2024年東京都知事選挙で行われた広島県安芸高田市に関わる公職選挙法違反疑惑、『メディアール石丸伸二応援記事問題』について時系列と問題点まとめ
私は2024年東京都知事選挙の選挙期間中にこの『メディアール石丸伸二応援記事問題』を発見し、X(旧Twitter)上にまとめて公開し、情報提供を行っている者です。
2024年東京都知事選挙以降に行われるすべての選挙で、本件と同様の地方自治体が関わる公職選挙法違反や地方公務員法違反の疑惑となるような行為を未然に防ぐため、そして有権者、政治家、政治団体、市町村や都道府県などの地方自治体関係者、地方自治体のHPやSNSの運用業務委託契約を受ける(契約予定、契約終了予定も含む)に周知し注意喚起を促すため、本記事を公開します。
もし本記事をご覧になられている方の中に、地方自治体の関係者や該当業者の方が居たら、職場での注意喚起やケーススタディとしてこの記事を共有して頂ければ幸いです。
本記事ではまず時系列で前提となる出来事を知って頂いた上で、最下部の問題点まとめの指摘を見て頂いた方が理解しやすいと思います。
時系列や詳細などどうでもいい、何が問題なのか知りたい、という方は下部の問題点まとめだけ見てください。
※本記事の内容は私自身の判断で予告なく内容が変更される可能性がございます。
本記事をご利用される場合、その時点での本記事の状態を記録する形で、プリントアウトするかPDFに保存するなどして、ご利用して頂くことを推奨いたします。
新たに判明した関連情報の追加、誤字脱字の修正、冗長過ぎて伝わりにくい表現を簡潔にする、問題点の指摘をより理解しやすい形に改善する、法的リスクの回避などのためです。
※本件に関わる情報提供・タレコミをXのDMまたはnoteのコメント欄で募集します。
必ず記事に追加・反映するお約束はできませんが、精査した上で一定の信頼性のある事実や問題点の指摘であれば追加・反映を致します。
noteのコメント欄は公開されていますので、関係者や団体の誹謗中傷や事実に基づかない虚偽や憶測の内容を書き込むのはをはお止めください。
※本件に関しては一定の成果が得られるまで、本記事に情報や問題点を集約・逐次更新する形でまとめていく予定です。
時系列
2020年04月01日
井川幸広氏が東京ニュービジネス協議会の会長に就任
株式会社クリーク・アンド・リバー社 プレスリリース
一般社団法人東京ニュービジネス協議会(東京NBC)第9代目会長に、当社代表の井川幸広が就任
2022年
井川幸広氏の直轄プロジェクトとして『地方創生研究部会』が発足する
株式会社gr.a.mの代表取締役がその部会長となる
東京NBC 地方創生研究部会(2022年)
https://www.nbc-world.net/committee/2022/chihou-sousei_22list
https://archive.md/7QxNV(魚拓)
東京NBC 地方創生研究部会(2023年)
https://www.nbc-world.net/committee/2023/chihou-sousei_23list
https://archive.md/ynHSu(魚拓)
東京NBC 地方創生研究部会(2024年)
https://www.nbc-world.net/committee/2024/chihou-sousei_24list
https://archive.md/HykgV(魚拓)
2024年1月19日
石丸伸二氏と東京ニュービジネス協議会の会長がWEBで会合
2024年8月30日に公開された石丸伸二氏をモデルにした劇映画「掟」のプロデューサーも同席
※株式会社クリーク・アンド・リバー社の代表取締役会長である井川幸広氏は、東京ニュービジネス協議会の会長でもある
※これが私が調べた中で、石丸伸二氏と東京ニュービジネス協議会との直接的な関わりが確認できる最も古い資料です。
もしこれより前の関わりを確認できる情報をお持ちの方は情報提供頂けると大変助かります。
2024年2月7日
石丸伸二氏が東京ニュービジネス協議会が主催した『石丸市長(広島・安芸高田市)特別講演・地域課題プレゼンテーション【地域課題解決大会議】』で講演を行う
安芸高田市 これまでの市長の動向 2024年2月分
