かしつつ、当初の予算内で部分リノベーションをすることにしよう!と思いました。賃貸と違って最初に新品の設備を使える利点もあったし、本当は水回りもやりたいことが色々あったけど、いつか設備が壊れた時に自分が気に入るようにまとめて変えればいいかも。それまでは今あるものを有り難く使おう、と考えが変わったのでした。

(左)空気の流れがなくジメっとしている洗面脱衣室。(右)とにかく狭くて使いづらいトイレ。
水回りが部屋の端にまとまっていたので、それを生かしてリノベできるかも?と考えが変わった。

そう思って改めて物件を見てみると、運のいいことに水回りエリアは壁際にまとまっていて、他の部分や間取りを自由に変えられる状況でした。水回りが変更できなくても、間取りだけはどうしても変えたかった僕にとっては最高の条件でした。僕は家事が大の苦手なのですが、以前、家事動線をちょっと変えただけで家事が苦にならなくなった経験がありました。実際に間取りのプランを考えてる時に、こんな動線だったら洗濯も苦にならないかも?などと線を描いている自分がいました。

吉田邸のリノベプラン、こうなりました!

僕が考えた間取りプラン、優先したいポイントはこんな感じでした。

・一番過ごす時間が多いリビングは南の窓側に
・寝室は眩しすぎないように部屋の中心にしたい
・水回りはリフォーム済みの既存設備を活かし、動線とスペースは整える

最優先したいリビングと寝室を広く取ることを考え、限られた空間を効率的に使うために洗面脱衣スペースと廊下はなし。その代わり、狭すぎたトイレのスペースを広げ、キッチンは無駄なスペースを無くすために造作することに。水回り設備は位置をそこまで大きく変えず、シンプルな造作であればそこまで費用も掛からずにできるのです。

もう一つのポイントは、風と光の入り方です。角部屋で3方向に開口部がある明るい部屋なので、玄関に入った時に、ベランダからの光と視界が抜けるようにしたい。リノベ前は脱衣スペースが壁になって風も光も遮られていたので、廊下側の窓を開けたら南北に風が通って空気が流れる空間を作ろうと思いました。

友達を家に招くことも多いので、小さくてもくつろげるスペースを作ろうと。ソファを置くリビングとダイニングキッチン、寝室スペースもフレキシブルに使えるように小上がりの和室のような作りにしました。友達が来たときは腰掛けたり、くつろいだり。コンパクトな部屋だけど、色々な場所を作ってみました。

リノベ前の間取りと僕が考えた設計プランを比較すると、こんな感じです!

リノベ前にやったこと、予算調整のあれこれ!

水回りを既存利用したことで、自分が一番やりたかった部分にお金をかけることができて、やりたいこともクリアになりました。購入する時になんとなくこのゾーニングをイメージできてたけど、スマサガスタッフとも話しながら「ここのスペースもう少し広げたほうがいい」「収納とりすぎかな」などと第三者的な目線でブラッシュアップもできて、最終的にプランを固めることができました。

あとはリノベ前に、実際に泊まってみたのがとても良かったんです。
暮らしてみて気になるところを測ったり、朝と夜の光の感じが違ったり。例えば、日中は車通りもそこまで多くなくて静かだなと思っていたけど、朝はごみ収集車が通ったりして意外と音が気になることがわかったり。
昼夜の違い、外の音や温度、光の感じもわかった上でリノベのプランに活かせたのはとっても良かったと思いました。過去のクライアントさんでもいらっしゃいましたが、もし可能だったら、リノベ前に実際に現地で過ごしてみることもおすすめです!実際の体験に勝るものなしですね。

最後に予算調整のお話。
今までの経験から「このぐらいでいけるだろう」という予算感は大体掴めてたけど、当初はやっぱり少し予算オーバーしていました。やりたいことが盛りだくさんということもありますが、やはり資材の高騰も影響しているなと感じたりもしました。そこから、希望してた輸入水栓をやめて機能優先でシンプルなものに変えたり、小さな変更を重ねて調整していきました。最初から希望通りの高いデザインのものを入れても、リノベした後の空間にピッタリ来るかな?と冷静に考え直したり。そんなことを重ねながら、設備は最小限の機能で考えとこう、また暮らしてみてイメージが変わるかもしれないし、と考えるようになり、なんとか予算内に収めることができました!

そして、自分でも完璧だ!と思えるプランが完成しました。
気心の知れている職人さんにもお願いして、いよいよリノベの工事に入るのでした。

次回、Vol.4 〜完璧だと思ったのに・・・まさかのプラン変更?〜 へ続く


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