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低用量ピルと痛み止め、どんなものを選べばいいの?

みなさん、こんにちは。
スマルナ医療相談室のべーさんです。

温かいコーヒーがおいしい季節ですね。
お風邪を引かないように、気をつけましょう。

ピルを服用していてなにか気になること、ピルを飲んでみたいけどよくわからないこと、お友達や家族には相談しにくい生理のこと、カラダのことなど、もしよければ、スマルナ医療相談室で相談くださいね。お待ちしております。

さて、今回は、低用量ピルと痛み止めについてお話したいと思います。
低用量ピルを服用中に、頭痛がしたり、生理痛があったりと、痛み止めを飲みたいときがあるかと思います。

そんな時は、安心して痛み止めを飲みたいですよね。
今回の記事を参考にしてみてくださいね。

低用量ピルと痛み止めには相性がある


複数のお薬を飲むときには、飲みあわせに気をつけないといけません。
お薬には、相性の合うもの、合わないものがあるのです。

相性が合わないお薬同士を一緒に飲むことで、一方のお薬の効果が弱まったり、一方のお薬の効果が強く出すぎて副作用がでてしまったりすることがあります。

せっかく効果を期待してお薬を服用するのに、飲み合わせが良くないお薬を一緒に服用することで期待する効果が出なかったらもったいないです。

そして、思わぬ副作用が出てしまうのはつらいですよね。
なので、飲み合わせは大切です。

低用量ピルと痛み止めにも、相性があります。
相性の良いもの、良くないものについてお話していきますね。

低用量ピルを服用中に、安心して飲める痛み止めはなんだろう?


低用量ピルと一緒に服用可能な、相性の良い痛み止めにはどんなものがあるでしょうか。

服用可能な、代表的な痛み止めの成分を今回は2つご紹介します。
『ロキソプロフェン』
『イブプロフェン』です。

これらの成分は安心して低用量ピルと一緒にお飲みいただけます。

ただし痛み止めは、空腹時に服用すると胃に負担がかかることがありますので、食後にコップ1杯のお水と一緒に服用いただくと安心です。

薬局やドラッグストアで購入できる痛み止めに配合されていることも珍しくありませんので、お買い求めになる場合は、薬剤師や登録販売者に上記の成分名をお伝えいただくと、そのお店で販売されている商品を紹介してくれるかと思います。
低用量ピルとの相性が良くない痛み止めはあるの?
そして反対に、低用量ピルとの相性の良くない痛み止めはあるのでしょうか。

答えは、あります。

相性の良くない痛み止めの代表的な成分を1つご紹介します。
それは『アセトアミノフェン』です。
低用量ピルの説明書には、『アセトアミノフェンは併用注意』と記載がされています。

どういうことかといいますと、アセトアミノフェンと低用量ピルを一緒に服用することで、『アセトアミノフェンの効果が弱まる可能性がある』
『低用量ピルの効果が強まり、副作用が出る可能性がある』
ということです。

併用に注意が必要なお薬となりますので、絶対に飲んではいけないということではありません。
医師の判断で、服用可能となる場合ももちろんあります。

しかし、併用に注意が必要なお薬の服用に関しては、自己判断せずに、医師の指示に従うようにしましょう。

もしくは、先述のロキソプロフェンやイブプロフェンを服用していただくと安心です。
また病院に受診される際は、今お飲みのお薬について医師に伝えるようにしてくださいね。

おわりに

低用量ピルを服用中に、頭痛などで痛み止めを服用したいときは、『成分名』を確認してみてくださいね。
『商品名(または、販売名)』しかわからない場合や、この成分は飲んで大丈夫かわからないなどお困りのことがありましたら、スマルナ医療相談室にご相談ください。

本日もお読みくださり、ありがとうございました。
今回の担当はべーさんでした。

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