Youtube 東京ニュービジネス協議会@TokyoNBC
2024/03/07 17:00
◆広島県安芸高田市長 石丸伸二氏 東京NBCに来臨!!『特別講演・地域課題プレゼンテーション【地域課題解決大会議】 』開催レポート
※動画をダウンロードしてバックアップ保存済(2024年9月30日時点)
※2:55頃より株式会社gr.a.mの代表取締役がインタビューで石丸伸二氏を応援したいと思う旨を答えている様子が確認できる(2024年9月30日確認)
※これが私が調べた中で、石丸伸二氏と株式会社gr.a.mとの直接的な関わりが確認できる最も古い資料です。
もしこれより前の関わりを確認できる情報をお持ちの方は情報提供頂けると大変助かります。
2024年4月3日
株式会社gr.a.mがMediall(メディアール)の『自治体アカウント』サービスを開始
PR TIMES 株式会社クロス・マーケティンググループ(2024年4月3日)
自治体の地域ブランディングを強力にサポート! 地方創生メディアMediall「自治体アカウント」サービス開始
2024年4月17日
石丸伸二氏が安芸高田市長時代に広島県安芸高田市と東京ニュービジネス協議会との間で包括連携協定を締結
一般社団法人東京ニュービジネス協議会(2024年4月19日)
『安芸高田市との包括連携協定を結びました』
安芸高田市(2024年4月22日)
市長定例記者会見発表資料PDF『一般社団法人東京ニュービジネス協議会との協定締結』
2024年4月26日~27日
東京ニュービジネス協議会の希望した会員企業が参加する「安芸高田市視察ツアー」が行われる
安芸高田市「広報あきたかた」 2024年7月号 P8-9 国保だより、東京NBC視察、ハイスクール、中学校統合
Youtube 東京ニュービジネス協議会@TokyoNBC
2024/05/30 18:41
地域課題解決を東京NBCと共に!経営者の力と地域の力を連携して地域活性化を目指し、東京NBCが安芸高田市に現地視察訪問しました。
※動画をダウンロードしてバックアップ保存済(2024年9月30日時点)
※この動画の中で株式会社gr.a.mの代表取締役の姿を確認(2024年9月30日時確認)
2024年5月7日
安芸高田市が「広報あきたかた」2024年4月号をアップロード
その中で『東京NBCの完全なご厚意による取り組みで、事業の推進は市の財政支出を必要としない前提となっています。』と安芸高田市の政策企画課企画調整係は説明している
2024年5月17日
石丸伸二氏が東京都知事選へ出馬を正式表明
中国新聞(2024年5月17日)
『都知事選立候補、石丸氏が正式表明 広島県安芸高田市長』
2024年5月20日
石丸伸二氏が6月9日付で安芸高田市市長を辞職する旨の「退職申出書」を安芸高田市市議会議長に提出
中国新聞(2024年5月21日)
安芸高田市の石丸市長が退職申出書提出 6月9日付で辞職へ
2024年5月22日
株式会社クロス・マーケティンググループがニュースリリースで株式会社gr.a.mと株式会社CAMPFIREがパートナー契約を締結したことを発表
CAMPFIREがクラウドファンディングのノウハウを提供し、Mediall(メディアール)の地域ライターコミュニティ及び発信力を活かすことで、地域課題の解決に向けた取り組みを行う旨を発表している
また2024年7月中旬に安芸高田市でクラウドファンディング活用の説明会が実地される予定を発表した
※2024年10月1日時点で私が調べた限りでは、この説明会が行われたという報道や情報はない
※2024年10月1日時点で私が調べた限りでは、この説明会を受けたと思われる個人や組織がCAMPFIREで公開しているプロジェクトは存在しない
2024年6月9日
石丸伸二氏が安芸高田市市長を辞職
2024年6月17日
Mediall(メディアール)上にMediall運営が都知事選についてソーシャルリスニングという方法で調査したという内容の記事が公開される
東京都知事選挙2024|地方創生エゴサーチ
東京都知事選挙2024|地方創生エゴサーチ(2024年6月17日時点の魚拓)
※1.この記事自体には問題はないが、Mediall運営が6/17時点で都知事選を意識していたこと、都知事選前にSNSを使って事前調査を行っていたことがわかる
