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エスニックを感じる音楽たち♬

2024.5.26 #110


エスニックの日を前に、
エスニックな気分を一足早く音楽で味わおう!



TINARIWEN  の「Amassakoul ’N’Ténéré」

「TINARIWEN」はアフリカのサハラ砂漠にルーツを持つ「トゥアレグ族」という民族の人々で結成されたバンドです。
20年ぐらい前に、イギリスのグラストンベリー・フェスティバルのドキュメンタリー映画を見たんですけど、映画の冒頭で「TINARIWEN」が出てくるんです。民族衣装のターバンを身にまとって演奏する彼らを見て、一瞬で彼らの虜になってしまいました。
グラミー賞で最優秀ワールド・ミュージック・アルバム賞も2度受賞しています。砂漠の遊牧民の音楽と現代のポップ・ミュージックを融合させたスタイルは「砂漠のブルース」と呼ばれています。
ラクダに乗っているようなゆったりしたリズムと、アラブ音楽にも似たコーラスが催眠術のようで引き込まれます。


Oki Dub Ainu Band の「Sakhalin Rock」

日本で「エスニック」って言うと、南だったら鹿児島とか沖縄っていうふうに思うんですけど.... 今日私が取り上げるのは、北海道のアイヌ民族伝承の楽器「トンコリ」の奏者である「OKI」が率いるバンドです。このバンドは世界唯一のアイヌのバンドなんです。
私が北海道に初めて出張行ったときに、CDをわしづかみして帰ってきて、後で聞いたらものすごい素敵だったという思い出の曲になります。
皆様ぜひ衝撃を受けてください!


ティン・パン・アレー の「Yellow Magic Carnival」

日本の音楽界の重鎮「細野晴臣さん」の曲です。
細野さんは「はっぴいえんど」を解散した後に、ソロ活動と新しいバンドを始めた1970年代初めから「イエロー・マジック」というコンセプトを提唱しています。白人でもない、黒人でもない、日本人を含めた「黄色人種」独自の音楽を作るんだという思いを強く持ってたんです。
それが「YMO=イエロー・マジック・オーケストラ」に繋がっていくわけなんです。
細野さんはエスニック音楽にとても造詣が深くて、ワールド・ミュージックを日本に広める第一人者でもありました。僕も細野さんが監修した民族音楽のコンピレーションCDとかを聞いて世界中のいろんな音楽を教えてもらいました。はい、僕がワールド・ミュージックにハマっていくきっかけになったのは間違いなく細野さんでした。


ビートルズ の「Love You To」

直接エスニックのバンドではなくて、ビートルズからエスニックに入ってきたという方も多いんではないかなというふうに思います。


Anoushka Shankar, Norah Jones の「Traces Of You」

ビートルズからインド音楽にハマった人は多いですよね。そのビートルズに大きな音楽的影響を与えたのが、インドの伝説的シタール奏者「ラヴィ・シャンカール」です。
彼の娘である「アヌーシュカ・シャンカール」もシタール奏者で、母親は違うんですけど同じくラヴィ・シャンカールの娘であり、ジャズシンガーの「ノラ・ジョーンズ」、2人の姉妹の共作曲です。


振り返って

次回の Music Forceの放送は、
6/23(日)午前8時から!
何がテーマになるか、皆様お楽しみに〜!

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【聴取方法】
■狛江市内はFM 85.7 MHz
■ネット配信:サイマルラジオ・コマラジ
■スマホ・タブレットからは
 アプリ「Redimo(レディモ)」より
 関東「コマラジ」を選局
公式Twitterはこちら
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セットリスト


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