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なんでもない事5

頻繁に更新するの無理じゃねと思って開き直ったらこのザマである。 一ヶ月まるっと空いてしまった。
しかしまあ空海も中国から帰ってきて真言宗を開くまでに空白の期間を設けるくらいなので、このくらいの空白期間なら屁でもないだろう。

〜ホッチキスの話〜

どういう事かというと、最近ホッチキスで紙束を閉じるのが下手くそになってしまったという話。

レシートを纏めたり、様々な提出書類のコピーを纏める時、クリアファイルやクリップも勿論使うが、ホッチキスが一番安定して使いやすい文房具だと自分は考えている。クリップでは外れてバラバラになりやすいし、そもそもクリアファイルは貴重品なので出来るだけ使いたくない。そこでホッチキスだ。
芯は強固で一度綴じたら基本的に外れないし、誰でも簡単に扱える。でも本体のおしり側の出っ張り使えば簡単に外れる。すごいぞホッチキス。
そんなわけで自分も例に漏れず、ほぼ毎日ホッチキスを使って何かしら纏める作業をしていた。

営業から渡される経費伝票にも、レシートと伝票がホッチキスで綴じられている。
その中には頻繁に芯が潰れた(でも辛うじて芯が引っかかっているので纏まってる)ソレが多々ものが自分の手元にやってくる。 別にそんな事如きでぐちぐち小言をいう事はしないが、心の中では「こいつホッチキス使うの下手くそか?」とか、「ってかホッチキス使うの下手ってどういうこと」と思っていた。そう思いながら一度ホッチキスの芯を外して綺麗に整えてから再びホッチキスで綴じる作業をしていた(こうして一連の動作を文章にしてみると結構嫌味な性格なのがバレてしまう)。

しかし、その日は唐突にやってきた。それはとある給与計算をしていた昼下がりの事だった。
各社員のタイムカードに定期のコピーをホッチキスで纏めていく作業をしようとしたら、突然芯がぐにゃっとなって綴じるのに失敗してしまったのだ。
最初は「あれ? 失敗した?」と思い、一度ホッチキスのおしり部分の出っ張りで芯を取って、気を取り直して再度綴じようとホッチキスに力を込めた。

駄目だった。
その日を境に、どう工夫してもホッチキスで綺麗に綴じられなくなってしまったのだ。
最初はホッチキス本体が壊れたのかと思い、破損した部分がないか確認をしたが分からず、もしかしたら自分の力加減が駄目なのかと思い何度か力加減を変えて試してみたが悉く失敗した。

家のホッチキスでも試してみたが、やっぱりぐにゃっとなって綺麗に綴じられない。

そして今日も……。
何が原因なのか全く分からないが、いつのまにかホッチキスが綺麗に綴じられない病にかかってしまったようだ。これでは営業の事を馬鹿にできない。

誰か、
誰か私に教えてほしい。
どうやったらホッチキスを使って綺麗に紙束が綴じられるのか。

あと出来れば、これを読んだ方々にこの「ホッチキスが綺麗に綴じられなくなる病」にかかってほしい。それだけ。

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