※2.記事のまとめ内で石丸伸二氏を『・若手の石丸伸二元高田市長の出馬は好意的に受け止められている。』としてただ一人プラスイメージで挙げている
2024年6月20日
2024年東京都知事選挙 告示日
※6月20日から7月6日(投票日前日)まで選挙運動期間となる
2024年6月25日(火)
安芸高田市のHPに東京ニュービジネス協議会の会員企業である株式会社gr.a.mが運営する地方創生メディアMediall(メディアール)上に地域の魅力を伝える記事を書くライター募集ページが掲載される
※1.このライター募集ページが掲載された時点で、株式会社gr.a.mは安芸高田市から『市のHPにライター募集ページを掲載される』という便宜供与を受けている状態となる
※2.安芸高田市と東京ニュービジネス協議会の包括連携協定の枠組みの中で安芸高田市が株式会社gr.a.mと連携すると明言されている
2024年6月28日(金)①
メディアールの中に、これから安芸高田市と連携を行い地域の魅力を発信を行うはずの『安芸高田市の公式自治体アカウント』が作成される
※メディアールの『安芸高田市の公式自治体アカウント』は、『Mediall公式自治体アカウント作成サービス』を使って作成された、安芸高田市と株式会社gr.a.mが連携して管理運用を行うはずのアカウント
Mediall(メディアール)安芸高田市の公式自治体アカウント(9/2削除確認済)
Mediall(メディアール)安芸高田市の公式自治体アカウント(2024年6月30日時点の魚拓)
※1.2024年6月30日~8月5日の私の目視確認の時点まで、『安芸高田市の公式自治体アカウント』には問題の応援記事だけしか掲載されていなかった
※2.9月2日、安芸高田市の公式自治体アカウントが削除されたことを確認
Mediall(メディアール)Mediall公式自治体アカウント作成サービス
Mediall(メディアール)Mediall公式自治体アカウント作成サービス(2024年4月8日時点の魚拓)
※Wappalyzer というWebページで使われている技術やCMSやサービス表示してくれるアドオンで確認すると、メディアールはWordPressで構築されていることが確認できる
メディアールはWordPressかその拡張機能により、公式自治体アカウントの作成・管理・運用を行っていると思われる
2024年6月28日(金)②
メディアールの『安芸高田市の公式自治体アカウント』及び『安芸高田市専用ページ』に、東京都知事選の選挙期間中にも関わらず、石丸伸二氏の実績と紹介と応援する内容の問題の応援記事が公開される
Mediall(メディアール)躍進する安芸高田市|石丸伸二氏が切り拓いた地方創生の新たな道(2024年6月28日時点の魚拓)
応援記事の問題点①
『筆者も広島県民として、石丸氏を応援しています!』とはっきりと石丸伸二氏を応援する内容が書かれている
『2024年7月7日、東京都知事選の決着がつきます』などと記述されていることから、この記事が都知事選を意識して書かれてることは明白である
応援記事の問題点②
記事公開時点(6月8日)から応援記事内の画像のファイル名に「東京都知事選」が使われている
ファイル名を付けた者が石丸伸二と東京都知事選を意識していたことは明白である
2024年6月28日時点の魚拓
https://web.archive.org/web/20240628093032im_/https://mediall.jp/wp-content/uploads/2024/06/石丸伸二_東京都知事選③.jpg.webp
https://web.archive.org/web/20240628093032im_/https://mediall.jp/wp-content/uploads/2024/06/石丸伸二_東京都知事選④.jpg.webp
https://web.archive.org/web/20240628093032im_/https://mediall.jp/wp-content/uploads/2024/06/石丸伸二_東京都知事選①.jpg.webp
※2024年9月27日時点でも確認
https://mediall.jp/wp-content/uploads/2024/06/石丸伸二_東京都知事選③.jpg.webp
