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ワンオペ家事を卒業したい!育休復帰に向けて夫婦の家事分担をスムーズに進めるコツ

長かった育休期間。

家のこと子どものことを、当然のことのように一手に担ってきた私。
いわば「ワンオペ家事」と言ってもいい状態。

でも、気づいたらもうすぐ仕事復帰!

もし、このままの家事・育児の負担に仕事がプラスされたら・・・考えただけでも恐ろしい。

とはいえ、このままだと夫にとっては「復帰=妻の問題」になりかねない。

何とかしなくては・・・と思って話し合いを持とうと思うけれど、夫はいつも忙しそう。

復帰までに、ちゃんと話し合いの時間を持てるかなぁ。

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上記は、復帰が迫った多くの育休ママさんからいただくご相談の一つ。

この話をする度に険悪なムードになるので、ついつい復帰後の分担について話し合うのは先送りになってしまう、なんて方も。

ここでは、育休復帰に向けて夫婦の家事分担をスムーズに進めるポイントについて考えていきたいと思います。

1.「どう分けるか」その前に

朝食をどちらがつくるか、保育園の送迎をどっちがやるか・・・そうした家事育児を「どう分けるか」をいきなり話し合おうとしていませんか?


「どう分担するか」の前にやるべきことがあります。

まず一つ目は、「共働きの必要性や仕事への想いを共有する」こと。

そもそも、あなたが仕事に復帰することや共働きの「必要性」をご主人はどう思っているのでしょう。

また、あなたはどうしてその仕事を続けたいのですか。

もしも、ご主人が「家にいて家事育児に専念してほしい」と思っているのだとしたら、分担の話をしてもかみ合いませんよね。

まずは、本当に共働きが必要なのか、お互いの仕事への想いはどんなものか・・・そんな家族としての“根っこ”の部分を確認するところから始めてみませんか。

それが確認できたら、二つ目は「復帰後、どんな家族でいたいかの目標を共有する」こと。

あるご家庭では、ご夫婦で話し合って「復帰しても笑顔のある家族でいたいね」という目標設定したそうです。

すると、笑顔でいるためには誰か一人に負担がいくのはよくないとなるわけで、「俺ももう少し動くようにするよ。」と自然に歩み寄りができたのだそう。

また、「これだけは譲れない」という希望もお互いに出し合うのも、暮らしに潤いが出て、分担の話し合いも前向きにできそうです。

(例)
夫:週1回趣味の集まりには出かけたい。
妻:土日のどちらか半日一人の時間がほしい。
など。


年齢によっては、お子さんも交えて家族皆で、復帰後の生活の変化について理解し、目標設定するのもいいですね。

2.現在の状況を「見える化」

その上で、お互いに気持ちに余裕のある日を設定(予告&約束)をして、分担の話し合いをします。必要性が共有できていれば、すんなり話し合いの席についてもらえるはずですね。

話し合いのポイントは、「感情的に話さない」こと。

「わたしばっかり!」という感情から入るのではなく、現状を「見える化」しましょう。

毎日の家事育児にはどんなものがあり、現状は誰が担っているのか、まずは事実を把握するのです。

このように、色別にしたら一目瞭然ですね。

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すると、意外と「そんなものもあったのか!」という家事にも気づけたり、物理的に「こんなに多ければ負担が大きいよなぁ」ということも理解できたりするはず。

過去の受講者様も、「この表をたった一つ介在させるだけで自然と自ら引き受けてくれました!」という声が非常に多かったです。

3.「得意」や「こだわり」を生かして分ける

そして、実際に分ける場面では、お互いの「得意」や「こだわり」を生かしましょう。

そもそも、5:5に分けるための分担ではなく、1で考えた「復帰後の家族の在り方」を達成するための分担のはず。

であれば、5:5にこだわるあまり、わざわざ苦手なことを割り振るというのも、もったいないですね。

また、洗濯の干し方や畳み方など、こだわりが強くて相手に文句をつい言いがちな家事については、自分でやった方がよいかもしれません。

それぞれの家事への「好み」「得意不得意」「こだわり」などを考慮し、分担するといいでしょう。

もちろん、分担をきっちり決めずに、全ての家事をどちらがやってもできる状態にしておくというのが理想的ではあります。

ただし、ベースを決めておかないとスムーズに動けないようであれば、「基本は私(配偶者)」というように、ある程度決めておくことをお勧めします。


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終わりに

仕事復帰は、復帰する本人だけの問題だけではありません。

家族全体の課題ととらえ、チーム家族で準備を進めていきたいですね。



育休からの仕事復帰や教員の方の仕事について、相談対応しています。




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