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水無月の終わりに感じた夏の匂い

私の夕刻の日課であるエクササイズ、今日は長めのウォーキングを選択した。
見上げると、梅雨の中休みの空模様、というよりは夏の匂いがする空模様。
雲も気温も夏の匂いがした。

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空模様の次に出会ったクサ。
「僕はどんな所でも、ひとりでも、生きていく」と言っていた。青い空と白い雲にむかって、伸びてゆく。

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生きる勇気を持っていたクサの次に出会ったのは、花畑の中に一輪だけ咲いていた向日葵。
「梅雨の雨が降らないなら、僕はもう我慢ができない。みんなより先に顔を出して、夕陽と語らうよ」
ちょっと、セッカチな君だけど、鮮やか黄色は元気をくれる。

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元気な黄色い向日葵の傍らで微笑んでいたのは満開のルドベキアたち。
「向日葵くんはセッカチだなあ。一人だけじゃ、せっかくの眩しい黄色がもったいないよ。仲間とともに力を合わせれば、小さくてもこんなに映えるんだよ」
紫陽花ロードのそばの花畑で、紫陽花に負けじと咲き誇る彼女たちは優しく笑っている。

今日は長めのウォーキングを選択して正解だった。六月の終わり、まだまだ梅雨は明けないけれど、私は夏の匂いで、幻の季節の進みを味わった。

【あとがき】
私の主軸は、消防防災の活動について考えることです。
私の住んでいる地域は、早々に梅雨入りしましたが、今のところ、雨量が上がっていません。最近の荒ぶる気象から考えると良いことかもしれませんが、やはり、梅雨時期には、それなりに優しい雨が降らないと困ることもあると思います。
災害が起こるときは、度が過ぎる異常な時。適切、適度な雨はこの時期には必要なのかもしれません。

今日は夏の匂いを感じとりました。このまま梅雨が終わるとは思いませんが、向日葵くんと同じく、早い夏を少しの時間、満喫しました。
(写真は令和3年6月28日に撮影しました)

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