https://mediall.jp/wp-content/uploads/2024/06/石丸伸二_東京都知事選④.jpg.webp
https://mediall.jp/wp-content/uploads/2024/06/石丸伸二_東京都知事選①.jpg.webp
応援記事の問題点③
応援記事に使用されている画像は、市役所内での石丸氏と議会関係者との記念撮影画像(上から1番目)や、講演会と思われる場の壇上での自撮り画角の画像(上から2番目)や、街宣する石丸伸二氏の画像(上から3番目)など、石丸伸二氏本人か石丸氏に近い関係者(石丸伸二後援会関係者や安芸高田市職員や写真撮影業者など)でないと入手することができない画像が使われている
応援記事の問題点④
応援記事内の石丸伸二氏関係なく安芸高田市を紹介している箇所は一部だけであり、大半が石丸伸二氏の経歴と実績紹介と取り組みを紹介するものである。
2024年6月29日(土)
私を含むX(旧:Twitter)ユーザーたちの間で、本記事が公職選挙法違反や地方公務員法違反に該当するのではないかという疑惑が持ち上がる
私が本問題について、当時判明していた問題点や指摘をまとめた内容を投稿
https://x.com/sukonomaru/status/1806954996791222386
2024年6月30日(日)①
安芸高田市長選挙と安芸高田市議会議員補欠選挙の告示日
※安芸高田市も6月30日から7月6日(投票日前日)まで選挙運動期間となる
2024年6月30日(日)②
私が中国新聞、広島ホームテレビ、RCCニュース、週刊新潮の4社へメールやフォームでの情報提供を行う
※この4社が選挙期間中、そして現在に至るまで報じることはなかった
2024年6月30日(日)③
私からの情報提供により、中国新聞記者が安芸高田市に取材を行う
市の担当者は問題の応援記事について知らず、「すぐに対応する」と回答
※選挙後(8月5日)に中国新聞記者との通話により判明
2024年7月2日(火)①
問題のメディアールの石丸伸二応援記事が更新・追記される
更新内容
「応援」が「注目」に変更される
『石丸氏を応援しています!』→『石丸氏を注目しています!』
追記内容
※株式会社gr.a.m関係者かフリーライターか安芸高田市の担当者が記事を更新・追記することで収拾を図ったと考えられる
※「応援」が「注目」に変更されたことから、当時この記事を更新した者は、本応援記事が公職選挙法や地方公務員法に違反している可能性があると認識していたと考えられる
※6月28日時点と7月2日時点の魚拓の文章を比較すると差分を確認可能
私の環境ではWinMergeというオープンソースのWindows用比較・マージソフトで差分比較して確認を行った
2024年7月2日(火)②
追記の記述を確認確認した上で、問題点を改めて指摘する内容の投稿を行う
https://x.com/sukonomaru/status/1808090565936119900
2024年7月4日(木)
安芸高田市のHPに掲載されたライター募集ページが更新される
「協定」が「協力」に変更される
『包括連携協定を締結し』→『包括連携協力に関する締結をし』
↓ 更新(「協定」が「協力」に変更)
※1.6月30日に中国新聞記者が安芸高田市に取材した結果、安芸高田市関係者が事態を把握し収拾を図るために変更したと考えられる
※2.当時このライター募集ページを更新した安芸高田市の作業者または指示者が、既に包括連携協定であることが公表されている、安芸高田市と東京ニュービジネス協議会の「包括連携協定」を「包括連携協力」に変更する権限や資格があるのか不明である
(協定じゃなく協力だからセーフ!という問題ではない。既に石丸伸二前市長が記者会見や報道資料として「包括連携協定」であると公言しており、安芸高田市の広報誌「広報あきたかた2024年7月号」で包括連携協定であること記述され、報道で市民と日本国民に広く周知されている状況である)
※3.記事更新の翌日(2024年7月5日)時点から現在(9月29日)までは変更はないことを確認した
安芸高田市【東京NBC×安芸高田市】安芸高田市の魅力を伝えるライターを募集します!
