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ピルを飲んでいる間、定期検診って必要?

こんにちは。スマルナ医療相談室のゆきなです。
早いもので2021年も残すところ1ヵ月となりました。

今年1年の間にみなさんは健康診断や婦人科の検診は受けられましたか?
健康診断は病気を早く見つけることはもちろん、病気そのものを予防することを目的に行われています。若いからまだ大丈夫!と思う方も多いかもしれませんが、特に婦人科の検診などは20代のうちから意識していただくことが重要と言われています。

低用量ピル飲んでいる方は処方してもらった時に先生から「定期検診を受けてください」と言われたことはないですか?

「どうして必要なの?」

「何を受けたらいいの?」

「どこで受けたらいいの?」

と疑問ばかり出てくるけど、実際どうしたらいいか聞きにくいし、結局まだ受けられていない・・
という方もいるのではないでしょうか?

今回は低用量ピル服用中の検診についてみなさんに知ってもらえたらと思いお話しさせてもらいますので難しいことは考えず「そうだ!これを機に受けてみよう!」と気持ちの変化があればうれしいです!!

まず、どうして検診が必要なの?~定期検診の重要性~

みなさんも耳にしたことあると思いますが低用量ピルの重大な副作用に血栓症があります。

<血栓症の関連記事:夏だ!ピル服用中の水分摂取は大切だ!

血栓が発症する確率は1万分の1、そして血栓で死亡する確率は10万分の1以下と妊婦さんが出産をする際の死亡する確率(10万分の8)よりはるかに低く、ほとんどの方は心配ありません。しかし、血圧が高かったり、コレステロールの値が高かったりすると血栓症のリスクが高まると言われています。
そのため、定期的に血液検査を受けることで、血栓症に対して注意が必要かどうか、早く見つけることができます。また、毎日お薬を飲むので肝臓や腎臓の機能も異常がないか検査することが大切です。

ピルを飲んでいる飲んでいない関わらず、婦人科の検診を定期的に受けて、婦人科の主治医を若いうちから見つけておくと安心につながるかと思います。

次に、何を検査したらいいの?

受けていただきたい検診は
・問診、血圧測定
・血液検査
・子宮頸がん検診
・乳がん検診

の4つです。

問診や血圧測定は定期的に行うようにしましょう。

血液検査は半年から1年に1回「1.肝機能 2.腎機能 3.末梢血液一般検査 4.脂質系検査」の項目を受けていただくようスマルナではおすすめしております。

子宮頸がん検診は基本2年に1回(ただし、医師により1年に1回、子宮細胞診検査の指示があることがあります。※子宮細胞診検査とは、微量の子宮の細胞を採取して良性か悪性かを診る検査)

乳がん検診は1年に1回(受診時期について指示がある場合は医師の指示に従ってください。)受けていただくようにお伝えしています。

最後に、どこで受けたらいいの?

血液検査はお近くの婦人科や内科で受けることができますので問い合わせてみてくださいね。

また、血液検査は会社などで受ける健康診断の結果を病院に提出することでも代用可能な場合があります。子宮頸がん検診は婦人科や産婦人科で受けることができます。乳がん検診は産婦人科やレディースクリニックで行っているところもありますが、乳腺外科など乳腺外来を行っている病院を探すと確実です。また、市区町村が実施しているがん検診で検診費用の補助がでる場合があります。ご自身のお住まいの自治体のホームページを確認してみてくださいね。

これを機会に定期的に検診を受けて、安全に低用量ピルを飲みましょう!!読んでみて、ここ詳しく聞きたい!ここ分からない!などありましたら  お気軽にスマルナ医療相談室をご利用くださいね。

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