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東方幻想麻雀 初心者向けの話

こんにちは、麻雀初心者エンジョイ勢のなつです。
麻雀は家族の影響ではじめたのですが、最近は東方幻想麻雀をSwitchでやるくらいには楽しんでいます。

色んな人から「麻雀って難しそう」という声をよく聞きますし、実際に簡単楽勝なゲームではないと私も思います。ですが、用語やルールを噛み砕いて説明していくことで、そんな分厚い壁を少しずつ壊していけるのではないか、とも思うのです。

そういうわけで今回の記事は、麻雀ひよっこによる東方幻想麻雀の解説記事第1弾、となります。よろしくお願いいたします。

まずは通常ルールで慣れる

東方幻想麻雀は様々な追加ルールや特殊能力を使うことのできる、いわばイカサマ麻雀ゲームとも言えるでしょう。昔ホリプロからもDSでそんなの出てましたな……。

まあ昔の話はさておき、このゲームでも他の麻雀ゲームやアプリと同じく、特殊ルールを採用しない通常の麻雀を楽しむことはできます。「シングルプレイ」の「対局室作成」から

・ルール(雀卓)選択:通常ルール
・対戦人数:4人打ち 東風戦
・能力のあり・なし:(どっちを選択しても通常ルールでは「なし」になります)
・時間制限:無制限

を選択して部屋を立てましょう。
卓ルール説明の所に色々暗号めいた用語が書いてありますが、はじめのうちは無視するかググるかしてください。あなたがネットや書籍で調べた(であろう)麻雀の基本ルールがわかっていれば、問題なく遊べます。

全然勝てない! ロンされてばっかり! つまらん! みたいな現象が起こることもまれによくあるんですが、なにせ麻雀は4人いるゲームです。単純計算で勝率は4分の1、つまり25%。最初はCPU相手でも負けて当然と思っていいのではないでしょうか。

それでも勝ちたい、振り込みたくない、という負けず嫌いな方は、戦法を紹介している動画などを見ることをおすすめします。私が最近参考にしたのは「アグロドンジャラ」のパワーワードを投下し、Twitterでバズった方の動画ですね。上から目線の発言で恐縮ですが凄く良い動画でした。

能力を使ってみよう ~雀卓選び~

さて、通常の麻雀ゲームやアプリよりは少し割高な東方幻想麻雀。値段の理由は当然、卓(ステージ)ごとの追加ルールやキャラごとの特殊能力であるはずです。どうせ買ったのなら、そういうルールも楽しまなければちょっと損ですよね?

しかし通常ルール卓では能力のあり・なしを「あり」にしても能力を使うことができません。他の卓を選ぶときが来たようです。

はじめに能力あり卓でおすすめしたいのは「博麗神社」。字牌の中(チュン)が常にドラ(得点を上げてくれる牌)になるという効果だけの、シンプルなステージなので考えることが少ないです。
しかも中は3つ揃えるだけで(ポンでもOK)役になるので、初心者でも簡単にアガれるしいいことづくめですね。相手もアガってくるけど知らんがな。

能力を使ってみよう ~キャラクター選び~

次に選ぶのは自分と相手のキャラクターです。

尺の都合で相手キャラクターのおすすめだけ書いておくと、分類で紅魔郷のコーナーにいる大妖精を3人選んでおけば直接攻撃を食らうことはありません。とりあえず練習だと思ってAボタンポチポチしときましょう。

そして自分のキャラ。見た目やキャラの好き好きで選んでもいいのですが、東方に関する知識が薄かったり、勝敗を気にするのであれば主人公の2人から選ぶのがいいでしょう。どちらも使いやすくて強く、特に霊夢は攻略サイトでも初心者の方におすすめされています。

博麗霊夢

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能力:能力発動後3手番の間、自分が捨てた牌で「ロン」されない。

麻雀の勝ち方にはツモアガリとロンアガリの2種類がありますね。
ツモアガリは他の3人全員から点数をもらい、ロンアガリは「振り込み」した人だけから点数をもらいます。
霊夢の能力は、このロンを3手番の間だけとはいえ完全にガードしてくれるというものです。
誰かがリーチしたときなんかに使うと強力さ・安心感が増します。あとは2回も3回もポンやチーをして、手を完成に近づけている人がいるときとかですかね。