2024年7月7日(日)
東京都知事選挙・安芸高田市長選挙・安芸高田市議会議員補欠選挙の投開票日
選挙後以降(私個人の情報提供などの動きが主となります)
2024年7月8日
私から藤本えつし新市長の後援会事務所と安芸高田市総務部秘書広報課の両方経由でメール(フォーム)にて情報提供を行う
両者へ電話で受領確認済み
この問題について、対処とその内容の公表をお願いした
2024年8月5日
中国新聞社へ改めて電話で、この件について報道してほしい旨を強く要望
中国新聞記者と通話し、さらにこの記事の前身となる情報をメールで情報提供を行う
しかし現在まで報道されることもなく音沙汰もない
通話の中で、私からの情報提供により6月30日に中国新聞記者が安芸高田市へ取材を行っていたことが判明する
2024年8月14日
私から後援会経由でこの件について、市長や安芸高田市として対応するつもりがあるかメール(フォーム)で質問を行い、後援会経由で「情報提供いただきました案件については、藤本市長を通して市担当部へ伝わっている」「現在、安芸高田市においては、本件を含め、様々な案件についてその対応等を検討中」との回答を得る
2024年8月23日
私から安芸高田市議会事務局経由で安芸高田市議会関係者(議員)へメール(フォーム)で情報提供を行う
同時に本件について市長と安芸高田市側で適切に対処され公表されるか、次回の安芸高田市の議会(令和6年第3回定例会)の場での監視をお願いした
※1.安芸高田市議会事務局から「収受しました。議員には閲覧いたします」との受領確認あり
※2.県外者であり私個人の実名を表に残る形で出したくなかったため、請願や陳情という形はあえて取らなかった
2024年9月2日
安芸高田市の公式自治体アカウント及びその専用ページがMediall(メディアール)上から削除されていることが判明
アクセスするとリダイレクトされてトップページに飛ばされる
Mediall(メディアール)安芸高田市の公式自治体アカウント(9/2削除確認済)
Mediall(メディアール)安芸高田市の公式自治体アカウント(2024年6月30日時点の魚拓)
※安芸高田市公式自治体アカウント及び安芸高田市専用ページには、8月5日に私が目視で問題の応援記事しか掲載されていなかったことを確認しているため、8/5~9/2現在の間に削除されたと考えられる
※藤本市長や安芸高田市側からの指導・指示か、株式会社gr.a.m関係者かフリーライターか安芸高田市の担当者が削除したかのいずれかだと考えられる
2024年9月27日①
本note記事公開
2024年9月27日②
書籍『虚像・石丸伸二研究』の著者である堀治喜氏のX(旧Twitter)投稿により、問題の応援記事問題について安芸高田市と東京ニュービジネス協議会の間で2回協議が行われていたことが判明
その協議について、安芸高田市の担当者は「進展がなく記録を作成していない」と答えた模様
(具体的な日時とやりとりの内容は不明)
※堀治喜氏は『石丸伸二氏が自分の書籍の印税を安芸高田市に入れる』という旨の発言が事実か確認するため、安芸高田市へ情報開示請求などを行っている人物であり、信頼性があると判断し本記事に追加した
2024年10月4日
東京ニュービジネス協議会のYoutubeチャンネルに動画が投稿され、その中で以下の事実が判明
①株式会社gr.a.m代表取締役が安芸高田市と協業という取り組みを認識した上で都知事選で石丸伸二氏を応援したこと
