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自分が倒れたら

我が家には、要介護5の夫が居ます。
夫は人工透析を受けており、週3で通院しています。
送り迎えは私。
週1の訪問入浴とリハビリ以外の介護、看護は全て私が行なっています。

この生活になってから約4年。
彼はその間、だいたい1年に5回以上入院していましたが、その期間だけが私の介護の休憩時間でした。
(といってもほとんどが数日間の入院でしたが)

私も身体が強い方ではなく、持病もあるので、なんとか自分の身体との調整をつけながらなんとかやってきたつもりでした。
しかし先日、ものすごい倦怠感と軽いめまい、猛烈な眠気があり、なんとか病院まで送り届けたものの、透析の準備ができず看護師さんにお願いし、自分はしばらく車中で休むという事態になりました。

病院の駐車場でしばらく休み、そこから一番近いコンビニまで行ってまた駐車場で休み……ということを続けてなんとか帰宅しました。

帰宅したものの症状はあまり良くならず、考えた末、母に運転をお願いすることにしました。
母は高齢。本当は慣れない車の運転はさせたくありません。
しかし、介護タクシーを頼むには時間がせまっており、どちらにしても私は病院に行かなければいけません。
それなら、母に福祉車両の操作を覚えてもらい、私に何かあった時には母がヘルパーさんに教えたり、助けてくださる方に教えたりできるなと考え、私の車を母に運転してもらい、助手席に私が座って病院へ向かいました。

透析室には母にも入ってもらい、母に車椅子を押してもらいました。
腰に痛みがある夫の車椅子はリクライニング式で、幅や扱い方も普通のものとは違います。
ストッパーやリクライニングの仕方などを教えながら車まで移動してもらいました。

私が所有する福祉車両は軽自動車で、後部に巻き上げ式のベルトがあり、車椅子にフックを取り付けると自動で車いすごと車両に載せられるようになっています。
ベルトの固定解除、車椅子への取り付け方、巻き上げ方、ロックの仕方など、クラクラしながらも母に教えました。
一気に教えたので母も大変だったと思いますが、この作業にミスがあると命に関わるので、私も母も真剣です。

車が家に到着すると、今度は車椅子を降ろす作業、家に上げる作業、そして、ベッドへの移乗です。

ここで問題が発生しました。
家の前に3段ほどの階段があり、スロープをかけて押していくのですが、母の体重が軽すぎて夫を乗せた車椅子を押して上がれないのです。
結局そこは私が代わって押していきましたが、これは早急に対策を考えないといけないなと思いました。

家には車いすごと入ります。
ベッドへの移乗も機械を使うので、操作の仕方を教えます。
全てを教えて母が帰った後、ちょっと記憶がありません(笑)

今までいくら調子が悪くても、送迎ができないことはありませんでした。
しかし、私もサイボーグではないので、やっぱりこんなことはこれからもあると思います。
今回体調を崩したことで、人に頼ることも必要なんだということ、急に頼られてもその人が困るから、定期的に頼ってみることも必要だと思いました。
そして、今回のことをケアマネージャーさんに相談し、ヘルパーさんの効果的な依頼方法や他の支援などを考えたいと思います。

夫は私がいないと水すら飲めない人です。
夫を大事に思うなら、自分が動ける身体でないといけないんだと改めて思い、とんでもない重圧を感じていますが、頑張っていこうと思います。


ありがとうございます! 更に精進します!!