見出し画像

スマホを水没させた私がした3つの事(つづき)


どうも!
「コーヒーはブラックで飲むので砂糖とミルクは・・・・。」
と毎朝マクドナルドで言っているスコウスです。
肝心の「要りません」は相手が嫌な気分になってしまうかも
知れないので言いません。


さて、前回の続き。
私の水没したスマホちゃんは
どうなるのでしょうか?


2. 復旧作業


スマホの内部にまだ水分が残っているのか。
音声が聞こえない。


これはBluetoothのイヤホンで解決済みですが、
カメラが写りません。


レンズの内部の水滴が取れないので
見事な芸術的作品に仕上がってしまいます。
こんな貴重な写真は撮れないでしょう。


しかし、私は会社で頻繁に現場の写真を撮影して
自分のメールに送信してから
お客さんや社内の人に資料として送ったり
するので、


「お前はプールの中にでも居てるのか?」
となります。


内部の水分を出すには
もう一度SIMカードを抜いたままにして
そこから出すしかありません。


そしてタオルをひいて
スマホちゃんを振りまくりました。


振っても振っても水が出てきます。
こんな時でも容量が大きかったのです!


そうだ!
ドライヤーだ!


私は会社の自分の机の中にある
ドライヤーでスマホちゃんの唯一の穴めがけて
風を送りこみました。


ついでに充電もしておこう。


ドライヤーを良い位置に固定して
スマホちゃんを爽やかに仕上げている間に
仕事仕事。


カメラの付いている水滴がどれくらい減るかで
スマホ内部が乾いたかどうかが判断できるはずだ。


そう勝手に判断して
平社員スコウスは現場の作業に
夢中になっていきました。


30分がたった。


ドライヤーの風はCOOLにしておいたので
熱くはない。


そろそろ乾いたか?


そうだ!
SIMを抜いたままだった!
電話がかかってきているかも知れない!


SIMカードを差して画面を見た。


あれ?
すんごい画面が波打っている。


アプリ達が水槽で泳いでいる金魚のようだ。


ひどくなったんじゃないか?
乾くどころか画面にシミが付いたように
曼荼羅模様になっている。
まるで万華鏡をのぞいているみたい。


アプリをタッチしても
そのアプリが起動せずに
斜め下のアプリが起動してしまう。


スマホちゃん画面の左上が
黒くなってきている。


あれ?あれ?あれ?


「乾かしたら直る」は安易すぎたか?


調べよう!
私は検索窓に
「スマホ 水没 復旧」と
打ち込んだ。


読んだ。


ふみふむ・・・
えーーーーーー!!!


「スマホが水没した時にやってはいけない3つの事」とある。
1.   振る
2.   ドライヤーをあてる
3.   充電する


やってしまった!!
全てクリアしてしまっている!
めずらしく100点満点だ!


なぜこれを先に読まなかったのか?
スマホちゃんを生き物だと
思ってしまっていた!
電気機器だった!


やるべき事は逆で、
1.   すぐ電源を切る
2.   カード類は抜いておく
3.   すぐに復旧作業してもらえるお店に持っていく


これだった!

私はスマホちゃんの体にまんべんなく
水が行き渡るように
振りに振りまくり、


電源を切るどころか充電して
充電しながら風を送り込んで
毛細血管の細部の細部にまで
水分を送り込んでいたのだった。



まだ私が小学3年生の頃。
飼っていた金魚を死なせた事を
思い出した。


私はお祭りでもらってきた金魚を
バケツにいれて飼ってみた。
初めてだった。


空気は大丈夫かと気になり、
親に相談したがエアー的なアイテムを
買ってもらえるはずもなく、
仕方なしに私はストローで息を送り込んでみた。



「ブクブクブク〜」
毎日ブクブクブク〜。


シンドイ・・・
それに自分の吐いた息は
汚いかも知れないと思い始めた。


考えた末に
コップを持ってきた。


コップを逆さまにして
沈めて水中でひっくり返した。


コップからオナラが出てくる。


「ぽこ〜ん」


地味な作業。
これを毎晩やっていた。


ある日の朝、
金魚がお腹を上にして浮かんでいた。
死んだのだ。


私は泣いて悲しんで
なぜ死んだのか親に聞いてみた。


「生き物は必ず死ぬから。
悲しむのが嫌ならもう生き物は飼うな。」


そう母に言われた。


私はなぜ死んだのか知りたかった。


その日の夜、父が玄関の金魚がいない事に
気付いて私を慰めようともせずに

「なんで死んだ?何した?」と
私に聞いてきた。こっちが聞きたいのに。


私は毎日のエアー供給の話をした。


父は「このコップか!
これは俺が石鹸入れるのに使ってるやつやんか!
そら死ぬわ!」


それ以来、
生き物は飼ってない。



まだスマホちゃんは生きている!
近くに修理屋さんはないか調べよう!


あらっ?


画面が・・・消えた!


〜つづく〜












いただいたサポートで缶ビールを買って飲みます! そして! その缶ビールを飲んでいる私の写真をセルフで撮影し それを返礼品として贈呈致します。 先に言います!ありがとうございます! 美味しかったです!ゲップ!