霧雨魔理沙

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能力:手牌のうち1種類(ランダムに決定)の数字牌を赤ドラに変化させる

霊夢とは逆に魔理沙は攻撃型の能力です。手牌の中にある牌を、赤ドラという得点アップに直結する牌に変化させてくれます(数字やマークは変わりません)。
この能力は同じ数字で同じマークの牌を揃えて持っているときに特に強いです。たとえば能力ゲージが溜まったときに、手牌の形がこれに近いものだったと仮定します。

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これはすでにアガっている形なので実際に能力を使うのはもう少し牌が揃っていないタイミングになるのですが、とにかく同じ数牌が揃っているな、と思ったとき、かつ、テンパイ(あと1枚でアガれる)状態に近いぞ! と思ったら魔理沙の能力を使うときです。
魔理沙の能力が赤ドラに変化させる対象は「1枚の牌」ではなく「1種類の牌」なので、ダブって持っている牌があればすべて赤ドラになるのです。高得点を狙いたいときは、手がトイトイやチートイツ、イーペーコー(全部同じ牌が揃いやすい役の名前です)に近いときに能力を発動させましょう。

隠れイチオシ・捨て牌の勉強になるスターサファイア

さて、今後記事が続けばまた別のキャラの紹介もしていきたいと思っているんですが、霊夢と魔理沙の他にどうしても初心者の方に勧めたいキャラがいます。それがこちらです。

スターサファイア

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能力:能力を使う前にリーチした人がいたら、その人の「待ち牌」が分かる

リーチとはすなわち、「自分はあと1枚来たらアガリだよ」という宣言なのは分かってもらえると思います。そして、その1枚を振り込んで(捨てて)しまうと、当然その人に点数を払わないといけません。

少し詳しい話になりますが、リーチは門前(メンゼン、チーやポンをしないで自力で手を作ること)でないと宣言できません。そして、リーチ以外の役にもメンゼンを条件にしているものは多いです。代表格だとピンフとかですね。上で紹介した動画でも言われているのですが、リーチやピンフは高得点のアガリに成長する傾向が高いです。当然そんなものに振り込みたくはないですよね。

スターサファイアの能力を使えば、リーチ相手がどの牌で待っているか、どの牌を捨ててしまうと振り込みになるのかを完全に知ることができます。ただしリーチせずにテンパイしている人(画面の能力説明にある「ダマ聴」)や、ポンやチーをした上でテンパイしている人(聴牌)にはこの能力は適用されないので無敵というわけではありません。

ではなぜ私がスターサファイアをおすすめするのかですが、これにはきちんとした理由があります。

麻雀でよく聞く基本的な戦法として「相手の捨て牌から相手の待っている牌を予想する」というものがあります。たとえば1・9・字牌をどんどん切っている人はタンヤオ狙いだ、とか、もっと複雑になると3のソーズを捨てているから筋である6のソーズを自分が捨てても安全だ、とかいうヤツです(ただの一例なのでここは理解できなくても構いません)。

捨て牌は麻雀においてとても有用な情報源であることは間違いありませんが、初心者が敵3人分の捨て牌を読む、となると、超高難易度ゲームになってしまいます。個人的にはこのあたりが初心者が麻雀を敬遠する原因のひとつなのではと考えています。

スターサファイアを使うとリーチへ振り込むことを回避するだけでなく、リーチしている相手の捨て牌と、画面に表示される相手の待ち牌を見比べて、「この捨て牌が多い人はこういう形で待つことが多いんだな」という傾向を勉強することができます。まあ、ゲームをはじめてすぐからその勉強をやる必要は薄いと思いますが……。

とりあえず、捨て牌の勉強をしたくなったらスターサファイア、とだけ覚えておいてくれると今は嬉しいです。

終わりに ~まずは楽しもう~

色々長々書いてきましたが、麻雀は数あるゲームのうちのひとつです。

勝ちたい気持ちは誰にでもあると思いますが、負けが続いたりなかなかアガれなかったりしてもあまり重く考えずに、気楽に楽しみましょう。しんどくなったら別のことをするのもアリアリです。

シリーズが好評だったら別のキャラの紹介もしていきたいと思っているので、感想お待ちしています。

ではでは!

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