今一番フィギュアがほしいキャラクター、タローマン
タローマンにはまっている。
太陽の塔をモチーフにしているタローマンが、岡本太郎作品がモチーフの怪獣と戦ったり、もはや戦ったのかよくわからなかったり、「芸術は爆発だー!(岡本太郎の声で)」と熱い決め台詞をおみまいする、予測不能な6分間の特撮番組である。
この作品の何がすごいって、6分間で岡本太郎自身の言葉や作品への思想をほどよくでたらめに、かつ、とても綺麗にまとめてくれているところだ。
あえて今時の言葉を使うと、落とし込みがすごい、というやつなのだと思う。
映像は、なんだこれは、という岡本太郎の肉声で始まる。
この肉声がまたいい味を出していて、太郎先生にしか出せない声色。
オープニングテーマでは岡本太郎の言葉たちをそのままうまく歌詞にしている。
べらぼうなゆめはあるか?
でたらめをやってごらん
じぶんのなかにどくをもて
じぶんの運命(さだめ)にたてをつけ
うまくあるな きれいであるな ここちよくあるな
マイナスにとびこめ タローマン
すげー!(語彙力)
ぜひとも二番も聴きたいし、カラオケで歌いたい(探せばあるのだろうか)
ウルトラQのような怪獣もすべて岡本太郎の作品、にもかかわらず何故かしっくりくる。タローマンの造形もキモかわいらしい。
細かいところまでつくりこまれているので、何度見ても飽きない。
後半のサカナクションの山口一郎がタローマンの愛を語るパートも面白い。
タローマンっていったいなんだ?と少しでも思った方は、とにかくネタバレを読まずに今すぐ「タローマン 放送予定」で検索してほしい。
まだまだ間に合うので、なんだこれは!を一緒に体感しましょう。
くらいのパトロンになりたいという奇特な方がいらっしゃいましたら、よろしくお願いします。その際には気合いで一日に二回更新します。