人間の損切り

今回は、人間の損切りについてのお話です。

色のクイズ　②

　最近、「こんな人とは距離を置こう」とか、「こんな人には気を付けろ」とか、「付き合う（結婚する）相手がこういうことをするならやめておけ」のような文章を見かけます。

　同性、異性問わず、誰かと関わる時、そりゃみんな気分よく付き合っていきたいし、なにより自分が損をしたくない。しかし、損をしたくないと思うあまり、「損切り」しすぎている・・・または「損切り」しようとしすぎている気がしてなりません。

　株のデイトレーダーは（昔しか知りませんが）損切りが早く、それにより損失を少なくすることで勝つ・・というやり方をしていましたが・・・

　人間関係でデイトレしたいですか？

　どんどん人と知り合って、少しでも【こういう人間とは付き合うな！】という内容に当てはまる人はどんどん損切りしていく・・・そういう人間関係って構築できるものなのでしょうか？

　本当に勝っている人って、「成長する株を購入時に見極め」ずっと持っているものです。そして、ずっと持っている時間の中で多少の浮き沈みがあっても、その会社を信じて持ち続けているものです。

　人間関係が全く当てはまるわけではありませんが、浮き沈みや良い面、悪い面があって当然と思います。その人のひとつの面だけでその人を判断してしまうのは少し軽率と思いますし、自分が同じように損切りされたらやはり悲しいです。

　損をしたくない、騙されたくない、あとで悲しい思いをしたくない・・・といった気持ちは誰にでも、私にもあり、それは人として当然の感情です。ただ、その基準を人任せにしたくない、しないでほしいと思うのです。

あなたの思う「耐えられない損」の基準はなんですか？

あなたの思う「耐えられない程騙される」の基準はなんですか？

あなたの思う「耐えられない悲しい思い」の基準はなんですか？

私にとっての「耐えられない損」は、払えないほどの金銭を失うこと

私にとっての「耐えられない程騙される」は、払えないほどの金銭を搾取されること

私にとっての「耐えられない悲しい思い」とは、金銭的なことで苦しむこと

　つまり今のところ、金銭に関する事でしか、人を【損切り】する必要がないということになります。その他のことは私にとっては「その人の側面」で片づけられることになります。頭にくることもありますが、損切りするほどではないということです。

　もちろん巷で言われている「損切りの基準」のようなものは、きっと色々なデータがあってのものなのでしょうから完全に否定しているわけではありませんし、もしかしたら正解が多いのかもしれません。

　しかし、それはあくまで参考と思った方が良いでしょう。

　自分の基準を決めておくのが良いと思います

デジタル色彩士検定1級　受験レポート！

　あと、人間は不思議なもので、【幸せになる方法】よりも、【不幸にならないための3原則】みたいな内容に惹かれます。そして今、さらにその傾向が強くなっています。それはあなたもお感じになっていると思います。

　だって、溢れていますもんね、こういう言葉が。でも、ここ大事です。

　不幸にならない＝幸せになる　ではないですから

　不幸になりたくないなら不幸にならない方法をお試しください。幸せになりたいなら幸せになる方法をお試しください。

　私は幸せになりたいです

※　この記事は、他サイトでの私の過去記事を再投稿したものです。