②東京NBCの地方創生研究部会(※株式会社gr.a.m代表取締役が部会長)は井川幸広会長が推進する直轄プロジェクトとして発足したこと
③株式会社gr.a.m代表取締役が安芸高田市と包括連携協定の枠組を認識した上でメディアールのコンテンツづくりに関与していること(お手伝いと発言)
Youtube 東京ニュービジネス協議会@TokyoNBC
2024/10/03 17:00
地域課題を自治体とNBCが連携して解決へ!NBC『地域創生研究部会』が運営メンバーを募集中!【NBC委員会紹介】
※動画をダウンロードしてバックアップ保存済(2024年10月4日時点)
問題点まとめ
●問題の応援記事について
(公職選挙法違反疑惑)
応援記事の問題点①
まず公開日時点(6月28日)で問題の応援記事は『筆者も広島県民として、石丸氏を応援しています!』とはっきりと石丸伸二氏を応援しています。
『2024年7月7日、東京都知事選の決着がつきます。』と記述されていることからもわかる通り、この記事が都知事選を意識して書かれてることは明白です。
そして7月2日に問題の応援記事が更新・追記された際に一部文言が変更され、「応援」が「注目」に変更されました。
このことから更新・追記を行った者(株式会社gr.a.m関係者かフリーライターか安芸高田市の担当者)は、当時この応援記事が公職選挙法や地方公務員法に違反している可能性があると認識していたと考えられます。
応援記事の問題点②
応援記事内の画像のファイル名に「東京都知事選」が使われています。
このファイル名を付けた者が石丸伸二と東京都知事選を意識していたことは明白です。
2024年6月28日時点の魚拓
https://web.archive.org/web/20240628093032im_/https://mediall.jp/wp-content/uploads/2024/06/石丸伸二_東京都知事選③.jpg.webp
https://web.archive.org/web/20240628093032im_/https://mediall.jp/wp-content/uploads/2024/06/石丸伸二_東京都知事選④.jpg.webp
https://web.archive.org/web/20240628093032im_/https://mediall.jp/wp-content/uploads/2024/06/石丸伸二_東京都知事選①.jpg.webp
応援記事の問題点③
また応援記事に使用されている画像は、市役所内での石丸氏と議会関係者との記念撮影画像(上から1番目)や、講演会と思われる場の壇上での自撮り画角の画像(上から2番目)や、街宣する石丸伸二氏の画像(上から3番目)など、石丸伸二氏本人か石丸氏に近い関係者(石丸伸二後援会関係者や安芸高田市職員や写真撮影業者など)でないと入手することができない画像が使われています。
この画像を株式会社gr.a.m関係者とフリーライターが独自で揃えて入手することは難しく、画像提供者が居たと考えられます。
応援記事の問題点④
応援記事内で石丸伸二氏関係なく安芸高田市を紹介している箇所は一部だけであり、大半が石丸伸二氏の経歴と実績紹介と取り組みを紹介するものです。
応援記事の問題点まとめ(公職選挙法違反疑惑の指摘)
応援記事の問題点①②③④から、この応援記事は明らかに広島県安芸高田市の地域の魅力を伝えるための意図を持って書かれておらず、石丸伸二氏が東知事選に出馬することを認識した上で書かれたものとしか考えられません。
