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地獄の婚活ロードの始まり


私が婚活を本格的に始めたのはかれこれ6年前の、2015年。
社会人になり多少の金銭的余裕ができたため、当時爆発的に人気だった乙女ゲームのうたの☆プリンスさまっ♪に明け暮れる一方で、現実世界では関ジャニ∞を追っかける、浮かれポンチな日々を送っていた。

そんなオタ活に精を出していた私が婚活を始めたきっかけは、結婚以外で、実家を出ることができないと悟ったからである。

などと言うと、「実家なんて勝手に出たらいいじゃん」と言う人が多い。が、しかし、そうすると家族のアフターフォローはいったい誰がやってくれるんだ。私だって家族のことで困ってはいるが、縁を切りたいわけではない。(この詳細はそれほど重要な話ではないので、家庭にはそれぞれ色々な事情があると思ってもらいたい)

何としてでも実家をでなければ。
大学のときは付き合っている人がいたけれど、社会人になってめっきり出会いはなくなってしまった。

※それは就活に失敗したせいでもある。

就職先には恋をしたいなと思えるような人は既婚者以外一人もいなかった。

https://note.com/sukinosoko/n/nefbb8f205674


焦った私は合コン、街コン、婚活パーティーなどありとあらゆる手段に手をだした。

地方住みなので、男性から「あの街コンにいましたよね」と言われることもあり、世間の狭さがいやになったときもあった。(だいたいそんな時は、えっ、会ったことありましたっけー?とすっとぼけていた)

友人からの紹介はかなり難しく、なかなか紹介はしてもらえなかった。

というのも、友人もどちらかというとオタク気質な女の子が多く、男女混合でキャッキャッと言っているタイプではなかったのだ。

くらいに紹介するぐらいなら、私が付き合っていると言われることもあった(ごもっともな意見である)

ちなみにコロナ禍における出会いの定番となった、マッチングアプリはというと、2015年時点で私は一度も登録したことがなかった。

今や業界最大手となった、pairsでさえ、体感でしかないがこの頃はまだそれほど流行していなかったように感じる。アプリをやっている友人もいなかった(秘密にしていなければ)

ちなみに、pairsのサービスが開始されたのは2012年10月だそう。この10年間で他社を圧倒する、驚くべき急成長である。


さて、色々な手は尽くした。

それでも、恋人としてはまあ良かったとしても、いつか結婚したいと思える人は現れない。
何様だと思われそうだが、当時26歳で、同世代で独身の友人は、まだ誰も婚活なんてしていなかったので選ぶ権利があると信じていた。(今の時代は26歳でも遅いのかもしれない)

結婚相談所へも登録した。私がほぼ最年少だったと思う。相談所に対して、真面目でそこそこ稼いでいるが見た目に自信がない人が来るところという偏見を長年持っていた。しかし実際そこには「親に言われて登録した」「仕事に夜勤があり出会いが少ない」という人が多かったように感じる。

振り込んだお金は勉強代にはなったが、出会いのきっかけには一切ならなかった。

結婚と恋愛は別である。
金銭的に余裕の無い人とお付き合いはできても結婚はできない。私が逃げ恥のゆりちゃんレベルに稼いでいたら、それもありかもしれないが、その頃最初に就職したところが辛くなり事務のパートをしていたので何としても生活力のある人を発掘したかった。

恋愛の先に結婚があるとは到底思えなかった。

そんな私が2016年、アプリを最高3社使い回すアプリ芸人になってしまった話はまた明日。


くらいのパトロンになりたいという奇特な方がいらっしゃいましたら、よろしくお願いします。その際には気合いで一日に二回更新します。