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Tホームから工務店に変更して理想の注文住宅が600万円安く建てられたF様

  • ウッドショックによる価格高騰、、、

  • 金利の上昇による家計の圧迫、、、

  • 変わらない所得、上がり続ける物価、、、

コロナの感染拡大によってライフスタイルが大きく変わり、まだまだ終わりが見えないウクライナの戦争。
将来に対する漠然とした不安を抱えながらも、家族の団らんを思い描いてマイホームを考える方たち。

私自身、こどもの成長や将来のため、また快適な生活空間を手に入れるためにマイホーム購入を決意した一人です☆

さて、今回はある住宅会社で建築を検討中の方が、支払った契約金が戻ってこないにも関わらず、600万円も安く工務店で夢のマイホームが実現できた事例をお伝えします。

すでに住宅の契約金を支払ってしまっても大丈夫!?本当にこのまま家づくりを進めてしまって良いのか!?少しの迷いが転機を生む


これは当初、住宅会社選びに失敗し途方にくれていたあるお客様が転機となる工務店と出会うことで、同じ大きさの同じグレードの住宅を600万円も安く建てられた実話です。。。

  • F様は製造業で奥様は金融系の事務職

  • 世帯年収は800万円

  • お子様は4歳の娘さんが一人

  • 土地の決済が完了しており、土地代金は総額1000万ほど

  • 当初の住宅会社での資金計画は、なんと5400万円!

当初の予算の詳細

建築費用:3400万円(建物の大きさは29坪の平屋)
諸費用:1000万円(オプションや追加工事費用)
土地費用:1000万円
総額:5400万円

今考えると驚きの価格だとF様もびっくりです。
Tホームでは半規格住宅の提案を受け、ネームバリューとデザイン性に惹かれて建築費用3400万円(坪単価は驚きの117万円!)で契約を結んでしまいました。

さらには、追加オプションとして諸費用を1000万ほど(基本的に建築本体価格がここまで高いとオプション工事を追加することはありません)がかかると説明を受けていました。

当初のF様の資金計画は月々7万円~8万年ほどを希望
契約時の資金計画では月々9.5万円ほど(ボーナス払いをご夫婦が毎回10万円支払う計画)

住宅会社から勧められたFPさんからライフシュミレーションや資金計画を提案されていたにも関わらず、どうしてそのような事が起こるのでしょうか?

住宅の契約価格を上げるためのFP相談会という名の資金計画の落とし穴

基本的に住宅会社から紹介を受けるFPさんは、その住宅会社との関係性があることがほとんどです。

もちろんその中でもお客様のために真摯に向き合って資金計画をしてくれるFPさんはたくさんいますが、中には住宅会社からの要望や顧客の事前情報を聞いた上で、住宅会社よりの資金計画を勧めるFPさんもいます。

今回のF様のケースでは、
お客様に寄り添った資金計画とは到底いえないでしょう。

まず今回のF様の失敗は2つあります。

1つ目が、「現状の生活水準から上がる事が前提になった資金計画」である
2つ目が、「ネームバリューに踊らされて適正な建物価格を見誤った」こと

資金計画の年収推移は現状維持が基本

以前はFPさんからライフプランシュミレーションを受ける際、将来の収入に関して、現状の年齢から毎年2%のプラスで推移してシュミレーションを出すことが一般的でした。

つまり日本の年功序列社会での収入をベースにしていました。
しかし、現代は年収が毎年右肩上がりで計画するとは当然限りません。

むしろ、コロナの影響で収入が減少する夫妻もたくさんいらっしゃいます。
そもそも、日本の平均年収は30年間変わっていないのです。。。

さらには、F様はボーナス返済を毎年20万円(夫婦で40万円)返済計画として見込んでいたのです。

散歩や登山が趣味のご夫婦。
お子様の習い事や生活の変化に備えるための、貯蓄のある暮らしを実現するには、あまりにもムリな返済計画でした。

返済計画は頭金なし!ボーナス返済なし!がベター

もちろん所得やご家族の要望によっては返済計画は変わります。
しかし大切なのは、
ムリのない範囲でご家族の夢のマイホームを実現すること」ですね。

それであれば、当初の月々の支払い計画よりもオーバーする返済計画や、貯金に余裕がない中でのボーナス返済は危険です。

さらにはF様は当初の月々13万円ほどの返済計画を減らすために
40年のローンの提案を受け、進むところでした。

資金計画はとても大切です。
FPというプロから大丈夫だと言われれば安心しますし、勧められれば信用してしまいます。

しかし、大切なお金のこと。
住宅会社や住宅会社から勧められたプランに少しでも疑問を持ったならば、
第三者からのアドバイスを必ず受けてくださいね。

次回では、F様の二つめの失敗
「ネームバリューに踊らされて適正な建物価格を見誤った」失敗についてあげていきたいと思います。


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