この応援記事は安芸高田市が株式会社gr.a.mと連携して安芸高田市の魅力を発信するという目的と異なっています。
東知事選の選挙期間中に、メディアールの『安芸高田市の公式自治体アカウント』及び『安芸高田市専用ページ』に、都知事選の候補者である石丸伸二氏の経歴と実績紹介と応援する内容の記事が掲載されたことは、公職選挙法第221条(買収及び利害誘導罪)違反の可能性があります。
7月2日に問題の応援記事に『本コラムに関して、安芸高田市や石丸伸二氏からの依頼や費用負担は一切ありません』と追記した当事者(株式会社gr.a.m関係者かフリーライターか安芸高田市の担当者)は否定しています。
応援記事掲載前(6月25日)から株式会社gr.a.mは安芸高田市から『安芸高田市のHP上にメディアール上に記事を書くライター募集ページが掲載される』という便宜供与を受けている状態です。
安芸高田市と株式会社gr.a.m関係者がどのようなやり取りや契約を経ているのか外部からはわかりませんが、仮に安芸高田市と株式会社gr.a.mの本契約が結ばれていないとしても、安芸高田市と東京ニュービジネス協議会の包括連携協定により、安芸高田市と協議会会員企業である株式会社gr.a.mが将来的に契約を結ぶことが確実視される関係です。
そのような利害関係と便宜供与を受けている状態でありながら、都知事選の選挙期間に問題の応援記事を掲載したことは、ただの民間企業やフリーライターが勝手にやりましたという言い訳が通用する話ではありません。
金銭の授受がなくとも、便宜供与を受けている場合、公職選挙法第221条(買収及び利害誘導罪)に違反する可能性があります。
社会通念上、地方自治体からHPやSNSなどの運用委託を受けた業者が指示もなく勝手に、他の地方自治体の首長選挙や国政選挙の選挙期間中に公式自治体アカウントに特定候補者の応援する投稿をすることは非常に問題があります。
地方自治体が関係しているという点が、2024年都知事選で発生した公職選挙法違反疑惑の中でも一線を画しています。
これは選挙制度を歪めるだけでなく、関係する地方自治体の信頼を毀損する行いであり、業者だけでなく地方自治体の管理体制まで問われる問題です。
私は本記事の最終的な責任は、フリーライターでも、画像提供者でもなく、最終的に記事を確認・編集・校閲して掲載を行った株式会社gr.a.m側にあると思います。
ライター募集ページの問題点について
(地方公務員法違反疑惑)
安芸高田市に掲載されたライター募集ページは市のHPの編集権限を持つ部署かその担当者か運用業務委託を受けた業者しか掲載・編集を行うことができないものです。
安芸高田市に掲載する募集ページ作成するためには、事前に株式会社gr.a.m側とやり取りして文面を決め、Mediall(メディアール)のライター業務募集ページのリンクとお問合せ先の情報などを株式会社gr.a.m側から送って貰う必要があるため、6月25日以前に安芸高田市職員と株式会社gr.a.m側との間でやり取りが行われた筈です。
一体誰がどの立場で、このライター募集ページを都知事選の選挙期間中に掲載するよう、市のHPの編集権限を持つ者に指示または承認を行ったのかでしょうか?
本当に6月28日にメディアールに掲載された問題の応援記事に安芸高田市の関係者は関わっていないのでしょうか?
(株式会社gr.a.m側が安芸高田市の指示や承認もなく勝手に、メディアールに『安芸高田市の公式自治体アカウント』と『安芸高田市専用ページ』作成し、応援記事を掲載したのでしょうか?)
