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耐震等級3ってどこまで地震に耐えられるの⁇

最近、住宅会社が当たり前のように出している耐震等級3という表記。
うちは耐震等級3だから安心です!
という意味合いで表記してますよね。
耐震等級4や耐震等級5は見たことがありませんね。
また、耐震等級1や耐震等級2で表記している会社もほとんど見かけません。
それではその耐震等級3ってどういう状態でしょうか?

建築基準法基準と耐震等級3

耐震の等級は具体的に4つに分かれます

  • 建築基準法基準・・・建築士のチェックでOK。(構造計算をしなくても良い)

  • 耐震等級1・・・第三者機関と設計者のダブルチェックが必要。(許容応力度計算)

  • 耐震等級2・・・建築基準法基準の1.25倍の耐震性。(許容応力度計算)

  • 耐震等級3・・・建築基準法基準の1.5倍の耐震性(許容応力度計算)


耐震等級の数字が上がる毎に耐震性が優れているのですが、耐震等級3は最上級の耐震性なんです。

耐震の基準や数字をいわれても良く分からん、、、
そうですよね(^-^;
実はそれぞれの耐震等級がどの程度地震に耐えられるのか明記されてるんです!

  • 建築基準法基準・・・震度6弱程度で全壊しない、震度5弱程度で半壊しない

  • 耐震等級1・・・震度6弱程度で全壊しない、震度5弱程度で半壊しない

  • 耐震等級2・・・震度6強程度で全壊しない、震度5強程度で半壊しない

  • 耐震等級3・・・震度7程度で全壊しない、震度6弱程度で半壊しない

さすがは耐震等級の最上位!
どんな地震が来ても大丈夫だな!
と思ったら、震度7程度で、、、全壊しない⁇
以外に大したことないんじゃないか、、、?
それこそ阪神淡路大震災のような震度7強ともいわれる地震がきたら全壊する、、、かもしれない汗)
実は、
そんな耐震不安の方にも安心の等級が存在するんです‼︎

耐震等級3をも超える公的認証といわれる等級

なんじゃそりゃ?
あまり聞き馴染みのない言葉。
耐震等級4でも耐震等級5でもない公的認証という等級

実はこれ数ある住宅会社の中でもたったの2社しかできないんです。
ではどういったものかというと、

  • 公的認証・・・震度7を超える地震で変形しない(限界耐力計算)


震度7を超える地震で変形しない!?
今までは全壊や半壊が保証された耐震だったのに、これに限っては変形もしないという耐震性!
これには秘密があって、
耐震性を測る「限界耐力計算」という計算の仕方によるものなんです。
ちなみにこの計算の仕方というのは、
震度7を超える地震が何回きたら建物が壊れるのかを、建物が壊れるまで行うんですね。
「これだけ何回も強烈な地震がきても、変形すらしないすごい耐震性でしょ」というのを見せびらかせることで得られる称号なんです。

なんだか耐震等級3が霞んでしまいそうですが、耐震等級3でも十分な耐震性はありますよ♪

ただそこはお施主様の考え方。

果たしてそれだけの耐震性は過剰耐震だと思うのか。

地震大国の日本ではある程度の耐震はやっぱり必要だと思うラムでした(^^)


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