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スマルナ医療相談室の薬剤師が月経カップを使ってみた

みなさん、こんにちは。
スマルナ医療相談室、薬剤師のべーさんです。
すっかり秋も深まり、紅葉がきれいな季節となりました。
肌寒い日も増えてきましたので、みなさん、お風邪を引かないように気をつけてくださいね。

さて今回は、日々スマルナ医療相談室で生理に関する相談を受けている薬剤師のベーさんが、生理ライフを快適に過ごすための選択肢のひとつ「月経カップ」について知ってほしいという思いを込めて、べーさんの月経カップ体験記をお伝えしたいと思います。

感動体験から大失敗を経て、それでも月経カップを選択した私の想いを読んでいただけたらうれしいです。

月経カップの初めの印象は『え、入らなくない?』


月経カップを初めて知ったときは、ネガティブなイメージが大きかったことを覚えています。

月経カップを折りたたんで入れるとはいえ「入らなくない?痛くない?」というか、「無理じゃない?」という気持ちが強くて、月経カップを使ってみようとは思いもしませんでした。

それからいくつかの季節が過ぎ、月経カップのことを忘れかけていた頃、べーさんはスマルナを運営する会社、ネクイノに転職します。

今までよりもはるかに、生理のことを考える機会が増え、生理を身近に感じるようになり、生理や性教育に関するSNSの発信などを見る機会がぐっと増えたことで、次第に生理や月経カップに抱いていた少しネガティブな印象はポジティブなものに変わっていきました。

私はそもそも、生理のあのドロッと出てくる感覚や、独特の匂いがすごく苦手。
それに加えて、日々、家事・育児・在宅ワークに奮闘していて、末っ子出産後の生理再開がそろそろくるぞ…というタイミングがいいきっかけになりました。

まだまだ長い残りの生理ライフ、より快適に過ごしたい!という想いから、月経カップに挑戦してみようと決意します。

初めて月経カップを使用したときの感想は『最高!』


いざ!挑戦!
初めて使用した感想を一言で言うならば、『最高!』
快適な生理期間でした。
初めて月経カップを使用したタイミングは生理3日目で、出血量が少なくなってきていたということもあり、生理であることを忘れられる、1滴も漏れない、匂わない、という前評判通りの結果でした。


私が選んだ月経カップとお手入れ方法


ここで、私の使用している月経カップやお手入れ方法などの紹介をします!
私が使用しているスタメン月経カップは、
Cata-MEDICA Lサイズです。容量は30mLとなっていますが、カップの内側に線が引いてある20mLがカップで受け止められる量であることが、経験してみてわかりました。
シリコンが柔らかく、挿入しやすいなと感じています。
他のブランドよりも比較的安価であったことも選択した理由のひとつです。

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交換場所は、日中は脱衣所、夜はお風呂です。
交換するときは、経血を捨てた後に、月経カップを水洗いしています。
清潔を保つために、生理が始まり、月経カップの使用開始直前は、専用カップに月経カップと適量のお水を入れてレンジでチンして消毒をし、生理終了後は、月経カップにつく匂いが気になるので、専用ミルトンで消毒しています。

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私は、お手入れ方法にさほど面倒は感じていません。


こんな感じで月経カップの思った以上の良さにウキウキしながら「これからの私の生理ライフは快適に過ごせる!」と思っていた翌月…「シーツに大出血事件」が起きます。

2回目の月経カップ使用でシーツに大出血事件

意気揚々と、翌月の生理は初日から月経カップを使用しました。
そして2日目の夜、月経カップと共に眠りにつき朝起きたら…なんだか違和感。
嫌な予感がしてそっと覗いてみると…シーツが真っ赤…。
シーツに大出血事件が起きました。(その後のお洗濯は大変でした。)

ここで「なるほど、2日目の出血量では気をつけないと漏れるのだ」と知ります。

でも、月経カップで過ごす快適生理ライフは、そんな事件があっても手放したくないと思えるほど良かったので、対策を考えて翌月の生理に備えました。

考えた対策は3つ。
・月経カップのサイズアップをして、容量を大きくしてみよう。
・生理2日目の夜だけは、月経カップ+生理用ナプキンで過ごしてみよう。
・生理2日目は、交換頻度を朝晩の1日2回から朝昼晩の1日3回にしてみよう。

いざ、挑戦!
対策をして実行した3回目の月経カップは…
見事成功!!
2日目の出血量が多い日を少しだけ気をつければ、快適な生理ライフを過ごすことができるようになりました。

【結論】私には月経カップが合っている


月経カップを使用してみて、今私が思っていることは、
『私には月経カップが合っている』
『今後の生理ライフは月経カップと共に歩んでいく』です。

月経カップを使用することで、大変だった生理期間を、生理であることを忘れて日々を過ごすことができる!
これが最大のメリットだと感じています。

生理が年に約12回、期間が5日間だとしたら、年間約60日間。
この60日間、生理ではあるけれど出血は無く、普段とほぼ変わらない生活が送れるって、なんてすばらしいことなんでしょう!
少しおおげさかもしれませんが、私は強くそう思ったのです。

月経カップに出会えたことにも感謝したいし、使用するまでの一歩を踏み出すための背中を押してくれた数々のSNSにも感謝したいです。

そんなこんなで、月経カップは確かに大変な面もありますが、私にとってはデメリットを上回るメリットがある、と思えたので、この先も使い続けたい!と思っています。

生理ライフの選択肢のひとつに月経カップを加えてみませんか?

今では、生理用品も様々な商品がありますよね。
生理用ナプキン自体の性能も上がっているし、環境に気遣った布ナプキンや吸水ショーツなどもあります。
月経カップは、ひとつのカップで何年も使用可能で、使用には慣れが必要ではありますが、慣れてしまえば快適に過ごせます。

また、出血量やPMSなど生理にまつわる症状を軽減するために低用量ピルを服用する方法もあります。

みなさんは、自分の生理ライフをどのように過ごしたいですか?
生理ライフを快適に過ごすために、月経カップを選択肢のひとつに加えてみるのはいかがでしょうか。

みなさんが、ご自身の選んだ方法で生理ライフを快適に過ごせますように。
今回も、お読みくださり、ありがとうございました。

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