実態解明が求められます。
※もし仮に安芸高田市の職員が本件について関与や指示を行っていた場合、その職員は地方公務員法第36条第2項に違反している可能性があります。
※仮に不正アクセスでライター募集ページが掲載されたとしても、安芸高田市が現在まで放置しておくわけがなく、ライター募集ページが7月4日に更新され現存していることから、不正アクセスの線はないと考えられます。
6/30の中国新聞記者の取材と7/8と8/14の私からの藤本市長への情報提供により安芸高田市が知らないはずがない状況です。
安芸高田市の対応について
時系列にも記載したように、私は藤本えつし市長・安芸高田市・安芸高田市の議会関係者(議員・議長)へ情報提供を行っています。
藤本えつし新市長には、7月8日の市長就任日から情報提供を行い、8月14日にはこの件について対応し公表するつもりがあるかについて質問を行い、後援会経由で「情報提供いただきました案件については、藤本市長を通して市担当部へ伝わっている」「現在、安芸高田市においては、本件を含め、様々な案件についてその対応等を検討中」との回答を得ました。
市長に就いてまだ日も浅くお忙しいとは思いますが、本件について実態解明され適切に対応し公表されること願います。
2024年8月23日には、安芸高田市議会事務局経由で安芸高田市議会関係者(議長・議員)へ情報提供を行うと同時に、市長と安芸高田市側で適切に対処され公表されるか、次回の安芸高田市の議会(令和6年第3回定例会)の場での監視をお願いしました。
※安芸高田市議会事務局から「収受しました。議員には閲覧いたします。」との受領確認あり
まだ現時点では令和6年第3回定例会の正式な議事録がなく、私は断片的に議会の中継を見ただけですが、本件について議員全員に情報提供をしたにも関わらず、令和6年第3回定例会の場で本件が取り扱われた様子はありませんでした。
残念ですが、後に適切に本件について取り扱ってくださる議員が現れることを願います。
私は情報提供において、全て受理されたかまで確認を取っております。
藤本えつし市長・安芸高田市・安芸高田市の議会関係者(議員・議長)の3者がこの問題を知らないという言い訳はできません。
本件について、安芸高田市で適切に実態解明され、適切に対応され、その内容が公表されること願います。
警察(警視庁)の対応について
本件について、私は地方自治体に関連する公職選挙法違反疑惑・地方公務員法違反疑惑として、警視庁捜査二課と広島県警捜査二課へ情報提供を行っております。
これを警察が見逃すことがあれば、以降の選挙でどの政治勢力でもどの地方自治体でも本件と同様の問題が再発する恐れがあります。
再発防止のためにも捜査を行って頂きたく思います。
本記事についての注意事項
私は都知事選の選挙期間中にこの問題を発見し、X(旧Twitter)上に逐次まとめて公開してきました。
選挙期間中から今現在も、虚偽事項公表罪・名誉棄損罪・侮辱罪にならないよう、事実関係と表現を細心の注意を払って確認の上投稿しております。
本記事の内容はすべて事実ベースに則り記述しました。
私の個人的な考察もありますが、すべて魚拓などの事実を基にしたものです。
私の考えや事実に間違いがあるのであれば事実を持ってご指摘ください。
本件については以下へ通報・情報提供済みです
警視庁捜査二課
東京都選挙管理委員会
藤本えつし市長
安芸高田市(藤本えつし市長経由)
安芸高田市議会関係者(議長・議員)※安芸高田市議会事務局経由
浜田聡参議院議員公設秘書 村上ゆかり様
本記事は誰でも再検証可能なように、Internet Archiveやarchive.todayなどのインターネット保存サービス(魚拓)のリンクを付けることで、当時の応援記事の内容などを確認できるようにしてあります。
本記事の内容は誰でもご自由に引用転載して頂いて構いません。
私からこの記事とその内容に関して金銭や権利を求めること一切ありません。
ただし本記事を改変して虚偽の内容を発信することはお止めください。
ちゃんと自分自身で情報を精査検証し自らの責任を持ってご利用ください。
私は一応念のため、この記事を書いたフリーライターの方も調べましたが、ネット上で調べた限りでは特に石丸伸二氏の熱烈な支持者というわけでも熱心に政治活動をされている方でもありませんでした。
一般的な認識として、フリーライターの立場は記事掲載先の企業より圧倒的に低く、企業から依頼されたら要望に沿う形で記事を書くものだと思います。
問題の応援記事の最終的な責任は記事を書いたフリーライター個人にはなく、問題の応援記事を確認・校閲し都知事選の選挙期間中に掲載した株式会社gr.a.m、そして連携しており監督責任のある安芸高田市にあると考えます。
私は決して、石丸伸二氏・東京ニュービジネス協議会・株式会社gr.a.m・フリーライターの方・藤本新市長・安芸高田市・安芸高田市の議会関係者(議長・議員)とその関係先にご迷惑を掛けるために調べたわけではありません。
なのでこれを読んだ皆様は上記関係先などへのクレームなどの迷惑行為を決して行わないようお願い申し上げます。